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映画「キッズ・リターン」感想

失敗を恐れてしまって、
何かに挑戦できずに
悩んで立ち止まっている若者がいたら
是非観てもらいたい。

若者こそ、
この映画は観るべきだと思うし、
挑戦を恐れる必要はないんだ!
って勇気をもらえます。

何かに挫折や失敗しても
それが終わりでなく、
まだ始まってもいなんだよっ!
って、笑ってまたやり直せるのが
若者の特権なんです。

あー、じじくさい事言ってしまいましたが笑笑
ほんと良い青春映画でオススメです!

上映時間:108分
制作国 :日本
制作年度:1996年
ジャンル:ドラマ・青春

あらすじ・解説

いつもつるんで、学校に行っては
問題を起こしていた18歳のマサルとシンジ。
ある日、カツアゲした高校生の助っ人に
ノックアウトされてしまったマサルは、
ボクシングに目覚め、ジム通いをはじめる。
付き合いでシンジもジムに入門し、
ふたりはボクシングの練習に没頭する。
ある夜、ヤクザに絡まれたふたりは、
若頭に助けられるが、その迫力にマサルは感動する。
高校生活も終わり、
いつの間にかシンジはボクシング界の
逸材に成長していた。
だが、ジムにはマサルの姿はなかった……。

引用:allcinema

みどころ・ポイントについて


青春の疾走感を体現した映像と音楽

北野武監督は、
青臭い小生意気な若者の描写の作りが上手い!

先生をおちょくるシーンや、
カツアゲした弱者に、
助っ人できたボクシング経験者に
惨めにボコられるシーンや、
自転車や走るシーンなど躍動感溢れています。

久石譲のBGMは、
北野映画か?ジブリ映画か?
ってくらい映像にピッタリです!


才能や資質だけじゃ成功できない無情な社会

若者ふたりはそれぞれ別の道へと歩みます。
ひとりはヤクザの道へ。
もうひとりはボクサーの道へ。

ふたりとも資質や才能があり、
それぞれ順調に上り詰めていきます。
しかし、
ヤクザの親分に生意気な意見を叩いたり、
悪いボクシング先輩の誘惑に乗ったり、
それぞれ道を外し、堕ちていきます…。

そうなんです、社会で成功を手にするには
自分だけの才能や資質だけでなく、
まわりの環境や人間関係が大きく影響します。

そのあたりをリアルに描いた内容となり、
社会の無情さや理不尽さに震えます!


ラストシーンのセリフに救いがある

それぞれ目指すものを無くしたふたり。

卒業した学校の校庭を
二人乗りでブラブラと周り出す。

ひとりがこう言います。
『俺たち、もう終わっちゃったのかなぁ?」
すかさず、もうひとりが答えます。
「バカやろう!まだ始まっちゃいねーよ!」

笑い合うふたり。

そうなんだ。終わりでもなければ
まだ始まりでもなかった!
若いからこそ失敗してもいい。
何度でもやり直せて、始められる!

もっと若かりし頃にこの映画に
ほんと出会いたかった!っと思える
最高の青春映画ですね!
「若さって最強だ!!!」っと叫びたい
アラフォーおじさんでした・・笑笑


以上となります。
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では、また次回!

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