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夏を考える。

梅雨が明けた。
ニュースでは連日、熱中症への注意喚起が促されている。今年の夏は暑いって毎年言っている気がするな。ほんとうに、日本は年々暑さの記録を更新していると思う。わたしが子供のころは、25度が夏日、30度が真夏日とされていた。それが今や35度。まさに猛暑日。わたしは体温が35度4分くらいなので、じぶんと同じ温度の空気がいつも漂っていることになる。あつい。例えるならくっつくのが好きな女子が腕を組みながら永遠に歩いているみたいな。う、うざったい。

そんなわけでわたしは夏がきらいで仕方ない。すいかやそうめんといった夏の食べ物はすきなのだけれど、このうだるような暑さはすきになれない。夏バテや台風の発生率も相まって、体調もわるくなるし。夏大好き!ってひとは、この暑さ対策をどうしているのだろう。やはりタピオカだろうか。

名古屋にもやっとタピオカ専門店なるものができた。名古屋は東京の流行りから5年ほど時差があることで有名なので、東京の民がインスタ映えにあきるころに映える飲食店がオープンしたり、バナナジュースが流行りだしたころにやっとタピオカ専門店が流行る。名古屋はそんな街だ。いつもすこし遅い。波に乗れない。けれど、時代に遅れていることに名古屋人は気づいていない。もし気づいていたとしても、これが名古屋のよさだよねとかなんとか言って内輪でガハハと笑うのだ。そういった名古屋の雰囲気がダサくていやになる。

「名古屋なんて、だいすき」。名古屋市の観光キャンペーンに先立ち、公募でみごと当選したキャッチコピーだ。地元のひとはなんだかんだ言って名古屋が好き、みたいな思想がしきつまっている。名古屋人はこのコピーをみて、「名古屋は観光には向いていないけど、住むのには適しているよ」と口を揃えて言う。それには納得する。

なんの話だっけ。あ、そうだ夏だ。
名古屋の夏というのは他のそれと比べ物にならないくらい暑い。いや〜な暑さ。じめじめ、ジリジリ。この暑さをもってしても名古屋は住みやすいと胸を張って言えるのか、名古屋人よ。

暑いのも名古屋も名古屋の夏もきらいだ。ぜんぶひっくるめていやになる。でもいやいやばっかりいってもなにも変わらない。わたしのご機嫌をとれるのは、わたししかいない。

この夏やりたいことを考えてみた。
かき氷をじぶんでつくる。
すいかを割る。
線香花火を庭でやる。
浴衣を着る。
昼からおさけを飲む。
zineをつくる(アドビCCを買う)。
写真を撮る。
夜道を散歩する。アイスでもたべながら。
市民プールに行く。
セブンティーンアイスを食べる。
映画をみる。
図書館に行く。

あれ。わたし、以外と夏好きなんじゃないか?とリスト化して気づく25の夏。

サポートの意味があまりわかっていませんが、もしサポートしていただいたら、詩集をだすためにつかったり、写真のフィルム代にとんでゆきます。