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運が悪い?ご縁がない?

人が二人以上集まると組織になるということをどこかで聴いたことがありますが、本当にそのとおり。会社であれ趣味のサークルであれ、いつの間にか上下関係が出来てそれがストレスになっていませんか。

席の隣り合った同僚同志が、片方が年上だったっり少し仕事が出来るとなぜか一方が指示したり注意をしたりする役割になり、もう一人は従うほうになり言葉遣いまで敬語を使うようになったりします。グループであれば、まずはリーダーを決めるところから始まりますが、でも自分たちで決めたリーダーなのに不満な人がいるのが常です。ましてや最初から上司であればなおのこと。上司と部下は選べませんからね。

仕事の場でパワハラがなかったとしても、そのリーダーに従いたくない、と言う気持ちがある場合、たいてい、個人的な好き嫌いやその人が尊敬できない、その人の進む方向に納得できない、というような理由があがります。だったら自分がリーダーに立候補すればいいのになかなかそうも行かない。自分が納得していない仕事をするほど、つまらないことはない。私自身、会社員生活を振り返るとこのストレスが一番大きかったと思います。

「こんな上司の下なんて運がわるいなあ」「なかなか良い同僚に恵まれない。ご縁なんてないなあ」そう思いたくなる時、しばしばありますよね。

先日、転職活動中の方のお話を聴きました。学校を卒業してから5,6社転職しているのですが、その都度、気の毒なくらい不運な目に合っている方でした。上司に問題があったり会社に問題が起こったり、話を聴くこちらも辛くなるほど。都度その方は努力して切り抜けようとして結果、失礼ながら転がり落ちていくように見えました。

「ついていない人もいるものだ」最初はそう思ったのですが、だんだんとお話を聴くうちに自分で同じパターンを選んでいるように思えてきました。というのは、その方のなかで既に「運が悪い」ストーリーが出来てしまっているからです。

人生長く生きていると、苦い経験をしたことが自分にプラスに作用する日が必ず来ます。どんな形から人それぞれ。結果、運が良かった、と思える日が来ます。しかし、この「運が良かった」と思えるかどうは自分の生き方、自分の人生の受け止め方にかかってくるのではないでしょうか。最後まで「運の悪い人で終わるか」「良いご縁がもらえない人で終わるか」は自分次第。

そう思えば、ちょっとやそっとの不愉快なことは、スルー出来るかも。      By Yayoi





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