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自社独自のマーケティング戦略を創出し続けるマーケチームを形成しよう【第13回利益を生み出すマーケティング】

本記事はエイドリアン・スライウォツキー著「ザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのか」をマーケティングに応用した内容となっています。
利益アップにつながらなければマーケティングに価値はない。「利益を生み出すマーケティング」というタイトルで、利益につながる実践的なマーケティング手法を紹介しています。
第13回は「ニッチな市場を深く掘れ-専門品利益モデル」に基づいたマーケティングを紹介します。
専門品利益モデルとは、要約すると
①汎用的な製品に力を入れすぎない
②ニッチで専門性のある製品に注力する

という2つで構成されています。これを現代マーケティングに応用して説明します。

一般的なマーケティング手法ばかりに手をかけ過ぎない

日本でマーケティングという言葉が普及して長く、多くの企業が「自社も他社のようにマーケティングにお金をかけて売上を高めたい」というニーズを抱えています。しかし、そこには落とし穴が潜んでいます。それは
「多くの競合も同じようなマーケティングに取り組んでいる」
ということです。多くのマーケティング手法が一般化しているため、例えばSEOで上位に食い込もうと思うとかなりのパワーが必要になってきますし、SNSのアカウントもゼロから大きくするには上手なコンセプトや戦略が必要不可欠になります。
このような状況において、マーケティングはお金をかければかけるほどうまくいくものではなくなっています。WEB・SNS集客だけに力を入れてやり抜いたとしても、上には上がいて、資金と労力だけが垂れ流されていくという結果になりかねません。
今、日本でマーケティングを行うとすれば、一般的な手法は以下の通りになります。
・LP(ランディングページ)を起点としたWEB集客
・SNSを運用することで見込み客を獲得するSNS集客
・ポスティングやチラシを活用したアナログ集客
・リスティング広告、SNS広告、その他広告を活用した集客

もし貴社がこれら4つのマーケティング施策しか行っていないなら、それは失敗する可能性を孕んでいます。一般的なマーケティング手法だけに囚われないようにしてください。

自社独自のマーケティング戦略を創出する

第13回挿入画像

一般的なマーケティング手法への支出を減らしたあと、浮いた予算で何をするべきかというと、専門品利益モデル②「ニッチで専門性のある製品に注力する」を応用して「自社独自のマーケティング戦略の創出に注力する」ということになります。
自社独自のマーケティング手法とは、例えばスターバックスの
「47JIMOTO フラペチーノ®️」
が記憶に新しいと思います。これは47都道府県ごとに異なる味わいのフラペチーノが提供されるという新たな試みで、様々な分野で見事に話題となり、大成功を収めました。47都道府県で47種類提供するという戦略は一般的なマーケティング手法では出来るわけもありません。このような新たなマーケティング戦略を考え出すことに、社内の重要なマーケティングリソースを割くことで、大きな利益を生み出すことが出来るのです。
「とはいえ、一般的なマーケティングで社内リソースは手一杯である」
という方も多いと思いますが、そこに社外のリソースを活用することが、2020年代のマーケティングで新たな鍵となってきています。
WEB集客やSNS運用は社外リソースを活用し、自社独自のマーケティングは自社製品を一番よく知る自社のマーケチームでやり抜くというアプローチです。弊社のマーケティング支援サービスOmniDXはそのような活用をしていただきたく、安価で一般的なマーケティングの丸投げを出来るように設計しています。
社内のマンパワーで、「ニッチで専門性の高い」自社マーケティング戦略に知恵を絞って取り組んでください。

まとめ

今回は「専門品利益モデル」に基づいて、現代マーケティングのリソースの使い方をメインに紹介しました。ポイントをまとめると以下の2つになります。
・WEB/SNS集客・広告や旧来のアナログ集客・広告に手間をかけ過ぎない
・自社独自のマーケティング戦略創出に全力で取り組む

マーケチームのリソースの使い方を変え、独自性が強く競争力の高いマーケティングを実践していきましょう。

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