見出し画像

河上伸男先生の文章セミナー1 はじめに

大阪編集教室で文章ゼミ講師をされている河上伸男先生の「文章セミナー」を連載開始!
定期的にnoteで配信していきます。
あなたが書く文章を「ステキ」にしていくためのエッセンスを紹介していきます。

【執筆者紹介】

画像1

河上伸男
広告の仕事制作所イーブン有限会社代表。
大阪コピーライターズクラブ会員。
広告代理店でコピーライターを13年、その後独立。
「ひとのよい広告をつくろう!」をテーマに、コピーライター兼社長を続けています。

はじめに

いいおとなのひとの、わかりにくい文章って目にしたことあります?

僕は、たくさん目にしました。
三十年ほど、文章を教えてきましたので。
てにをはが、ヘンだったり
主語が、つながっていなかったり
ひとつの文章が、長過ぎて内容がもつれていたり。
ほとんどのひとの最初の文章は、わかりにくかったのです。
でもこれ、仕方のないこと。
だってみんな学校の作文以来、文章なんて見よう見まねで書いてきたのですもの。

書店には、文章の本がたくさん並んでいます。
コツや、テクニックや、ココロエや、ヒミツが載っていて事例もいろいろ、添削例だっていろいろ。
一度きちんと文章のことを学んでみようかな、
これを読んだらうまく書けるようになるかな、
なんてつい買ってしまうのですね。

ですが、その文章の本を活かせています?
たぶん、よく似た事例に出会えば役に立つかもしれない。
けれど、文章ってとってもプライベートなもの。
だから、よく似た事例になかなか出会えない。
コツや、テクニックや、ココロエや、ヒミツはなるほどと思う。
だけど、自分の文章にどう使えばいいのかわからない。
それで、読むには読んだけど……
つまり、活かせてないひと、多いんじゃないかな?

文章を教えてきてわかったことがあります。
それは、テクニックではうまく書けるようにならないということ。
書けるようになったひとは、文章の根っこを学んだような気がするのです。

「なんか書きたい、なんか書けそう」
読むと、なんだか文章が書きたくなってくる、そんな文章の本があってもいい。
いやそもそも、書きたいと思わせるのが文章の本のあるべき姿ではないのか!
と、まあ、気負うほどでもないのですが、文章は書かないと、話にならんのです。(わ、シャレになっている)

しかしまあ「書きたくなる」かどうかは、気の持ちようになります。
そこで、はじめにのおしまいにあたり、とっておきの「気」を送っておきます。
〝読みはじめたら、
 読んでいる途中、
 読み終えたころ、
 あなたは書きたくなってくる〜〟(笑)

つづく

ー 河上伸男先生の本『ぶんごころ』より抜粋 ー
ただいま大阪編集教室事務局で絶賛発売中!
【大阪編集教室では、受講生を募集しています!】
これから文章を学び始めたい人・みっちりと学びたい人・発想力を鍛えて面白いネタ探しがしたい人……。いろいろなニーズに応えるコースがありますので、下記HPより詳細をご確認ください!

#セミナー #初心者向け #文章 #大阪編集教室 #ライター #編集者 #コピーライター #文章ゼミ #発想ゼミ #文章力 #企画力 #文章のきほん #大阪 #天満橋