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戦隊モノも七福神も紅一点。「弁財天さん」。

七福神•恵比寿さんのお友達シリーズ。
今回紹介するのは、弁財天(べんざいてん)さん

インド由来の神様です。
七福神唯一の女性の神様。紅一点

戦隊ものも紅一点

戦隊ものは、紅一点の構成から、
1984年から放送された「超電子バイオマン」で女性二人にチャレンジしてます。

が、最新の戦隊ものブンブンジャーは、女性一人。

色々試行錯誤してるんでしょうが、
やっぱり戦隊ものは男の子の受けがいいのと、
男の子ママファンに支えられているので、
紅一点がビジネス的にいいのかなあ。

戦隊もの同様に、紅一点の七福神レンジャー。
その紅一点を担うのが弁財天さん。

七福神では弁財天と表記する事が多いようですが、元々は弁「才」天。

弁財天さんの由来は、
ヒンドゥー教の女神サラスヴァティー。
聖なる河とその化身の名で、水の女神だったのが、次第に芸術・学問などの知を司る女神となっていったそう。
だから、弁財天の銅像は、琵琶で音楽を奏でている銅像や絵画も多数あります。

岩手県盛岡市・松園寺 弁才天

また、元々は水の神様なので、その部分を日本人も理解していて、日本の3大弁才は、全て水辺に祀られています。

■宝厳寺 竹生島(滋賀県、琵琶湖)
■江島神社 江の島(神奈川県)
■大願寺 厳島(広島県)

宝厳寺 竹生島 琵琶湖
江島神社 江の島
大願寺 厳島

3大弁才ではありませんが、
海辺の街佐賀唐津には、弁才天のモデルと言われている松浦佐用姫さんがいます。
一応実在なのかな?

大伴狭手彦という豪族の恋人で、
537年に、大伴狭手彦が新羅を討つため朝鮮に出征した時に、鏡山に登りスカーフをふって、別れを悲しんだという物語があります。
この別れの話は、万葉集や能などの作品にもなっていて、まさに芸術や学問の神様の弁才天のモデルです。

佐用姫が別れを惜しんだ鏡山からの夜景

佐用姫の別れの話は続きがあり、
舟にのる大伴狭手彦を追いかけ、山を飛び降り、
ズドーン!と降り立った岩に足跡が残るとされているのが、佐用姫岩
エヴァンゲリオンみたいに、山から飛んでズドーン!って地面を踏ん張った感じ。

佐用姫の足跡がある佐用姫岩

芸術や学問の神様である弁才天のモデルがいる唐津。毎年11月2,3,4日に行われる唐津くんちですが、お祭り前には、毎晩唐津の街のいろんなところで、子供たちのお囃子練習の音色が聞こえてきます。

唐津くんち開催前に、ちょっと早めに食事をとり、お囃子の音色を聞きながら、街中散歩をしてみるのも、唐津くんちの楽しみ方のひとつです。


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