自分のこと出来損ないと思っていても
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いきなりですが
あなたは自分が好きな人ですか?
多分、声を大にして「自分が好きです」って言える人は少ないと思います。
当然、僕もです。
人生経験のある人はそう思うと思いますし、その通りです。
ただそんなこと言われても
と思っていました。そして何を経験するにしてもそこから動けない自分がいる。
そしてそんな自分の行動を制限するものの正体も分からない。苦しい。苦しいな。
それを自覚させてくれたのは、旅中に山梨のゲストハウスで出会った人でした。(以下その人をAさんと呼びます)
Aさんはたまたまゲストハウスの共用スペースに居ただけの本当に赤の他人でした。
だけどパッと見すごく話しやすそうな人だと思ったから、思わず声をかけました。
案の定Aさんはすごく話しやすかった。そして4人の子供を育てた母の強さと優しさがある人だった。そんな人だったからこそ
「自分のことが好きになれない」
という長く続くその苦しみのことを話したいと思ったのかな
話の勢いが止まらず、身の上話をだんだん語るようになりました。
ここから少し過去の話にはなります。(打ち明けるのに少し勇気はいるんですが、、書きます。)
大学1回生の頃、僕はミスタードーナツで初めてのバイトをしていました。
それ以来どこで働いても、何なら働いてなくても何か失敗したら「その時のできなかった自分」がずっとリマインドされ続けました。
そんな思い込みが自分の頭の中で5年以上も続いて
その結果何をやっても続けられず、怖くなって逃げて、結局上手くいかなくて
何も踏み出せない自分のことすっごく嫌いでした。
そんな何も出来ない自分なのだから、人間らしく感情を抱く意味はない。
だから怒ることも悲しむことも笑うことも封じてしまいたくなりました。
24歳になった今でも、感情を表現することが苦手です。
人前で泣くことはもちろん出来ないし、怒っててもその感情をハッキリ出すことが出来ないし、心から笑い、誰かのことを思う瞬間もほぼない。
そんな話をAさんにしました。するとAさんは
Aさんからそう言われハッとしました。
初めて心からそう思いました。
だから結局自分で自分を苦しめてた。でもそれは誰も幸せにならない。
まだどこか素直に感情が出てこない自分がいるのですが、心が動きました。
何度も言い聞かせる。何度だって
そしてAさんと、いつも僕と仲良くしてくれてるみんな、これを読んでくれてる人たち
あなたたちのおかげで今の元気な僕がいます。
「本当にありがとう」
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