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「大黒さん」派?恵比寿さん派?

七福神の神様の中で、
恵比寿さまと並んで今の日本人の中で、
知名度が高いと思われる『大黒様』。

ヱビスビールは、もともとダイコクビールにしようと思っていたくらいなので、
(商標を他で取られてしまっていたので断念)
当時から大黒様は知名度が高い神様だったのでしょう。

大黒様の由来はインドで、
七福神の中の大黒様の位置づけは、
「物にめぐまれる」神様。

七福神、それぞれの神の由来はこちら

大黒様はインドのヒンドゥー教の、
シヴァ神の別名のひとつとされるマハーカーラが、
仏教に取り入れられたとされています。

本家のマハーカーラ(大黒様)、怖い

インド時代のマハーカーラ(大黒様)は、超怖い。
それもそのはず、「戦闘神」「軍神」「財福神」の3つの性格を持つ神なのです。
中国に伝わると「財福神」のみに焦点があてられていきます。
マハーカーラ(大黒様)は、チベット名で「偉大な黒い人」という意味らしく、中国に渡り「大黒天」となりました。
さすが中国。
昔から他国の言語を漢字化するのが、お上手。

インドから中国に渡った大黒様は、
古くから商業が盛んな中国商人たちの間で大黒天の信仰が広まっていったそうです。
商売繁盛や財運を願うのは世界共通で、
その教えは、自然と日本にも伝わってきた。 
そんな流れです。

日本では、偶然にも発音が似ていた出雲神話の
大国主命(オオクニヌシノミコト、大黒=大国)が影響したのか、スムーズに広がり、現在のニコニコ大黒様として、財宝を掌る豊作の神・家の神として祀られるようになったと言われています。

因みに、チームの中心人物や家庭の中心人物を
「大黒柱」と言うのも、もともとは、
家の真ん中の一番大事な柱を、その家庭が繁栄するように願いを込めて「大黒柱」と名付けた説があるようで、まさに、そのチームや家庭の繁栄を願う意味が込められているようです。

どんな組織でも、20:80の法則で、
会社で主な利益を上げている人たちは、
会社の20%の人たちと言われています。
そんな大黒柱の方たちには、繁栄の為に頑張って頂き、他のメンバーはそのご利益にあやかって、毎日大切に拝みましょーねー。


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