失恋から学んだ課題設定の過ち「コーチング③」前編

■元彼は私のヒーローです!
元彼を思い出すことが良いこと!と気づけた前回のコーチング。

年内最後(年末)、3人目のコーチングでは「元彼」をテーマに話しました。セッション中はずっと泣いていた。そして、この記事を書きながらも途中、涙が止まらなくて辛かったな…。でも書き終えた時、セッションで辛い気持ちから逃げずに向き合った時、残ったのは「自信」でした。元彼は、私にとって「ヒーロー」です。今日から「ヒーローくん」と書くことにします!
(※特にヒーローだったのがこちら笑)


■生きていくことを大切に「2人の死と障がい者スポーツから学ぶ」

自己紹介を求められ、第一声で
「生きる軸は、見返りを求めずに自分軸で他者貢献することです」と伝えると、コーチはびっくり!一言目に「生きる軸」というのが驚きでありパワフル。生きていくことを大事にされる方なのですね、と言っていた。

恐らく、1番の理由は「後輩の事故死という原体験」を16歳で経験したからだと思います。部活推薦で高校に入学。でも部活でいじめをうけて、クラスにも発展してしまい、しんどさに水泳からも逃げて辞めてしまった16歳。そんな時、唯一味方でいてくれたのが「教室隣のサッカー部後輩」でした。でも私は反抗し続けてしまった。

感謝も言えないまま、後輩は事故死してしまいました。

この時の後悔と感謝が、今の私を作ってくれています。
その他の経験にも、私の第2の育て親である祖母が、2年前に突然余命3日となってしまいました。結果2ヶ月生きたけど、2ヶ月仕事を休んで付きっ切りで祖母の生き様を見させてもらって学んだこと。さらに、大学では障がい者スポーツを専攻したのもあり
「自分らしく生きる」こと、「人それぞれ異なる生き方がある」ということに興味があるのだと思います。

■イギリスで学んだ「感情を表に出すことの大切さ」

ここからは、セッションの内容をそのまま綴ります。感情的になって話がズレていきますが、このままを資産として残すことにします。

■コーチに伝えたテーマ
失恋から立ち直りたい
→コーチングで自分の考えを整理し、その考えを自分で信じ、立ち直るための行動につなげたい。大目的はEQをあげたい。
→失恋の話を、現在あまり人にしていないので話したかった。

今までにないくらい引きずっている。この感覚も気持ちも初めて。
これまでの恋愛は2~3年と長く、最後の方はお互い情で付き合い、別れた後は一旦おひとり様生活を楽しむため、恋愛は休憩!というのが私のいつものパターンだった。ヒーローくんとは、今回は1ヶ月半しか付き合っていない。私の解釈だけど、お互い好きなままで一番楽しい状態で別れてしまった。楽しい思い出が頭から離れない。
そして、私が傷つけてしまったことにより振られてしまったが、その時に言われた言葉も忘れられない。

「おさやのことは好き。これまでにないくらい楽しかった。でもそれと、辛い気持ちは別。立ち直れない。おさやと付き合っていると、ずっとおさやのことを考えていて辛い。おさやのことは諦めないといけないと思っている。1人になりたい。」

ヒーローくんが何でそう言ったのか、何でこうなってしまったのか。もちろん私の推測だが、客観的に理解ができるまでにはなった。でも気持ちが追い付かないままセッション日に至る…

【コーチ】
グッと締め付けられる感覚ですね、、
(涙ぐむ私を見て)泣いていいんだよ。と言ってくれた。

ここ数年、泣いたり怒ったりすることなく、むしろそういった感情はずっと抑えてきた。でも、失恋直前イギリスに行って、自分の感情を素直に出すことの大切さ、幸せを知った。失恋してからの1ヶ月半、我慢せず泣いたけど感情を表に出すことの大切さはより深まった。だから今日も我慢せず泣きます!(と言って涙ぽろぽろ・・・)

■トラウマを克服させてくれたヒーローくん

2つ前の彼氏(=ピザオ👈理由はこちら笑)とは3年付き合った。4つ上ということもあり、結婚も考えて初めて親に挨拶をした人だった。でもたくさんの嘘に耐えられず自分から別れを告げた。ピザオからはすぐ立ち直ったが、”恋愛”に疲れてこの3年間恋愛を避けていた。
1年前に男性不振に一時期なってしまったり、2023年夏までは、無理に結婚せず独身でいいかなと思ったり、、手をつなぐとか、恋人ならではのすることすらも怖いと思ってしまうほどだった。

いとこがきっかけで、2023年夏に人生初のマッチングアプリを始めた。(ゼクシィじゃないですごめんなさい笑)
連絡とった人、会った人、そしてヒーローくん、みんな良い人だった。悪い人なんていなくて、いいねを頂けるたび自己肯定感もあがったな。

■アプリを始めて嬉しかったこと
OJTさんの1人が元ゼクシィ部門というのもあって、何度もプロフィール修正を手伝ってくれたこと。
男の子の親友(当時彼女無し)にも同じアプリを始めてもらって、一緒に同姓会員の分析をして、日比谷公園まで行ってお互いの写真を300枚も撮ったり。笑
「好きって何?」と言っていた私が、アプリや恋活することに友達や家族が驚きすぎて、良い意味でネタとしてみんながアドバイスくれたり相談乗ってくれたり。笑

実は仕事でも嬉しいことがあった。
アプリ始めたばかりの頃、慣れない生活に正直疲れてしまった。すると元ゼクシィOJTさんが「アプリを、おさやさんの大好きな”仕事”と思えばきっと楽しめる!アプリは広告の運用に似ている。」(広告運用も業務の一部)

当時、広告運用習得途中だったこともあり、「どんな結果でも必ず活きる!」と会社の人もフォローしてくれた。そして本当に広告運用で結果が出た(上期唯一できた仕事だった笑)。まさかアプリをやることで仕事の結果につながるとは思わなかった…。仕事に悩んでいた私に元気を与えてくれたものがアプリだった。

こうやって、たくさんの人たちに支えてもらいながらやったアプリ。本気でやって、ヒーローくんと出会えて、「好き」という感覚を教えてもらって、好きな人と付き合うことができて、好きな人の幸せそうな顔も見れて、そしてみんなも喜んでくれる。それが何よりもの幸せだった!

もちろん傷ついた時間もなかったわけでは無い。でもアプリはやって本当に良かった!アプリがこの夏一番の思い出で楽しかった。

■”男性”からの克服
3年間男性(友達や会社仲間含まず)と遊ばなかったからか、最初は男性がすぐ隣にいることもゾワッとしてしまった。でもヒーローくんとは初めて会った時から違かった。一度もゾワッとしなかった。3年とか関係なく、ヒーローくんだったからかもしれない。

【コーチ】
ヒーローくんだけゾワッとしなかったのですね。その時は、「どんな感じ、感覚」だったのでしょうか?

【おさや】
(涙とまらず)どんな感覚だったんだろう…

”この子”の為になりたい。自分も頑張りたいという気持ちがあった。
最初は、”男女として見る”、”ピザオとのトラウマを思い出す”というよりも、「ヒーローくんという1人の人として見ていて、”この子”と新しい人生を築いていきたい」と思えたんだろうな。

■仲良くなったきっかけ
共通点が、驚くほど多くてすぐ仲良くなった。
性格診断がたくさんあるアプリで、なんと全部相性が良かった!MBTIとかポケモン診断とか、ありとあらゆる診断全部が相性最高で、こんなことあるのか…と思って嬉しかったな。

私のできないことができる人で、同い年ということもありプロフィールを見た時から尊敬していた。逆に”あの子”の苦手なことが私の得意で、お互い苦手なことを補い合えていて2人で幸せになっている感じがして、毎日楽しかった。

”あの子”はこれまでの恋愛で、自分を押し殺して日々我慢していた、自分らしくいられなかった経験の積み重ねだったそう。私はそういう経験がなかった。むしろ、ありのままの姿でお互いいることに重きをおいていた。

”あの子”は恋愛で幸せになりたいけど、なりかたを知らない。だから過去の不幸せな引き出しに経験を当てはめて、自分を無理やりに納得させていて、不幸せな方向に考えが向いていた。心がきれいでとっても真面目な”子”。もっと幸せになるべき素晴らしい人だし、”あの子”の力になりたい、助けたい、一緒に幸せになりたい、と気持ちが日々強くなっていったんだと思う。

・・・ここまで話し切って我に返り、自分の考えを初めて知って驚きました。

■ありのままでいられたヒーローくんとおさや

【コーチ】
”あの子”
”この子”という表現から、ヒーローくんのことをとっても愛していた、愛おしい気持ちもあったんだろうなと伝わります。

【おさや】
とっても愛おしかった。トイプードルみたいですごく可愛くて、可愛いって何回も言ったこともある。でも見下しているとかでは全くなくて、人として尊敬していた。

自分の感情を抑えて、気を遣いまくって、
元カノさん達の尻に敷かれて(言い方悪くてごめんなさい!きっと元カノさん達も悪気ないはず!><)しまったこともあったと思うけど
「私の前では素で接していいんだよ?よほどのことされない限り引かないし、ありのままのヒーローくんで接してほしいな。」と何度も何度も言った。完璧な人なんていないし、八方美人でいられたり気を遣われる方が嫌だった。

そしたらだんだんと素で接してくれた!本当はすごくわがままで、感情的で、気分屋な”子”。時にキツい言葉も無意識に言う”子”だった。LINEも電話も、最初とのギャップに驚きまくった(本人にも言った笑)けど、素の”あの子”の方が人間味があって断然好きだった。ありのままで接してくれたのが本当に嬉しかった。全く嫌がらない私に対して嬉しそうにしている”あの子”を見て、どんどん惹かれていった。

【コーチ】
おさやさんは、「ありのままでいてくれる」ということを大事にしているんですね。

【おさや】
確かに…。ありのままの相手を受け入れる、ありのままの自分を受け入れてくれる、深い関係を人間関係で求めている。とはいえ、私もこの3年間八方美人なところがあったと反省している…。もうやめようと、この1ヶ月半で気づけたがヒーローくんだから、私もありのままの自分でいることができた。そうさせてくれる人だった。

■もったいない。
【コーチ】

ここまで話してみてどういう気持ちですか?

【おさや】
自分の気持ちに気づけたスッキリさ。
人間関係に求めていることを知ったスッキリさ。
一方で、別れたのもったいないな…という気持ちがとても浮かび上がってきた。もしかしたら、現実をまだちゃんと受け止めきれていないのかな…。

【コーチ】
”もったいない”
というその感覚を、ぜひもっと聞かせてください。

【おさや】
相手の感情は分からないので、この先のお話は予想になる。

見た目もお互いタイプ、こんなにも気が合って、性格適性診断は出会う前のものから含めても全て相性最高。よく聞くカップルの喧嘩とかも全くなく、将来の話もしていた。何よりも、お互い苦手だったりできないことを補い合ってて、支え合う関係がとても良かった。
でも適性診断というAIでは測定できないコミュニケーションの部分をもっとうまくできれば、きっと今頃笑い合っていたのかな…。

■助けられたこと
ヒーローくんは料理が好きで毎日包丁を持つことに抵抗がない。
そして、趣味の1つが水泳。大会も出ていた。

私は料理が苦手で、買い食いはしないものの、カット野菜とか大容量惣菜を買うことが多かった。ヒーローくんのおかげで、カット野菜を買わなくなって、初めてお惣菜も作った(笑)
水泳は、高校生の時に嫌な形で辞めてしまったトラウマからか、趣味で再開したくても勇気がでなかった。でもヒーローくんを見て再開できた。別れる直前も一緒に泳いだし、お互い初めてのことですっごく楽しかった。初デートはまさかの「競泳水着」を買いに行くだった(笑)とっても熱心に一緒に選んでくれて嬉しかったな。

私にとっては、この2つができたことはとても大きなことで、生活がとっても豊かになった!料理は今でもできている(^^)/
ただ、正直なところ水泳のトラウマは大きくて、「ヒーローくんがいるからできた」という状態で、自立していないまま別れてしまったのが本音です。1人ではもう少し時間がかかるし、お洋服とかと一緒に間違えて水着も渡してしまった…(アホやぁ🥺)。もう連絡も取れないしとっても後悔、、
でも、今年の目標に水泳を入れている。また泳ぎたいと思っているだけでも、ものすごく大きな進歩だと思います。

(👆2024年の目標の1つ! ※参考記事はこちら🐶)

■ずっと1人でいるヒーローくん

地元ではない、少し田舎町で1人暮らしのヒーローくん。
ルート営業職でフルリモート。顧客も大手に変わって、仕事がとってもできる人だったからこそ顧客対応やPCと接する時間が少なかった(仕事のできっぷりは本当に尊敬だったな…何度も助けてもらったし)。
人間関係は広く浅くというよりも、少ない友達をとっっっても大事にするタイプで、でもあまり活発に連絡は取っていない。趣味も1人ですることが多いもので、「人と接する時間」があまりにも少ない、多分物足りない、孤独感もあったんじゃないかなと感じていた。

コミュニケーションにおいても、失敗を恐れて逃げているように見えた。嫌なことや不安なことから逃げて、また次の壁が来たら逃げて…を繰り返していて視野が狭くなりすぎている。多分、それに気づかないまま、生きづらい方向に自ら進んでしまっている。もっと幸せになりたいと、もがいているように私は見えた。

こんなに相手のこと見ていて、考えていて、とっても愛情の溢れる人なのに…と私にも悲しい気持ちが出てきた。しかも、永遠とボケることができて、毎回お腹抱えるほど面白すぎる才能も持っていた。私はコミュニケーションに自信を持っていたのもあり、力になりたいと思っていた。

コーチング受けて気づいたけど、
無意識に私も”あの子”にコーチングのような質問を投げかけていた。お話を聞きながら、答えは分かっていたけど、あえて

「何でそのような、悲しい気持ちが出てきてしまうんだろうね…」
「この経験、うまくいったのは何でだったんだろう?」
「その時もう少し深く考えてみると、どんな気持ちになったの?」

と聞いていた。
自分の出した答えを自分の耳で聞いて、納得して、元気になっていく姿を見て、私も嬉しくて2人で幸せになっていた。

(ヒーローくんへの愛情が溢れているなぁ…本当に好きだったんだなぁ。それだけでも十分幸せなことだ!と、話しながら俯瞰している私もいました)

■課題設定の過ち「人付き合いを辞める、という選択を選んだヒーローくん」

こんなに幸せだったのになぜ別れてしまったのか。理由は様々あるけれど、一言でいうならば
コミュニケーション不足】でした。

適性診断というAIでは測れない”コミュニケーション”は、お互いが意識してつくるもの。でも診断の相性良さにお互い甘えていた。1ヶ月、たくさん話してから付き合ったけど、アプリで出会ったばかりの人というのが事実。価値観なんて家族でも友達でも異なるのに、価値観が異なることが発生した時にどちらも冷静になり”きれて”いなかった。
コミュニケーション不足、これが問題だった。

(ここから先は、「問題」ではなく「手段」の話をずっとしています…。今思い返すと辛くて悲しい、恋愛に不器用な2人の事実です。)

***

ただここは、私が悪いと思っている。
あの時の私は、コミュ力や恋愛に絶対的な自信を持っていて、”あの子”に期待させすぎてしまった。”あの子”の考えていること自体はいつも分かっていた。イギリスに行く前までは、”あの子”が落ち込んでいる時も、良いタイミングで声掛けができていた。「ヒーローくんの考えていること全部わかるよ!」って私が言ったから、”あの子”は恋愛に他人軸な部分が少しあった。

でも、あの時の私もラクな方向に逃げ続けていたから視野が狭く、恋愛も3年ぶりで慣れていなかった。悔しいけどそれが事実だった。お互いを知るほど価値観の相違も見えてきた時、2人とも受け入れられて、話し合って解決することができた。ヒーローくんは話し合いがとても上手で、折衷案まで考えてくれたのに、私がたくさん迷惑をかけてしまった。

”話し合いに行くまでのお互いへの伝え方”を、お互いが分からなかった
特に私。すごく感情的になって、”あの子”に酷いことも言ってしまった。”あの子”に怒っているんじゃなくて、自分自身に怒っていた。でも、どうすれば良いか分からなかった…。周囲にもっとちゃんと相談すべきだった。
お互い尽くしているのに、うまく伝わらなくてお互い傷つく。その状態が苦しくて、ヒーローくんは「人付き合いを辞める」選択肢を取ったと思う。

でも「人とのコミュニケーション」って、
価値観の相違を受け入れられない、苦しい時間を避けるというのは、ロボットじゃないから難しいと思う…。恋愛じゃなくても友人関係でも家族でも、、ここから避けたら、逃げたら、この先もずっと逃げ続けることになってしまう…。だからとても説得した。

「何も言わなくても、お互いの気持ちが分かればいいのにな~」
別れる前、ヒーローくんはよくそう言っていた。

もしそれが「ありたい姿」なのだったら、
「価値観の相違があること」が問題だったのは事実。

でも、今の私たちにとってこれは本当に「課題」だったのだろうか。
話し合うことで毎回解決できていた。
どちらかが我慢をしたわけでもなかった。
ちゃんと受け入れていた。

本当の課題は、
「価値観の相違」が発生した時「相違を解決」にすること
だったのではないだろうか。

そこにお互い気づかず、
「別れるか、別れないか」という打ち手から考えてしまっていた

そもそも、出会いたての私達にとって「価値観の相違があること」は本当に問題だったのだろうか…
「コミュニケーションが不足していること」
ここなのではないだろうか。

👆おさやの脳内


そして、”あの子”の返事は「網膜剝離にならなければ、おさやと別れていなかった」だった。

****************

ここまでお読みいただいた方、本当にありがとうございました。
書いている私も心が痛くて、未熟さに悔しさが混じった気持ちです。冷静になれば分かるのに、簡単なことなのに、恋愛って難しいですよね。でも、冷静になれないくらい好きだったことも事実。この悔しさを、必ずこの先の人生に活かしたい。そう思えたとても大切な経験であり、私のお守りなので赤裸々に全部書きました。

実はまだ、ここまででセッションは25分。7,500字!
後編は、以下記事に移ります(笑)


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