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海外のユニバーサルデザインなメイクブラシを買ってみた。

CIDPという病気の症状で指先の力が弱く(掌で握る動作は出来る)、痛みや痺れもあるため細かい作業が少し苦手な私ですが、そのような状態でもなるべく上手く綺麗にメイクが出来ないかな・・・と日々考えています。

そんな中で見つけた、Kohl Kreatives(コール クリエイティブス)という海外のブランド。
難病や障害で体が不自由な人でも扱いやすいメイクブラシなどを販売しているとのことで、「それは気になる!」とウェブサイトをチェック。日本にも配送可能とのことだったので、早速注文してみました。

海外通販でのお買い物経験が少ない私は、無事に買えるのだろうか・・・と心配でしたが、注文から約1か月で届きました。

色々な商品がありましたが、今回私が購入したものがこちら!

ブラシ箱4

ブラシ箱5

フレックスコレクション」という、色々な形のメイクブラシが5本セットになっているものです。お値段は£44.99で、送料等を足して日本円で約9000円弱で購入しました。(2022/03時点)

写真で見ても、「面白い形だな~」と思っていたけれど、実際に手元で見ても、面白い。(あと、モノトーンでかっこいい。)


このメイクブラシの特徴

さて、このメイクブラシたちにはどのような特徴があるのか、見ていきましょう・・・。

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その1。底面が平で安定しているので立てて置くことが出来る。これは、縦置きで保管したい場合や、メイク中ちょっと置いておくときにも便利ですね。

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その2。横にして置いても、転がらない。私は、手元が滑ってブラシがコロコロ~と床に転がり落ちる・・・ということがよくあるので、これは地味に有難いです。

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その3。やわらかい。めっちゃしなる。握りやすい。ブラシ全体の画像を見て分かると思いますが、持ち手のくびれ、太さ、そしてこのやわらかさで、色々な持ち方が出来ます。結構どんな持ち方でも握りやすい。ちょっと手元が震えたりしても大丈夫そう。これはメイクブラシでは初めての感覚!

まとめると、持っているときの安定性が高い!
ちなみに毛はやわらかくて、肌当たりも優しいです。(←これも大事なポイント)
人工毛であり、毛先の色が黒い=色のつき方がわかりやすかったり、どのくらい汚れたかも見えやすいので、お手入れもしやすいです。


この5本、どうやって使う?

この5本のブラシ部分、形がどれも特徴的ですよね。実際にどれをどういう用途で使えばいいのかな・・・と考えてみました。

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まず、一番大きくて四角いブラシ。これは下地やファンデーション等、広い部分にブワァーッと塗るときに良さそう。毛の密度が結構高めなので、簡単に塗り広げることが出来ます。


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2本目、大きめの三角ブラシ。こちらもベースメイクに良さそうですが、この三角の先で鼻周りなどの細かいところに使うときに便利そうですね。フェイスラインに沿ってシェーディングを入れるときにもいい。


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3本目、円形ブラシ。こちらは1、2本目の大きなブラシよりも小さめです。私はチークブラシとして使ってみましたが、丸い形のおかげで、ポンポンと軽くたたき込むように色を乗せるだけで簡単にチークを入れることが出来ました。これ、結構推し。(病気をもってから、チークの力加減を間違えることが結構多いので・・・。)


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4本目、小さい三角ブラシ。こちらは筆先が結構細くて小さいです。先端だけでアイシャドウの締め色を入れたり、筆先全体を使ってアイブロウに活用したり、とにかく細かい部分に使えます。ベースメイクのポイント使い(コンシーラー等)とか、リップブラシとか、結構色々な使い方が出来る気がします。


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5本目、小さい菱形ブラシ。これが一番「どう使うんだ・・・?」と悩みました。
アイシャドウやアイブロウに使うにはちょっと大きいかな?と思います。これも、ベースメイクのポイント使いだったり、ノーズシャドウ、細かいハイライトあたりに使えそう。リップもいけるかな?これは要研究・・・!


デメリットを探すとすれば。

いまのところ「めっちゃいい商品!」とは感じているのですが、あえてデメリットを探すとすれば、ブラシの持ち手の太さがしっかりしている分、一般的なメイクブラシ用収納ケースなどには収まらないところです。なので、私は少し大きめのポーチに収納しています。デメリットに感じるのは、本当にそれくらい。


やさしさと、あったらいいな、が詰まっていた。

こちらのブランドは、病気や障害に悩む人だけでなく、トランスジェンダーへのサポートも行っているようです。
ブランドのウェブサイトを見ると、視覚障害者向けの音声ガイドが付いていたり、困りごとを抱えている人に向けたワークショップなども行っているようで、商品そのもの以外の部分にも、やさしさを感じました。
商品の素材も廃棄物が再利用されていたりして、環境保護活動にも積極的に取り組まれているようです。

今回ご紹介した商品は、私のような病気をもつ人「だけ」ではなく、「ちょっと不器用なんだよな・・・」というような人でも使いやすいものだと思います。気になった方は是非チェックしてみてください。

日本にも、こういうものがもっとあったらいいな~~!

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