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河上伸男先生の文章セミナー3

【執筆者紹介】
河上伸男
広告の仕事制作所イーブン有限会社代表。
大阪コピーライターズクラブ会員。
大阪編集教室「文章ゼミ」講師。
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広告代理店でコピーライターを13年、その後独立。
「ひとのよい広告をつくろう!」をテーマに、コピーライター兼社長を続けています。

たしなむ

描いた風景を年に一、二度、絵はがきにして送ってくれるひとがいます。
外国の清々しい公園や、いさぎよく枯れた雑木林、親しさで混みあっているカフェ、などそのときどきに立ち寄られた場所が描かれている。
この絵が、いかにもそのひとらしい。
好きなことをほどよく楽しんでいるのです。
うまいヘタには頓着なく、たしなむ感じ。

絵はがきをもらうたびに思います。
……たしなむ、っていい生き方だなあ。
好んで親しむ、というのがその意味。
見苦しくないように、軽はずみにならないように、度を過ごさないように、
好きなことに向きあっていく。

文をたしなむ、という響きもいいですね。
コトバとの出会いにココロをはずませながら、気づかいの上手なおとなのひとが、書くことに親しんでいる感じです。
たしなむ、という思いで書かれた文章って、そのひとの魅力がひときわ、ふくらんでいる。
「ええ、書くことが好きなので」と微笑むそのひとの、つつましさが見えてきそうです。

書くことに親しんでいるときっと生き方がステキになる、そんな気がします。

ー河上伸男先生の本『ぶんごころ』より抜粋ー
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