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持続的でないファーマーズマーケット(マルシェ)の現状 -売り上げ5万円以上にするには-

この記事では、出店者の方々に答えていただいたアンケートをもとに振り返り、次回からの定期開催に向けた課題について考えていきます。

ファーマーズマーケットで "地球を健康に ヒトを健康に"

僕の想いは、ファーマーズマーケットを日本に根付かせることです。
なぜなら、ファーマーズマーケットは"地球を健康に ヒトを健康に" する場である、と考えているから。

「オーガニックが日常に選択できる暮らし」になった先には、"地球やヒトに配慮した考え方"が拡がり、健康的な社会になるのではないだろうか。
そのためには、ファーマーズマーケットという場が、その手段として最適なのではないだろうか。

というのが、僕が"ファーマーズマーケットを根付かせたい"と想うに至った考えです。

※詳しくは↓の記事に書いています。

[持続的でないファーマーズマーケット(マルシェ)の現状]

しかし、いまの日本で行われているファーマーズマーケットは持続的ではない。つまり、文化として根付かせることが不可能であると思っています。

その理由は、、

準備に時間や労力がかかる割に、利益があまりでないから。

出店されたみなさんに
「ファーマーズマーケットや、マルシェに参加する理由」を聞いたところ
・[お客さんと触れ合えるから]
・[出店者同士のつながりが生まれるから]
という結果が一番多い回答でした。

 逆に、一番少なかった理由は
[一つの販路として売り上げをあげたいから]という回答でした。

このように、ファーマーズマーケットやマルシェというのは、出店者さんにとって、あまり売り上げが見込める場ではない、ということなんです。

確かに[お客さんと触れ合え]、[出店者同士のつながりが生まれる]ことは、とても魅力的だと思っています。そこに価値を見出されていることに、僕は素直に嬉しいです。(1人のヒトとして。)

けれども、これはあくまでも単発的なイベントとしての位置づけであるための回答結果だと勝手に思っています。

最終的には週に1度 開催できるようにする。それが僕の考えているファーマーズマーケットのあり方です。

そのためには、[一つの販路として成り立つから]というのが当たり前にある上で[お客さんと触れ合え]、[出店者同士のつながりが生まれる]ことを目的に出店していただけるようにしなければいけないと考えています。

『出店者さんに甘えていてはいけない現実』

実際に、出店していただいた方々に今回の売り上げを聞いてみました。

少ないところで10,000円以下。多いところでは40,000円以上という売り上げに。全12店舗の売り上げを合計したところ、274,900円 でした。

この結果をどう捉えるかはヒトそれぞれだと思います。ファーマーズマーケットという名の下で開催するのが今回は初だったため、まだまだ認知されていないということはある程度の予測がありました。それでも売り上げが10,000円以下だったと聞いたときは、すごく悔しくて、悲しくて、申し訳なさでいっぱいでした。
(このように売り上げ結果を公開することはよくないのかもしれません。でも僕はこの現実と寄り添って、より良い方向へと導いていきたいという想いがあります。なので、情報はできるだけオープンにしたいと思っています。)

現実と理想のギャップを知るために、理想とする売り上げとして、いくらを考えておられるのかも聞いてみました。

10,000円~100,000円
12店舗 計425,000円

ギャップの大きさを実感しました。でも、僕は可能性しか感じていません。なぜなら、本当に価値のあるものは工夫次第でなんとでもなるからです。この世の中、価値の低いものでもマーケティングされて、なんぼでも売られています。(悲しい現実。)

なので、この現実と理想のギャップを埋めること、これが僕たち運営側のやるべきことだと考えています。

今回出店していただいた12店舗のみなさんは、ヒトとして器の大きな、心の広い、本当にいい人たちでした。

草津小市-ファーマーズマーケット-に出店することを決めた理由として、『学生主催ということで協力したかったから』と、とても嬉しい反面、この優しさに甘えていてはダメだな、と思っています。

春からの開催に向けて、必ずアップデートします!


いつも僕のnoteを読んでくださりありがとうございます🐞 もし可能なら、読んで頂いたお礼に僕が育てたお野菜を届けさせていただきたいんですけどねえ。きっといつか🍆