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【イベントレポート】障害のある人とのアート活動に取り組む方々をつなぐ「パラアート・ミーティング」開催

川崎市では障害のあるなしに関わらず文化芸術に触れたり表現する機会の拡大に取り組む方々がたくさんいます。そうした活動は、小規模な事業所や施設、団体、個人が限られたリソースの中で取り組むものが多いのが現状です。パラアートに関心のある皆さんがつながることで、それぞれの活動をシェアしたり、他の団体と交流を図ることで相談先が増えたり、連携して新しいプロジェクトが創出されることも期待されます。
今回は2024年3月13日に公益財団法人川崎市文化財団の主催により開催された「つながる!広がる!パラアート・ミーティング」の様子をお届けします。

多彩な30名あまりの参加者が交流

今回のパラアート・ミーティングには社会福祉法人、生活介護事業所、放課後等デイサービスなど障害のある人たちが通う施設や団体をはじめ、障害のある人と音楽やダンス、アート活動を実践する人たち、スポーツクラブやアート団体など30名あまりが参加。全員が一人ずつそれぞれの取組や活動を紹介、交流タイムでは熱心に情報交換が行われていました。実際に、過去のパラアート・ミーティングで知り合った方々が翌年に共同でイベントを行ったりするなどの事例も出てきています。アートの中でも、音楽に関する活動をしている方はかなり多いと感じました。

交流タイム

障害のある人との表現・創作活動を紹介

後半では「自己表現や創作を支える」事例紹介として、川崎市が取り組む「インクルーシブ音楽プロジェクト」の説明と、なかはら障害福祉施設で行われている「人形劇創作ワークショップ in 日中一時ひらま」の3年間にわたる成果の紹介とその手法を体験するミニワークショップが行われました。

「人形劇創作ワークショップ」で音楽づくりをする谷川マユコさんによるプレゼンテーション
にこにこあおむし人形劇団のもりまさのさんのリードで音楽に合わせて動物になりきる参加者たち

パラアートに関する情報は「ぱらあーとねっと」で

説明あり、ワークショップありで、とても和やかな雰囲気で行われたパラアート・ミーティングでした。私たちおんまちスタッフも新しい人たちとの出会いや、情報交換ができ、今後の音楽のまちづくり活動にぜひつなげていきたいと感じました。
こうした機会になかなか参加できないという方々にも、ウェブサイト「ぱらあーとねっと」には、川崎のパラアート情報が集積されています。ぜひイベント情報などをご活用ください。

また、今回はイッツコムの取材も入り、3月18日に「地モトNEWS」で放送されました。そのアーカイブがYouTubeでもご覧いただけます。


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