「やりたい仕事」より「出会えるツール」を。
やあ、ひさしぶりの三連休。
自由業なので、その〜なんと言いますか、休みをどうするもこうするもわりと自由ではあるんすけど、自由業はスキマ産業に乗っかってることも多いわけで、はっきりとわかりやすく境界線のある仕事をしておらず、毎日のように「あああれやらなくちゃ」が思い浮かんでは、貧乏暇なしの日々を送っているんです。あ、もちろん、それはボクに限った話だとは思うんすけどね。
つまり何が言いたいかと言うと、意識を意思を強く持って動かないとーーー流されるがままに動いていると、自由業のくせに不自由な気分しか味わえないわけです。
その点、今回は、基本しなくちゃいけないことは一つもなしに、むしろこのタイミングで手を付けておきたいことを「えいやっ」と進めておけるような状況なわけで、心に荷が一つもなくとてもとてもスッキリとすがすがしい。
自由業だからこそ“休み“をとる意識は強く持たんといけないよなあ、と、気づいては忘れてを繰り返して、年に数度は痛感するやつがまたこ3連休にやってきたわけです。
で、超久しぶりに自分で自分を休んでいいよとお誘いできるこの3連休に何をしてるのかと言うと、広島県に来てます。
江田島と広島に会いたい人がいたので、この機に行っちゃおうというノリで計画した遠出。よくよく考えてみれば、ちょくちょく足を運んでいた東京や京都を抜かせば、2年振りの遠出じゃないか、と自分でもちょっとびっくり。
数年前までは取材を名目にいろんなところに出向いていたから、動きまくってた感はそこそこあったし、SNSまわりの知り合いもそういう印象を持っていたんじゃないかと思う(それを引きずって、今でも「今どこいんの?」という第一声のコメント・メッセージをもらうこと多数!泣)
さて、初日の9月14日は鳥取大山を出て、米子〜広島間の高速バスに揺られ、広島駅へ。そっから、路面電車に乗り換えて、広島港(宇品港)着。ひさびさに乗るフェリーで江田島へ。
離島出身なので、その懐かしさからか、フェリーは妙に興奮する。フェリーもいつぶりだっけか。
島コン取材で行った三宅島以来な気がするから、約3年振りくらいになるんか。わりと空いたなぁ。あ、それと同時に思い出したのが、尾道に初めて行ったときに見た船の着港風景だ。
船の到着前から原付きのおじさんや自転車乗りの中高生が待ち構えていて、船が着くと同時にわーっと車をはじめとしたタイヤがつくものすべてが勢いよく船から飛び出てくる。静かになったかと思えば、今度は一斉に、船を待ち構えてたおじさんや青春真っ盛りのボーイズアンドガールズが船に乗り込んでいく。圧巻の光景だった。
同じ国の海のそばで育っても文化には幅があって、船という乗り物との関係性が違うんだなぁ、と思い知らされた瞬間だった。一日二便しか出ておらず、しかもわりと大きめの船なもんで「本島へ行くぞ!」と意気込むようにしか乗船できなかった自分とは違うあの感じ。さらりとしなやかに、さも当然のごとく船に乗り込んでいくあの感じ。
ああ、あれに似てるのか。沖縄から上京したてでまだ電車に乗り慣れておらず新宿駅でうろたえていたときに、東京出身であろう未来のモダンシティボーイである中高生たちが迷うことなくスッと電車に乗っていくあの感じに。慄いたというか、憧れてしまったようなあの感じに。自分の生まれ育った土地を恨んでジェラってしまったあの一瞬のつまらない感情に似ていた。
あ、なんでこんな脇道逸れちゃったんだっけな。ひさびさの移動記でも書いてやろうと思ってたのに。とりあえず今日はここまでで、明日から気が向いたら書いてみようか。
さて、こっからが本題というか、今思い付いたから本題として書くことにします。自由業うんぬんの話を書くなかで、「仕事ってなんだったっけ?」をあらためて考える機会があったのを思い出した。
先日、同じく自由業をしている友人が、大山町に来てくれた。今取り組んでいるプロジェクトのパートナーとして関わっている彼は、雑談がめちゃくちゃうまい。
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