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10回乳腺炎になった母乳分泌過多の、私の母乳育児(母乳分泌過多と乳腺炎について)

こんにちはかっぱママです(´∀`)
今回は私の母乳育児のお話をしたいと思います。
母乳育児は人それぞれ悩みが違い、これもまた十人十色で、ママと赤ちゃんに合った母乳育児が必要になってくるかと思います。
その為、母乳育児で困っている方々の少しでもお力になれれば良 いなと思って書いてはいるのですが、これはあくまで私の体験なので、参考にしてみる程度でそのまま同じように実践すれば良いというものではないのでご了承ください。

・母乳分泌過多とは

まず私は母乳分泌過多でした。
母乳分泌過多とは読んで字のごとく母乳が出過ぎる症状です。そして出過ぎるために赤ちゃんが飲みきれずに残ってしまう状態になります。
そうすると乳腺炎になってしまい、完治したとしてもまた繰り返しなることが多くなってしまうのです。
さて、なぜこの母乳分泌過多が起こってしまうかというと

・搾乳のしすぎ
・精神的な病気などの治療で使っている一部のお薬の副作用によるもの
・高プロラクチン血漿
・体質によるもの

によるものが多いようです。

まず搾乳のしすぎについてお話します。
私は搾乳をあまりする前に早々に乳腺炎になって母乳外来に行って搾乳の話を聞いたので、しすぎのせいで母乳分泌過多になったのではないとは思いますが、

そもそもなぜ搾乳をしすぎてはいけないのかというと、母乳は赤ちゃんの飲む量に合わせてだんだん調整されていくので、搾乳しすぎると、搾乳した分もおっぱいは赤ちゃんが飲んだもんだと思ってしまいます。
そうすると、「おっぱい作れーい!!」と指令を出してしまうので、どんどんおっぱいは作られます。しかし赤ちゃんは飲みきれずに残ってしまい、結果的に詰まることになります。

その度に搾乳すれば良いんじゃない?と思うかもしれませんが、搾乳すればするほど作られてしまっては、搾乳できなかった時、赤ちゃんが普段より飲まなかった時にすぐに詰まってしまいます。


次に精神的な病気などで使っている一部の薬の副作用についてですが、
私の場合は、セロクエル(クエチアピン)を飲んでいたので、もしかしてそのせいでは?と思ったのですが、当時25mgを2錠(50mg)しか飲んでいなかったので、心療内科の先生はこんな微量でそこまでの副作用が出るのは考えにくいと言われました。
ただ私はもともとが副作用の出やすい体質なので、少なからず薬のせいもあると思います。
お薬を飲んでいる方で、母乳分泌過多で悩んでいる方は一度そのお薬のことを病院の先生や薬剤師の方に聞いてみると良いかもしれません。

高プロラクチン血漿の方も母乳分泌過多になりやすいですが、先程の薬の副作用で高プロラクチン血漿になってしまうという場合もあります。


そしてもう一つは、体質です。
うちの祖母も「私も母乳分泌過多でね〜ビャー!!って母乳が出過ぎちゃって、もうあげられないから子供二人ともミルクで育てたわよー」
と言っていました。私は祖母に非常に体質が似ているので体質もあるかと思います。

・母乳分泌過多の赤ちゃんへの影響


そしてこの母乳分泌過多になることによっての赤ちゃんへの影響ですが、
まず、勢いよく大量に母乳が出るので、咳き込んだり、吸い続けることができなくなったりします。
空気も沢山一緒に取り入れてしまうのでガスが溜まりやすくなります。
そして、赤ちゃんが沢山摂取しているのにも関わらず、すぐに飲みたがってしまうことがあります。
それはなぜかというと、赤ちゃんが母乳を最後まで飲みきれない為、
おっぱいが空になるにつれて増える脂肪分を含む母乳を赤ちゃんに飲ませられなくなるからです。脂肪分を含む母乳は満腹感を得られやすいのです。
その為赤ちゃんの体重増加が緩やかになったりします。
沢山母乳を飲んでいるのにあまり体重が増えないという場合はこういう事も関係しているのかもしれませんね。

うちの息子は新生児の時から6ヶ月くらいまでよくガスが溜まっていました。
お腹が張っている感じです。
おっぱいはしっかりと吸ってよく飲んでくれましたが、30分〜40分ごくごく喉を鳴らして飲んでもまだ吸い続けるということはザラにありました。
授乳回数も多少の前後はあるものの、断乳する1歳1ヶ月でも1日10回ほど飲んでいたこともありました。
(そうしないと私が乳腺炎になってしまうということもありましたが)
母乳外来で助産師さんから聞いた話によると息子1歳前後で「この子は一日2リットル以上は飲んでいる計算になるね」と言われました😅
普通に3食食べていましたが・・・(笑)

身体は大きく体重はありましたが、脂肪はあまり無くがっちりした感じでした。
体重の割に全然脂肪が無いとよく言われました。

そういうことも母乳分泌過多の影響が少しあったかもしれないです。
ただ母乳はミルクと違って、欲しがるだけあげて良いと言われていたので、そのまま好きなだけあげていました。

「母乳が沢山出て良いな〜うらやましい!!」
とよく周りのママ達から言われましたが、私は全然良くないよ!!と心の中で思っていました。
というのも毎日乳腺炎に怯え、しこりができないように細心の注意を払い、
搾乳機をいつも持ち歩き、息子となるべく長時間離れないようにし、
夜中も2回起きて搾乳している状況だったからです。



搾乳しすぎてはいけないというものの、搾乳しなかったら次の日起きたらもうしこりができている状況だったりして、もう母乳恐怖でした・・・
母乳外来でも食事制限や水分制限をするように言われ、温かいものも摂取してはいけないので、いつも冷たい野菜や豆腐や刺身などしか食べず、お風呂にもほんの少ししか浸かれずで身体は冷え切っていました。
それなのにどんどん母乳は出るので、栄養失調気味だったと思います。
横向きで眠るだけでも乳腺炎になるので、眠る時も注意をし、添い乳は絶対できませんでした。
乳腺炎になれば地獄のような日々で、それが断乳まで10回もありました。
断乳に関してもとても大変で、スムーズにはいきませんでした。
そんな感じで、とてもママ達が羨ましがるような母乳育児ではなかったです。

母乳のための食事など、またこの後お話しますが、実の所、食事に関してはエビデンスがあるわけではなく、少々昔からの言い伝え的なところがあったと思います。
ただ、当時の私は母乳外来で言われたことを一生懸命その通りに実践するしかなかったのでやっていましたが、今後二人目が産まれた場合の母乳育児は食べ物に関しては少し考え方を変えようかなとも思っています。

・乳腺炎とは


乳腺炎とは、乳汁を分泌する乳腺が炎症を起こす病気で、乳腺炎になると、発熱(私は40度近くになる高熱になることが多かったです)全身倦怠感、震えるほどの悪寒、おっぱいが詰まったりする事により硬くなり腫れたりして激痛を伴う、筋肉痛、頭痛、などが起きます。簡単に言いますと、インフルエンザよりもしんどいです。
なぜならインフルエンザのような症状にプラスして、ボーリング球のように腫れ上がった、指でツンツンしただけで激痛のおっぱいを、マッサージしてなんとか乳腺を開通させて母乳が出るようにしなければならないからです!!

もう地獄を見ているような感覚にさえなります。そして熱が40度あろうがいつも以上に頻繁に授乳をしなければなりません。3時間おき、それ以上頻繁に授乳なんてしていたらまとめて睡眠を取ることもできないんです。。
そして40度近くも熱が出たら体力も気力も失われるので毎回、回復まで1週間以上かかった気がします・・・。

私は、出産までつわりがありました、そして出産中も嘔吐しながらいきむという出産でしたが乳腺炎を経験してから、「乳腺炎に比べればつわりも出産も大したこたぁなかったな!!」と思ったものです(笑)

しかし、こうも地獄のような乳腺炎を繰り返し、高熱を出したりしているとなんだか、なる度にどんどんパワーアップしているような気になってきました。
ドラゴンボールでいう所の、一度瀕死状態になって回復すると、一気にパワーアップしている!!というあれです。(ドラゴンボールがとても大好きでして、理解できない方申し訳ないです・・笑)
どんどん強い母ちゃんになってきてるぜ!!という気になり、乳腺炎に乗り越える喜びを感じ始めました・・・(今考えれば結構やばいところまで行ってしまっていた気がします笑)まあそう考えないと乗り越えられなかったからかもしれませんね。


しかし、実際断乳した後も昔よりも風邪をひきにくくなったり、熱もあまり出さなくなり、熱自体にも強くなったような気がします。

それなので、今もし乳腺炎に苦しんでいる方がいたら、そういうふうに考えると少し楽かもしれません。
苦しいけど、でもきっとこれを乗り越えたらパワーアップした自分が待ってる!!という感じに・・

というわけで今回は母乳分泌過多と乳腺炎のお話をしました。(母乳分泌過多も乳腺炎も個人差があるので、皆さんが同じような症状が出るとは限りません)
次回は私が乳腺炎になった原因や、母乳の為の食事や生活について書いていきたいと思います!!

ここまで読んで頂きありがとうございます!!

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