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最初から、鍵なんてかかっていなかったのだ

いつかここで書いてみたい・・・と、まだライター経験すらなかった数年前から憧れを抱いていた媒体がありました。
小学館の「和樂」。


キャッチフレーズは「日本文化の入り口マガジン」。
日本美術、工芸、芸能、茶の湯、食などを中心に日本文化全般を独自の切り口で扱う媒体です。


念願叶って、この7月からweb媒体「和樂web」で私も執筆させていただくことになったのです。(嬉しい・・・)

そして先週、はじめての記事が公開となりました!

と言っても、この記事は日本美術の記事ではありません。だけど個人的には、和樂に通じる内容だなと思って提案した企画でした。

日本文化の入り口マガジン」というフレーズの通り、なかなかハードルを感じることの多い日本のあれこれに興味を持つ機会や、足を踏み入れるきっかけを作ってくれる和樂。
今回の記事で紹介しているワークショップも、ハードルを越えるヒントにたくさん気づかせてくれるものでした。ワークの手法で日本文化を覗いてみるのも楽しそう!と期待が膨らんだのです。

難しい・・・とか、自分に合わないって思っていることも、先入観なしに感じてみると案外その面白さに気付けたり、たとえ結果として自分に合わないとわかったとしても、もうそれ自体が大発見!私はそう思っています。
(自分の興味軸や感性を明らかにしていく、「好き!」を見つけて楽しむには、「そうではないもの」に気づくのって案外重要だし、世の中には様々な美がある。いろんな感性の人に出会えると世界が広がって豊かになれると思うのです。)

それを知るためにも、思い切って扉を開けてみることって大事だなぁなんて思っています。

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実は、とてもとても恐れ多いと思っていた和樂へのエントリーにも、そんなところがありました。勇気を出して恐る恐るのエントリー&編集部からお返事がいただけて歓喜のち緊張...で面談へ出かけたら、あたたかくてとても自由な場が広がっていたんです。

こちらが勝手にビビっていただけで、門は広く開かれていたんですね。

和樂らしい企画を出さねば...とあれこれ考えを巡らせていたら「あなたの思う(好き!でも気になる!!でも・・・なんでも!)日本文化の入り口を好きなように書いてください」という言葉をもらいました。
専門性に乏しい私にも、いやそんな私だからこそ書ける企画がきっとある!書きたいことがたくさんある!と、ただ憧れていた時よりも、ワクワクが膨らんでいます。

和樂の編集部は、とても真面目でひたむきなのと同時に遊び心にあふれていて(「楽しいところに人は集まってくる!」「真剣にバカバカしいことをする!」という考え**が和樂にはあるのですが、まさにそれだ!という感じ)、とても刺激的です。

**私が和樂を一層好きになるきっかけとなった、インタビュー記事。
ここに登場する、和樂が大切にしていることが私は大好きなんです。
https://kurashicom.jp/1045

読者とともに日本文化を遊び、楽しむ場。
私自身もっと楽しんでいきたいなと思います。

※ちなみに、現在もライター募集中ですぞ!
一緒に日本文化の入り口を盛り上げたい方はぜひ〜!


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(facebookに投稿した、私の和樂おすすめポイント) 
 
和樂を初めて見たのは書店をぶらぶらしていた時のこと。
美しい表紙に惹かれて手に取って、読み始めたら・・・
そのぶっ飛び加減に「なんじゃこりゃ!?」って慄いた雑誌でした。

知性とリスペクトのある絶妙なさじ加減で、遊び心満載の視点で国宝や重文をイジったり、茶の湯で遊んだり、古典芸能を楽しんだりしていて、日本文化ってこんなに面白いんだなぁこんな風に楽しめるんだなぁって気づかせてくれるんです。

阿修羅像をイケメンって呼ぶくらいのことは朝飯前。クリムトと春画が対決してたり、茶の湯の企画でボブディランが登場したり(その全てに本質的な納得感がある)、縄文土器のカップヌードル クッカーを作った犯人(?!)も和樂です。


紙の和樂は「我が家一、捨てられない雑誌」になっています。
(美しくて何度も眺めたいし、何度も読み返したくなる。紙の雑誌であることの意義を感じる。オリジナル付録も素敵なのです。)


web版は、今年の春にリニューアルして、いろんな書き手が自分の切り口で自由に日本文化の面白さや魅力を伝える記事がどんどん書かれています。加えて、SNSでの発信で編集部の方々の人柄が伺えて、ますます好きになりました。

私は好奇心で日本文化の入り口をこじ開けていく記事や初心者が怖がらずに中身を覗ける機会を紹介していけたらと思っています。
&和樂のnoteでコラム的なものも書かせていただけることになったので、こちらも公開になったらまたご紹介させていただきますっ!!ふんがっ!

和樂のnote:https://note.mu/warakumagazine



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