見出し画像

怒りとアルコールの香り


どうしても、怒りが収まらない時がある。

嫉妬、妬み、怒り、憎悪。

他にも、怒りや怨みの文字は、沢山あると思う。

ただ、共通して言えるのは、「なぜ、自分はこんなに、『苦』しまないといけないのか?」という思いにかられた時。怒りは生まれるんだと、私は考える。


怒りの香りを例えるならば、アルコールが相応しい。

アルコールは消毒から、薬やお酒まで、ありとあらゆるもので使われている。

怒りも、最近は、「アンガーマネジメント」というものもあるが、人間の生において、嫉妬、妬み、怒り、憎悪等は、何処かで必要なものではないかと私は考える。

SNSやメディアで「完璧主義」が尊ばれる一方で、「自分のペースで良いんだよ」という曖昧な人生教訓の矛盾さ。

この矛盾さに感じる怒りの香りは、アルコールのようにツンときつく、でも、時間が経つと、「そうか。なぜ、自分は、あんなことで怒っていたのだろう。」と忘れてしまう。

だからこそ、怒りも「生きる」上で、大事なものだと、私は感じるのだ。

この記事が参加している募集

文学フリマ

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?