自分の主張で相手を納得させるために必要なこととは?
どうも、大河内薫です。
今日は、何かを主張する時にどうすると相手が納得してくれる確率が上がるのか?という話です。
結論から言うと「その主張を自分が体現している」これが一番です。
むしろこれがないと全くその主張は響かないと思います。
◾️主張と体現
例えば僕が、
「お金の教育は社会にとって必要だよね。そしてそれは社会を前に進めるから、日本の皆さん、ぜひお金の教育をやりましょう。自治体の皆さんやりましょう。」
と言った時に、
一度も学校で授業をしたことがない場合って響かないですよね。
さらに発信すらしてなかったら、全く響かないですよね。
主張は確かに正しいけど、言ってることとやってることがちぐはぐというパターンですね。
これでは全然響きません。
これに関しては常日頃から僕は思っているので、主張と自分が言っていることと自分が体現していること、これが常にセットになるように親和性があるように行動しようと思っているんですよね。
この話をしようと思ったきっかけは、一つの動画です。
アメリカの上院議会で議員の方と環境活動家の方が議論をしている、そんな動画がYouTubeで流れてきました。
『環境活動家が上院議会で完全論破された件【英語字幕と和訳付き】#論破#海外の反応』
すごく納得できる、発見のある動画でした。
◾️上院議員さんと環境活動家の議論
環境活動家の方は、
「プラスチックはこの世に必要ないだろう。環境を破壊するからプラスチックは廃止にしよう。プラスチックがない世界になれば環境が良くなる。」
という主張をしています。
それは最もですよね。間違いないと思います。人間を中心に考えればそうですよね。
それに対し上院議会の議員さんが、
「あなたは今メガネをかけていますが、そのメガネはプラスチック製ですよね。」
と言い始めて、そこからものすごい論破に繋がっていきます。
その議員の方は非常にロジカルで、
「あなたを見下したいわけでも論破をしたいわけでもないんです。」
「ちょっと話を聞いてください。」
と言って、一つ一つ議論を積み重ねていきました。
「そのメガネもプラスチックだし、あなたの水筒も一部プラスチックでできていますよね。その水筒には水が入っていると思いますが、水はどこで汲んできましたか?きっと給水機で汲んできたと思いますが、給水機の一部、特に配管もプラスチックで作られていますよね。そのプラスチックを全部廃止するとすれば、そのプラスチックを何かに変えなければならない。それについて議論をしましょう。」
という話から展開していきます。
「特にその給水機の配管の部分はプラスチックがベストで、それを木製にしたり鉛製にしたり金属製にするのは難易度が高い。それこそ金属は採掘しなくてはいけないから環境にも影響を及ぼしますよね。」と。
極めつけは、
「あなたが着ている洋服も間違いなくプラスチックが一部に使われています。プラスチックを廃止するということは誰しもが環境に良いことはわかっています。でもそう主張するだけではダメです。あなたは選ぶことができます。プラスチックを使わないという選択ができるわけです。だからその主張をするのであれば、まずは自分がプラスチックを一切使わない、そこに身を置いて話を始めてはいかがですか。」
と言うんですよね。
その時に、そうだよなと僕はすごく納得したんです。
主張をするならそれを体現していないといけない。まず自分がやるという話なんです。
◾️まとめ
でもここは大人になればなるほどズレることがあります。
特に文句を言う人ですね。その文句と自分が体現していることがマッチしていないことが本当に多いと思います。
そういう人にはなりたくないなぁとこの動画を見て改めて思いました。
ちなみに、プラスチックの製造が経済を回すという話もすごくあって、この議会での議論ではその話もすごく注目されていました。
プラスチックはどこかで採掘されるものではなく製造する必要があるから工場が必要です。貧困問題を抱えていたけれど、巨大なプラスチック製造工場がたくさん建設されて、どんどん雇用されて貧困問題が一気に解決していった州の事例もある、そんな話ですね。
つまりプラスチックを作れば作るほど、プラスチックが原材料に使われれば使われるほど、当然地球の環境は悪くなるけれど、プラスチックが廃止されればされるほどに貧困問題が大きくなるという可能性も秘めている。
物事にはいろんな面があって、多角的に視点を変えてみなければ正解にはたどり着かないし、全員が100点満点と認めるものもないということですよね。
そのあたりもすごく、そうだよなと考えさせられる上院議会での議論だったなと思います。
今日のメッセージは、主張があるならまずそれを体現しようということです。
だから僕も主張があるときは、それをしっかりと体現して今後も頑張っていきたいなと思います。
◾️お知らせ
<AbemaプライムTV>
ゲスト出演の話が出ていましたが、なくなりました。
どんな話題で呼ばれたかというと、社会保険料の算定方法についてです。
社会保険料の算定について、資産を基準にする計算方法を検討していくという自民党のチームが立ち上がりました。
これに対して、僕は思うことがたくさんあります。
矛盾が多すぎます。
資産ベースで計算をすること自体はとてもいいと思っています。
高齢者の医療費負担を資産ベースで考えるとか、年金額も資産ベースで考えるとか、そこまでいくなら100点満点だと思います。
でもそんな感じは今はしないので、ただただ現役の負担を増やすだけだから話にならないなと思ったので、自民党の検討チームの方とお話したかったのですがお相手が見つからなかったそうです。
僕は出演しませんでしたが、衆議院議員の方がご出演されていました。
検討チームの方ではないので、どのような検討がされるのかという説明に終止したのではないかと思います。
ただ今後も、資産を基準に社会保険料、医療費、年金等を計算するというこの議論は加速するはずなんです。加速した時に矛盾点がたくさん出てくるので、その時に自民党の方と議論ができたらいいなと思っています。
でももしかしたら解散総選挙のための検討チームなのかもしれないなぁとも考えました。
不公平感をなくすというのは、いいぞいいぞとなりそうですが、社会保険料の算定を資産基準にするとなると、確定申告をするとしないとで保険料が変わるからそこを直します…みたいなあまりにもニッチすぎてほとんど社会には響きません。社会全体のタックスリテラシーとマネーリテラシーが高ければすごく響くのかもしれないけど。
でも資産基準での医療費の負担と年金の受給、ここまで議論に火がつく流れを微力ながらにも作っていきたいなと思っています。
<プレミアムリスナー>
プレミアムリスナーに入ってくださった方、本当にありがとうございます。
Voicy「大河内薫“お金の学び”ラジオ」のプレミアムリスナーは、毎週土日にプレミアムリスナー限定放送を配信しています。
先月は本当に絶好調でした。
Voicyを2〜3年くらいやってきましたが、今が一番プレミアムリスナーの数が多いです。
試行錯誤を重ねてプレミアムリスナーのクオリティを上げて、もっと盛り上げていきたいなと思っています。
タイトル一覧を見ると雰囲気が掴めると思います。
気になる方はぜひ加入していただけたら嬉しいです。
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2024年4月のテーマは「保険」でした。
【セミナー】ロジカルに民間保険を見直す! これがすごく人気だったのかなと思います。
5月のテーマは「航空系マイル」を予定しています。
手法、相性、未来について、稼ぎ方、貯め方、使い方などを5〜6回で2ヶ月に渡ってやりたいと思っています。
それでは本日も張り切っていきましょう。
それでは、素敵な1日を。
最後まで読んでくれたあなたに、幸あれ✨じゃあね!
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