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社長体験記06 ~九州醤油の蔵元を訪ねる~【二反田醤油店】大分県中津市

2022年6月
大分県中津市の蔵工房・二反田醤油店を訪れた。
祖父(母の父)の弟が二反田醤油本店(福岡県上毛町)から独立し
この地で醤油の製造・販売を行い、現在は三代目の二反田新一氏が
社長とし経営している。

二反田醤油店MAP
目と鼻の先に山国川が流れている

初訪問。
到着し、目に入ってきたのは
昔ながらの風情を残す二反田醤油本店とは異なる
モダンを感じる店構えでした。

事務所に通していただき、二反田社長と圭佑さんに
ご挨拶をし、当社の会社紹介を行いました。
熱が入り過ぎて15~20分のプレゼンとなってしまい

終了後
私「ちょっと長くなってしまいましたね…。」
新一社長「長かったね。」
(一同 笑い)

というやり取りで、空気を緩めていただけました。


蔵工房 二反田醤油店 店外①
蔵工房 二反田醤油店 店外②
左:二反田新一社長、右:二反田圭佑さん

今回の訪問の目的の一つであった、当社の新商品として卸売りの依頼と
その条件の確認については、あっさりと承諾いただき、条件面もスパッと
提示いただけました。
新一社長の心地よいスピード・テンポの良さを感じる一幕でした。

そしてメインの目的『二反田醤油店を知る』については
ご子息の圭佑さんが工場を案内しながら、詳細を説明して
下さいました。

蔵工房・二反田醤油店(中津工場)の特徴は、大きく三つ。
醤油には、三年熟成させたもろみを使用する。
使用する水は、上流・中流が耶馬渓の山国川の名水。

最後の一つは
現社長の新一氏が、それまでのB to Cの醤油の小売販売では生き残れない
と先読みし、卸売をターゲットにし、開発した加工醤油とドレッシング。
共に試作、味見を繰り返し、本当にうまいと感じ、納得のいくもの
のみを商品化した、という。
さらにそれらを通常の容器でなく、瓶の業者から提案され
一目惚れした、というスリムボトル(200ml)に入れ
スマートでハイセンスなビジュアルの商品を、全国でもいち早く
取り入れた、そうです。
現在、二反田醤油店では、17種類以上の加工醤油、11種類のドレッシングを
製造・販売しております。

歴史とこだわりを大切にしつつ、時代の変化を先読みした
新商品開発と多彩なラインナップがとても魅力的です。

もろみ容器(FRP)+攪拌用パイプ

エアの供給口があり、そちらと接続し
もろみに空気を入れながら攪拌作業を行っている
熟成中のもろみ
工場の梁

耶馬渓の小学校(廃校)の木材を使用
圧搾するプレス

二反田醤油本店とは異なる形状
製造工程・順序の違いによるもの
新一社長が一目惚れしたスリムボトル
店内の様子
しょうゆはこうしてつくられます
(近隣の小学生が社会見学に来た際に使用する資料)
シンボルのレンガの煙突


まるいちまるにでは、蔵工房・二反田醤油店(中津工場)の代表的な商品
および人気商品を取り扱っております。

蔵工房・二反田醤油店の商品の購入は、こちらから

まるいちまるに (stores.jp)

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