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出掛けると、生きている感覚が持てる

今日久々に、美容院に行くために一人で街へと出掛けた。
午後から家を出て、郵便局で用事を済ませて、時間があったから岡山さんすてのマクドナルドでコーヒーとビーフシチューパイをかじりながら、買いたい本リストの整理をしていた。

大学生の頃は、ファーストフードは健康に悪いからとあまり入ってなかったが、社会人になって会社の近くにお店があったから(立地的に他に外食できるところがなかった)よく会社の子と寄るようになった。
その時にマクドナルドのアプリをダウンロードして、クーポンで120円でコーヒーが飲めたり、ポテトのLサイズもお安く買えることに気付き、カフェのように街に出た時にフランクに使う機会も増えた。
自分一人で出掛けた時は贅沢せず、そんな風にお金をケチってしまうのが私の性格だ。

社会人になって思ったのは、エネルギーを使い果たして枯渇した体には、時々(カロリーはもちろん)「陽のエネルギーを含んだ食べ物」が心の栄養に必要だなと思った。
体には悪いジャンクフードでも、陽のエネルギーがいっぱいだから、食べたら元気になることがよくあった。
だから時々ならこんな風に食べてもいいよね、と自分にOKを出せるようにもなった。

話がずれてしまったが、マクドナルドで一時間ほど色んなスマホのリストを整理して、そのあと予約していた大学生の頃から約6年行きつけの美容院に向かった。

「ハロウ」という名前の美容院。
ナチュラルなインテリアに囲まれた心地よい空間で、雰囲気と香りが素敵な美容院。
毎回、私より4歳上のお姉さんのような美容師さんにお願いしている。

大学卒業後、一年に二回ほど実家に帰った時にはこの美容院に行っていた。
やっぱりどこの美容院よりも、ここの美容師さんが一番落ち着くし、いい感じにカットしてくれる。
あと何より会話が心地よくて、素のままで居られることも大きい。

美容師さんは素敵な仕事だ。
髪の毛やまつげなんかを綺麗にすると、人は見違える程素敵に変わる。
毎度毎度素敵に仕上げてくれる、まるで魔法使いのような人達。
生まれ変わって違う職業を選ぶとしたら、美容師さんを選ぶと思う。
それくらい私は美容師さんという仕事を尊敬している。

その美容師さんには、相談なんかもさせてもらうことがある。
そんなとき毎回的確なアドバイスをくれる。
年齢が上という以外にも、その美容師さんは本質を見極めるモノの考え方があるし、日々色んな人と話をするからきっと更に人間に磨きがかかっているのだと思う。

美容師もそうだけど販売職とか、営業職とか生身の人と接してその都度コミュニケーションをとる仕事では人を見る目はその都度磨かれていくだろうし、人との距離感や人に対する謙虚さなんかも磨かれていくんだろうなと。

そういう「人への謙虚さ」は表面的な態度だけではなく、自分の心の底からそう思う姿勢は持ち続けたい。謙虚さを失うと、人は横柄で無礼になってしまうから。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉のように、向上心と目の前で起きることから学ぶ心を持ち続けて、関わってくれる人には常に誠実でいたいとぼんやりと思った。

その美容師Yさんは、今日の帰りに「実は今お腹に赤ちゃんがいて、、、」と嬉しい報告をして下さった。
もう3か月後には新しい命が生まれてくるらしい。
私も涙が出そうなくらい嬉しかった。
大好きな人の嬉しい報告で涙が出そうになったのは初めてだ。
きっとこれからも、こんな風に友達の結婚、出産報告で色んな気持ちを知ることになるんだろうな。

そうやって美容院を後にして、久々にふらりと買い物に寄った。
岡山一番街のカルディでチャーリーとチョコレート工場に出てくるやつみたいなチョコレートドリンクが飲みたいと思ったり、そろそろハーブティーなくなるからどのハーブティーにしようかと考えたり、トイレが綺麗に改装されていて感動したり、学生の頃からあったお気に入りの雑貨屋が1月末で閉店する事を知って悲しくなったり。
色んなことが頭を駆け巡った。

ふらっと入ったフリークスストアで店舗限定で発売されているワンピースを発見して、運命的なものを感じた。

くすみブルーをベースにピンクの花がちりばめられており、インドで一つ一つ手作業の捺染で彩られた素敵な柄。
アクセントにゴールドのインクで染められた部分もあって、キラキラと輝いている部分がある。
Aラインに広がる裾、カシュクールのようなデザインの胸元はVネックで、背中側はキルティングが施されている。
冬は中にタートルネックやクルーネックのニットを着込んでもいい。
真夏以外なら着られるコットン100%で試着するとシルエットも最高に美しい。

こんなに感性とフィットする感覚は久々だ。
しかし買うときに、私今までこんな派手な色柄の服、着たことない。めちゃくちゃ挑戦だなぁと思ったので悩んだ。
お値段も定価は2万6000円くらい。2023awの新作だけど、40%オフの値札がついていた。
店員さんから「もう一点商品を買うと更に10%オフで50%オフになりますよ、ほりにしスパイスでもOKです!」と言われ、買う意思を固めた。

ほりにしスパイスと一緒だとプラス10%off、50%オフで貯まっていた700ポイントを使って、さらにLINE連携で1000円オフと、2つで実質定価の半額以下で購入。すごくお得に感じた購買体験だった。

その後中川政七商店に寄ってみたり、無印に寄ってみたりした。母親に無印で「エイジングケア薬用リンクルケアクリームマスク」を頼まれていたが、これは廃盤になったらしい。
こんな時、母親はいつも「私がいいと思って使い始めたらいつも廃盤になる~!」という。
また保湿クリーム探しの旅が始まるね。
私はパロサントを炊く時にスタンドが無かったので無印のグレーの歯ブラシスタンドをパロサントホルダーとして使うことにした。
歯ブラシスタンドは案外歯ブラシだけでなく、ボールペンやお香も立てることが出来るんじゃないかと思う。

自分の感受性が強いことも関係しているとは思うけれど、1日一人で外に出掛けるだけでこんなにも考えたことがあった。
一人で出掛けるというのは、常に自分と対話しながら色んなことを見て、聞いて、知っていくことだ。
だから私にとっては一人で自由に出掛けて過ごす時間は必須だ。(結婚してもそれを許してくれる人と暮らしたい、ワガママだろうか)

noteを書き始めたことで、目の前で起こることへの感受性が更に強くなったように思う。
常に頭のなかに生まれては消えていく言葉たちを掬い上げてnoteに整理していく作業は心地よく、生きている感覚がする。
日記よりも、誰かに読んでもらうことで、私の何かが誰かに伝わっているような感覚になるから、心地いい緊張感もある。
前に一歩一歩着実に前進している感覚にもなる。それは、地に足を付けて生きることにつながっているように思う。

私の考えをこの媒体を通して形づくることで、私の気持ちがここに生きていく。

だから書き続けていこうと思う。
今の気持ちでしか今の文章は書けないから。

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