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#森保ジャパン
コロンビア戦の終盤。中盤をダイヤモンド型に移行した森保采配に抱く根本的な疑問
洗練されたサッカーとは言い難い粗野な戦いぶりを披露しながら敗れたコロンビア戦。後半16分、ラファエル・サントス・ボレのバイシクルシュートで1-2と逆転されると、森保一監督は後半33分、守田英正に代え浅野拓磨を投入した。同時に布陣を4-2-3-1から中盤ダイヤモンド型の4-4-2に変化させる戦術的交代である。
森保監督は変更のあらましを書いたメモをピッチに入る浅野を通じ、ゲームキャプテンの遠藤
サイドバックにMF的な役割を課すサッカーがウルグアイ戦で不発に終わった理由
「サイドバックをいかに有効活用するか。第2期森保ジャパンの重要なテーマ」であるとは、3月15日発行のブログマガジンのタイトルだが、24日のウルグアイ戦では日本のベンチもそれに呼応するかのように、両SB(左・伊藤洋輝、右・菅原由勢)に従来とは異なる中盤的な役割を課していた。
ジョゼップ・グアルディオラがバイエルン監督の時代に、右SBフィリップ・ラームをマイボールに転じるや大外ではなく、守備的MF
日本代表メンバー発表会見で改めて露呈した森保監督の隠しきれない本質
森保監督に限らず日本人監督の多くは哲学を語ろうとしない。哲学を持ち合わせていないのか。語りたくないだけなのか。サッカー監督に必要な要素だとの認識がないのか。理由は定かではないが、この点こそが外国人監督との1番の違いであると、これまで何度か述べてきた。
言い換えるならば、それは色だ。他の監督と自分自身は大きく何が違うかという話である。それさえも曖昧にしたがる。「臨機応変」とは2018年7月、日
日本の3バックはなぜ森保式が大半を占めるのか
カタールW杯。その多くの時間を5バックと言いたくなる3バックで戦った森保ジャパン。その影響力はどれほどかと開幕したJリーグに目を凝らした。2節続けて5バックになりやすい3バックを採用したチームは18チーム中6チーム(広島、名古屋、鳥栖、札幌、福岡、湘南)。1試合の京都を加えれば計7チームで、全体の3分の1強を占めた。前シーズンは柏、降格した磐田もこの中に含まれていた。2分の1に迫る勢いがあった。
もっとみる三笘のスーパーゴールとデルピエーロゾーンが生まれた背景。布陣が選手を作る
レスター戦の前半27分。左のタッチライン際に開いた三笘薫は、ピッチの中央でパスワークに絡んだ左SB(サイドバック)ペルビス・エストゥピニャン(エクアドル代表)からパスを受けた。と同時に、相手の右SBティモシー・カスターニュ(ベルギー代表)と対峙することになった。
この2人はその5分前にも1対1を演じていた。三笘が内に切れ込むと見せかけて縦方向に切り返すと、ベルギー代表の右SBはたまらず置いて
サイドアタッカーが両サイド各2人いない森保J。日本代表はなぜ毎回、同じ症状を露呈させるのか
2018年ロシアW杯。日本はどこが優れていたか。筆者が特筆したくなるのは左サイドにおけるサイドバック(SB)とウイングの関係になる。長友佑都と乾貴士。両者がよいコンビネーションを発揮したことが、ベスト16入りの原動力になっていた。サイドバック(SB)とウイングの理想的な関係を見るようだった。
一方、その4年前、長友佑都が香川真司と組んで臨んだ2014年ブラジルW杯は、逆にその左SBとウイング
結果的に3−4−2−1的な4−2−3−1に陥った森保ジャパン
0-1でサウジアラビアに敗れ、解任すべしの声が高まる中でも、森保一監督は「方向性は間違っていない」と、強気を装った。しかし「方向性」とひとことで言っても、意味は広範囲にわたる。漠然とした具体性に欠ける言葉にしか聞こえない。そこで強気を張られても、議論は噛み合わない。独りよがりの台詞に聞こえてしまう。
森保監督がよく口にする「臨機応変」しかり。具体的なイメージが湧いてこない、分かる人にしかわか