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難病チャレンジ②・富士登山

2017年8月 富士山にチャレンジ。
薬の調整も落ち着いてある程度普通の生活が送れるようになった。
でも何か吹っ切れないというか、スッキリしない感情が続いていた。
そんな中ちょっと奥さんに聞いてみた。

「なんか今までやったことないことにチャレンジしてみようかな。なんかないかな?」
即答
「富士山登ろうよ!」あ〜聞かなきゃよかった。これはもう行くしかないな。しれが2016年の夏ぐらい。

一度主治医に確認したら「どうせ行くでしょ〜止めても。」そうですね。よくわかってらっしゃる。
ただジョギングは薬の関係上あまり進められないとのこと
プールなら骨に体重もかからないし、いいじゃないかと。

それから毎週末、当時中学3年生の次男(知的障害を持つ明るい奴)部活も特にやっていないから、二人に市民プールに通い体力アップ作戦。
二人で通ってるうちにみんなに挨拶する次男は人気者に。

とうとう富士登山に挑戦の日。朝から土砂ぶり。
「どうかな?もうやめた方がいいのかな?」逃げ腰の私。
「大丈夫!頂上は晴れてるよ!」
忘れてた。奥さん今までに富士山登ってたんだ。。行くしかない。。

昼から登り始めて予約した8合目の山小屋まで向かう。
登り始めるとテンションの上がり楽しく登り始めた。

7合目あたりから晴れてきた。一箇所非常に狭い階段があり次男は
階段が苦手、奥さんと私で前と後から手を繋いでなんとかクリア

安心してちょっと泣き

なんとか山小屋に到着。ハンバーグ定食美味しかったな。
ご来光は山小屋で見て、頂上へ出発。

山小屋からのご来光

朝から晴れて気分も上がり頂上へ。

頂上へ

この辺から呼吸が苦しくなってきた、左半身によく出る無力症もしっかり出てきてかなりペースダウン。でも頂上までの看板に励まされてなんとか頂上!

ついに頂上

なんとの言えない達成感とチャレンジして本当によかった。
空の色の青さが一番印象に残っている。
この難病になってもここまで出来たこと、協力して応援してくれた家族。最後まで本当に明るく頑張った次男、明るく励ましくれた奥さん。
今でも、病気が出てきつい時は頂上に登ったことを思い出し自分を励ましている。

なぜ今書いたか。
今年父が胃がんになり胃を全摘出した。もう登ることはないと思っていたが、来年の夏に山を愛する兄と登って応援しようかと考えている。書いてしまった。もう行くしかないか。。
またプールから始めよう。

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