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脳みそのパフォーマンスを上げるスケジュール管理

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※大河内薫マネリテラジオVoicy 2023年7月20日放送より

どうも、大河内薫です。
都内で税理士をしながら、お金の教育を日本に根付かせるために日々頑張っております。

さて本題です。
今日は『脳みそのパフォーマンスを上げるスケジュール管理』と言う事でお話していきたいと思います。


■目の前の霧がパフォーマンスを下げる

実は大河内、今めちゃくちゃすっきりしています。
3連休にあったリベ大フェスだったり、税務調査だったりで、まあ疲れは多少なりともありますが、なんかこう目の前の霧がパッと晴れた感じなんですよね。
これって税務調査の結論が見えたからなんですよ。

税務調査って言うのはなかなか大変で、調査官が来て色々な資料を見て『こう言う論点があります』って言われるまで、何を突っ込まれるか分からないんですよ。会社として、そして税理士としては『これが正しい』と思って確定申告の処理をしているので、自分たちの中では100点なわけですよ。

ちょっと難しい話になりますが『期ずれ』と言う指摘を受ける事があります。
『期ずれ』をざっくりと説明すると、ある売上げを『今期』に計上するのか『来期』に計上するのかと言う事が起こるのですが、会社や税理士側は『来期に計上』と処理をしても、調査官から『これは今期の売上げですね』と指摘される事があるんですね。
※逆も然りで、『今期』の売上げと処理したものが『これは来期だ!』と指摘されることもある。
この『期ずれ』を指摘されると、納税額が変わってきたり、それにより延滞税がかかったりして、追加で税金を納めないといけなくなる。

ちょっと難しい話ですね。
例えば『8期と9期と10期の税務調査をします』と始まって順に調査が進み、最後に10期分が調べられたときに『この売上げは11期に入ってるけど、10期の売り上げですよね』なんて突っ込みがあるわけですよ。
そうなると修正が必要なので、11期の売上げを減らして、減らした分を10期の売上げに付け替えます。
10期の確定申告をした当時は、当然に指摘前の売上げで税金を納めているので、修正する事で当時納めた額だと足りないと言う事になるわけです。
なので、その足りない分の法人税を追加で納めないといけないし、その足りなかった部分に対して延滞税もかかってくるので、この辺は支払いたくないわけです。

この『期ずれ』についても調査されるので、『見解の相違』と言うのは税務調査が行われるまで分からないんですね。
なので、税務調査が終わるまではずっと心に引っかってる状態になるんだよね。
今回の税務調査が終わり、論点が出揃って、指摘事項もそれなりにあったけど、会社が致命傷を負う様な指摘はなさそうでした。
この『論点が出揃ってる』って言う状態になると、めちゃくちゃ目の前の霧が晴れるわけですよ。
目の前の霧が晴れると頭の回転がめっちゃ良くなるんですよね。

今回はスケジュールの都合で、リベ大フェスを3日間やってその次の日から税務調査だったんだけど、税務調査がなければもっとハイクオリティな脳みそでリベ大フェスを過ごせたなって思います。
これからもう少し調査で出てきた論点を絞りながら交渉していくので、厳密にはまだ税務調査が終わったわけではないんだけど、今の状態の方がかなり脳みそのクオリティが上がっていると言う気がしますね。

■霧を晴らすスケジュール管理

自分としてはいつもと変わってないつもりだけど、やっぱり心のどこかに引っかかってて、目の前になんとなくモヤっとした霧がある状態。
『脳みそのクオリティを上げるスケジュール管理』って言うのはこれですよ。
心に引っかかってる事とか、やだなーどうなるんだろうなーと言う物をなるべく早くやっつけるって言う事。
目の前の霧を晴らした状態で日々のルーティーンワークをこなしていった方が、いい結果になるのでプラスになると思うんです。

スケジュール管理の難しいところは、毎朝仕事を始めるときに『そう言えばあの件どうだったかなー』とか『そう言えばあれが気になるなー』って思ってたら、その日々のクオリティってちょっとずつ落ちていくわけですよね。
だからそうならない様に真っ先に片付けたいんだけど、そこに手を付けると全てが止まる事ってあるじゃないですか。

例えば、僕で言ったら『本の監修作業』だったり『執筆作業』とか。
これ自体は仕事として楽しいんだけれども、それを片付けようと思ってもそう簡単には片付かない。
真っ先に片付けたいところなんだけど、1日24時間1週間やり続けても終わらないってなると全然片付かないじゃないですか。
そうなると、心のモヤモヤって全く取れないわけですよ。
モヤモヤを無くすために手を付けると、他の仕事がどんどん溜まっていってしまうんですよ。
と言う事もあって、スケジュール管理と言うのは非常に難しいんですよね。

■優先順位をつける

なのでやり方としては、例えば『謝罪の電話をする』ってモヤモヤした事があるんだけど、でも作業時間としては5分とか10分で終わるものじゃないですか。
すごく心は重たいんだけれど、一歩踏み出せば一瞬で終わるものを真っ先に全部片付けた方がいいです。
その次に、心の負担はないんだけれど細々したいわゆる『タスク』と言われるものですね。
タスクが100個あって、その内70個がめっちゃ軽いものだったら、それを全部片付けて残り30個になればめちゃくちゃ心晴れます。
その次に、今回の文脈で言うと僕の場合は税務調査ですよね。

税務調査みたいな、めちゃくちゃ重たい仕事の『こうやるとここの論点が明確になる』とか『ここに手を付けるとこっちが理解できて心が晴れる』とか、きちんと切り分けて考えながらスケジュール管理をしていくのが非常に重要だと思うんです。
例えば『今から30分の隙間時間があるから、この隙間時間で終わりそうなこの作業をやろう』とか『パソコンに来たメールを見て、そのメールに対応しよう』とか、こう言う仕事の仕方をしちゃうと、もう全くもって脳みそのパフォーマンスが上がらないんですよ。
脳みそのパフォーマンスを上げるためには目の前の霧を晴らす事なので、これをどうしたらできるかを積極的に考えていく事が重要なのかなと思います。

■子供に向けた授業中はパフォーマンスMAXです

今回僕は、この税務調査を気にして脳みそのパフォーマンスを落としていたんだろうなーって思いましたね。
これを聞いてるマネリテDAOのメンバーは『リベ大フェス中、パフォーマンス落としてたんかいっ』て思うかもしれないけど、子供に向けた授業中はモヤモヤ全部忘れてますから授業のクオリティは恐らく下がってないと思いますよ。
ぼーっとしてる瞬間はモヤモヤが気になって脳みそのクオリティが下がっていたかもしれませんが、今後はそう言う事がないようにスケジュール管理しっかりして脳みそのパフォーマンスを上げていきたいなと思いました。
本日も張り切っていきましょう。

それでは、素敵な1日を。
最後まで読んでくれたあなたに、幸あれ✨じゃあね!

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