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#115: こんなときだから♪グリーグ〜昆虫界のアイドルといえば!? 「蝶々」

グリーグ:『叙情小曲集』より「蝶々」(1886)

#113 -119のテーマは「鍵盤の上を駆け巡る!?ーピアノが奏でる虫の世界」

「虫なんて大嫌い!!」

「虫」と聞いただけで,毛嫌いする方,いますよね。
家主も,人類,いや生き物,いやいや万物みなきょうだい,という思想を持ちたいと思っているのですが,無理なものは無理! 苦手なものは苦手です。虫の中にも,平気なものと苦手なものがあります(人も例外なく)。

そんな人間から見た虫界の中で,一際目立つ華やかな存在といえば「蝶々」ではないでしょうか? ヒラヒラと優雅に花から花へと渡り歩く姿は,やっぱりハエとは違いますよね……。

エドヴァルド・グリーグ(1843-1907)が描いた蝶々も軽やかで煌びやかな様子が目に浮かびます。

虫というよりも妖精に近い,そんな印象もあります。

ヨーロッパの妖精たちは,翼というよりも,蝶のような小さく可愛らしい羽を持つ姿として描かれているのも,もしかしたら関係があるのかもしれません(これは家主の妄想ですが)。

いずれにせよ,美しさで魅了する「蝶々」は,ピアノの上でも軽やかに舞うように演奏されなければなりません。

本日は,作曲者であるグリーグが演奏したピアノロール*の音源をお楽しみください。

今日もみなさんにとって,素敵な一日でありますように!

*ピアノロール:空気圧をかけ、穿孔部を通してハンマー等を動作させる仕組み。19世紀末からつくられ、専用の機械を用いればピアノ演奏をある程度正確に記録することができた。20世紀初頭の作曲家自らが演奏したピアノロールなどがいくつか残っている


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