佐藤千佳

目の前に現れる人生を、ドラマを見るように楽しんで生きる。 なんだかんだで、宇宙にゆだね…

佐藤千佳

目の前に現れる人生を、ドラマを見るように楽しんで生きる。 なんだかんだで、宇宙にゆだねて生きるしかない。 そんなかんながらな出来事を綴ってます。

最近の記事

過去を乗り越えたら、「生みの喜び」が待っていた

先日、初めて描いた絵本が出版されました! タイトルは「クジラのハンナ」です。 絵を学んだこともない、物語をつくったこともない、クジラを見たこともない(笑)、ないない尽くしのわたしから生まれたこちらの絵本。 そんなハンデをものともせず、創作する楽しさと一体となって描き上げました。 一枚の原画が仕上がるたびに嬉しくてたまらなくて、ケント紙を胸に優しく抱きながら「ありがとう」と言って完成していった幸福なプロセス。 今回は、〝創造する喜び〟を人生で初めて体感させてくれたこの絵本づく

    • 「信頼」は自分と相手と世界へのリスペクト表明

      借りた本を返却するために図書館へ向かっているときのこと。 近くのバス停を通りがかかったとき、大きなバックパックを背負った二人の外国人が困っている様子が目に入ってきました。 その不安げな表情を見たら身体が勝手に彼らに向かって歩き出して話しかけていました。 「May I help you? Are there any problems?」 (何かありましたか?大丈夫ですか?) ためらいなくこんな行動に出た自分にちょっと驚いてしまいました。 前回の記事でも書いたのですが、

      • 「ええよええよ」の持つコミュニケーションパワーを知る

        わたしが住んでいる淡路島の地区では、缶のごみ収集は一か月にたった一度だけ。 毎月第一土曜日の朝7時から8時の1時間のあいだに出さなければいけないという厳しめのルール。 寝坊してギリギリになってしまって、収集を終えて発進したトラックを後ろから走って追いかけたこともあります(笑) 先日の収集日朝のこと。 秋の冷たい爽やかな風を感じながら、溜まった空き缶が入った袋を片手にてくてく歩いてゴミ置き場に行くと、ご近所の人たちが集まっていました。 大家さん、ご近所のおばちゃんたち、自治会

        • いいな、いいな、人間っていいな

          先日大阪に出かける用事があったので、心斎橋に住んでいる友人に連絡をとって会うことになりました。 カフェで美味しいケーキを食べながら近況報告がてらペチャクチャおしゃべり。 話に花を咲かせていると、以前に会ったときに彼女が嬉しそうに話していた記憶がふと思い出されました。 それは、今年の夏に中学校の同窓会があることをとても楽しみにしていたこと。 そういえばそんな話をしていたなと思って、同窓会はどうだった?と聞いてみると、思わぬ感動バナシを聞かせてくれたのでした。 38年ぶ

        過去を乗り越えたら、「生みの喜び」が待っていた

          出会うことも、出会わないことも、すれ違うことも、別れることも、再会することも、すべて縁

          先日、嬉しい再会がありました。 音信不通になっていた友人とまたこの人生で巡り会えることになったのです。 淡路島に移住する前に1年半ほど住んでいた神戸のシェアハウス。 彼女とはそこで出会いました。 未だに年齢が分からないのですが、わたしより年上なのは確か。 だけど屈託のない笑顔で笑うその純真さは幼い少女のよう。 無邪気という言葉がぴったりで、まさに邪を一切感じさせない人でした。 この人は人間の振りをした天使なのではないかと思って、背中から羽が生えていないかジーっと見つめたこ

          出会うことも、出会わないことも、すれ違うことも、別れることも、再会することも、すべて縁

          人類で初めて食べた人のきもちを知ってみる

          新しいお家探しのために横浜に2週間滞在して、約半月ぶりに淡路島に帰ってくると、すごい状態になっている庭が出迎えてくれました。 雑草がボーボーに生い茂っている光景を見てボー然。 初夏で植物の生長が旺盛なこの時期なので覚悟はしていたのですが、予想をはるかに超えるジャングルっぷりでした。 その週末に友人が遊びに来てくれる予定だったので、こんな状態でお迎えするのはちょっと忍びないなと思って雑草を刈ることに。 翌日からはしばらく雨の予報だから、なんとしてでも今日中にやり終えたい

          人類で初めて食べた人のきもちを知ってみる

          渡る世間に鬼も神もいない

          淡路島を卒業して神奈川に戻ることを決めた時に、SNSで神奈川帰還宣言をして新しいお家探しのご協力をお願いすることにしました。 渡る世間は神ばかり。 今回もきっとよいご縁に恵まれて素敵なお家と巡り合えるだろう。 そう信じて疑わず、世間にいらっしゃる神さまに丸投げするかのごとく「情報求ム!」とお願いすることにしました。 ちょっと話は逸れますが、「渡る世間は鬼ばかり」というテレビドラマがありましたが、よくよく考えるとすごいタイトルだなと思います。 目に映る人が全員鬼に見え

          渡る世間に鬼も神もいない

          おのころ日記

          はじめに  生まれも育ちも横浜のハマっ子のわたし。35年ものあいだ横浜で過ごしたので、骨の髄まで都会文化が染みわたっています。そんなわたしは2020年に兵庫県の淡路島に思い切って移住をしました。大阪湾と瀬戸内海に挟まれたその島は別名おのころ島と呼ばれ、日本神話では国生みの地とされています。そんな歴史のある島で田舎暮らしすることにチャレンジしたのです。  というのも、その年が始まってすぐにコロナ禍となってリモートワークに切り替わったので、日本のどこに住んでいても仕事ができるよ

          おのころ日記