見出し画像

岡山の青江という町で、99歳の田中さんというおばあちゃんに朝の5時からめっちゃ怒られた話


10年くらい前の話になります。


自分の社会人最初の就職先は、地元愛媛県のでっかいショーッピングモールとかスーパーとか、最近だとフィットネスクラブとかやってる会社の子ども服売り場で、ベビー用品担当として、働いていたのですが、


抱っこひもの広告ポップの作成のために、子育てをしたこともないのに、「抱かれる子どもは良い子に育つ」という子育て本を買ったのが、最初の最初の小さなきっかけだったことを、思えています。「あたたかい居場所がふえる。をつくる」の理念の、原点というわけでもないけど、まー最初のきっかけ。



そんで、会社をやめて、とりあえず東京に行こうと思ったときに、自分はちょっとバカだったので笑、歩いて東京に行こうかなと考えました。


というのも、司馬遼太郎さんの、竜馬がゆくとかを読んでいると、日本中を動き回る、この人は、全部、歩いてたんだよなぁとか、思ってしまい、


薩長同盟とか、近江屋事件など、花々しいイベントがクローズアップされがちだけれども、革命の99%は、実際は、たぶんかなり地味な作業の積み重ねだったのかなと、思っています。もうほぼ移動、笑。


そんな気持ち。地味な作業を知らぬものに革命家の資格なし。みたいな変なテンションだったので笑、とりあえず歩いて東京にいこうという考えにいたってしまいました。職場だった高知県から、岡山まで歩いて、あおえ?なんとか公園で寝てたときに、朝の5時とかから、草むしりをはじめた田中さんというおばあちゃんにのべ12時間くらい、怒られたエピソードを書き残しておきます。まじ令和な方のみ。


田中さんの教え
①ご先祖様にご迷惑を、かけたらいけない
②人の役にたってない何かは、苦労とよんだらいけない
③干支で全部わかる笑


5時に、公園の草むしりをはじめるという時点で、おそらく只者ではなかったのかもしれません。そんで、あまりにも、寝てるベンチの横で、たんたんと草むしりをしてるもんだから、手伝わないわけにもいかない空気になってしまいまして、、、


そして一緒に、草むしりをするなかで、休憩がてらにおうちにお招きいただき、お茶をいただき、一泊の寝床をお借りするなかで、記憶に残ってるお話の一部になります。ほんとは、ノートにいっぱいメモしてたんですけど、ノートはこの10年の間に、どこかにいってしまったので、記憶に残ってる3つのみ。


①ご先祖様にご迷惑を、かけたらいけない


もう一緒にいた時間のほどんど、ずっと怒られっぱなしだったのですが笑、これは一番怒られまくったので、すごく記憶に残っています。


「あなたのお母さんが何をどこでやっているのか、知らないけれども、あなたのお母さんの、心配な気持ちが、手に取るように分かります。雨の日の夜とか、あなたがすべてのご先祖に、どれだけの心配、気苦労をかけているか、分かりますかっ!」


みたいな感じで、最終的に、おれの実家に電話をかけて、「今晩は、うちに泊めますので、今日くらいは気をお休めください。明日、東京に、新幹線で向かわせますので」みたいな話を勝手にまとめはじめた田中おばあちゃんでした。

37歳でニートになり、何をやろうとしているのかよくわかないと、100回くらい母親に言わせてる息子は、今でも、ご先祖さま方には迷惑と心配をかけまくっているのだと思います。


が、ご先祖さまに、ご迷惑をおかけしたらいけないという言葉は、もう世の中のあらゆる夢とか理念の、根源のようなテーマだと思ってるので、そういう気持ちでいるということだけ、ご理解ください。ご先祖一同様。。。ご容赦。


②人の役にたってない何かは、苦労とよんだらいけない


これも、めっちゃ怒られたので笑、記憶に残っています。


「あなたバカなの?あなたの若さで、なにを無駄使いしてるの?世の中にはもっと人の役にたってる苦労のかたちがいっぱいあるのよ。あなたのやってることは、心配はかけてても、人の役にぜんぜんたってないから、努力とか苦労とか言っちゃいけないの。いますぐそういうのやめて東京に行くならさっさと行きなさい!」


人の役に立ってないものは。努力とも苦労とも、よんだらいけない。。。これは、あーついらいなーというときに、思い出すことで、やめるべきことなのか、続けるべきことなのか、を判断するときに、たちかえれるいい言葉だなということで、大切にお付き合いさせていただいております。田中さん


③干支で全部わかる笑


「干支がわかれば、だいたい分かるのよ。」


死人数(しびとすう)占いなる、怪しすぎる占いを使いこなすおばあちゃんだったのですが、後々になって死人数ではなく、紫微斗数(しびとすう)占いなるものでした。


紫微斗数占いは、ルーツはちょっと違うものの、四柱推命と同じような、バイオリズムを見える化するタイプの占いのようです。


自分は、直感を高めるタイプの易学占いと、相性を読み解くタイプの宿曜占いが、好きなのですが、占い好きになった原因は、間違いなく田中さんの影響だと思われます。


そのときの占い結果は、ノートと共に消え去ってしまったのですが、婚期がめちゃ遅い、稼ぐけど全部つかう、そして最大のモテ期は70代、と、ろくでもないような内容だったことだけ覚えていますw。


以上。今後、ブログは、2000文字前後に、まとめて書こうかなと、おもてます。ひきつづきです。ありがとうございます。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?