ray∣多動的母とザワザワ苦手な娘

私と母と妻と。そのバランスに戸惑いながらも、「田舎で愉しく生きる」事を目指している。と…

ray∣多動的母とザワザワ苦手な娘

私と母と妻と。そのバランスに戸惑いながらも、「田舎で愉しく生きる」事を目指している。ということで、まだ到達していない。 13歳,10歳,3歳の年の差姉妹。10歳は教室に入りたくない人。

最近の記事

3歳児健診の記録

10年以上前、長女の1歳半検診の時だっただろうか。 あの頃は、その月齢の子たち3〜40人が一斉に受付をして、2時間コースが当たり前だった。 健診スタートは昼過ぎ。いつもはお昼寝している子が多い時間帯。 子はグズグズ、母はドキドキ(今は父親も参戦しているだろう)。 いくつかのメニューの待ち時間、私たち親子は待合室にじっとしていられず、廊下やロビーを散策していた。気づくと、下駄箱の前でひっくり返っている子どもがいた。ご機嫌が麗しくない。かなり、麗しくない。 「ご機嫌斜めですね

    • 玉子の殻はどちらへ?

      美味しい珈琲が飲める喫茶店は、おじぃたちの交流の場だった。 常連さんたちの邪魔にならないように隅っこの席へ。 それにしても美味しいな。 モーニングのトーストにはメープルシロップがついて、疲れた私に優しすぎる。 ありがとうマスター! ところで。 ゆで玉子の殻はどこに置くのが正解なのか。 トーストを食べてからむけばいいのか? いや、先に玉子を食べたいんだ。 5秒ほど悩み、結局、パンを寄せて殻を置く。 そして、トーストにかからないよう気をつけながら塩をふる。 事なきを得た

      • 日記しか書けないけれど。

        本当に疲れていた。私のキャパの問題。 なんとかデキる人になりたいわけでなく、デキない私を見せられた事実を記しておきたかった。 これに共鳴した友人が、久しぶりにメッセージをくれた。 友人とはよく喋って互いを応援していた時期もあったけれど、この頃、疎遠だった。 リアルに会わなくとも充実していそうな姿をSNSが教えてくれる。 短いやりとりで、 「本、書いたら?エッセイ的なやつ!」と言ってきた。 これには、疲れてるのに笑ってしまい、朝から弛み、友人の魅力はこんなところなんだよ

        • 正論に痛手を負う

          久しぶりに「子育て講演」に参加した。 仕事で繋がりのある隣市の方にお誘いいただき、激推しだったので参加したのだ。 いい話だった。 私は帰り道、運転しながら吐きそうになり、心の整理のために綴る。 私自身、スマホ依存で、「しまった」というタイミングは体感していて、何なら昨日もあったな、と振り返る。講演後には「感情を共有するタイミングを逃した」と説明できる。 シンガポールの少年が書いたという作文『ぼくはスマートフォンになりたい』を聞けば、もう反省でしかなかった。 けど、依存

          思考停止を停止したい。

          なんのためのノーメディア週間なんだよ!? この辺の中学校は、テスト週間に絡めて、家族も一緒にノーメディアに挑戦しよう!というのか主流らしい。 そもそも、この時代にノーメディアは成立するのか。 テスト前、勉強に集中するなめなら本人だけでいい。 リビング学習で気が散ると言うならテレビは消そう。 私だってテレビ観たいのに!!と言われたら控えよう。 手紙を読むと「学習の充実と家族のコミュニケーション増加のため」らしい。 家族がノーメディアにしだからといって、勉強が間に合わない

          子どものためなんてクソくらえ

          小4娘は勉強が、漢字や(きっと英単語も)百人一首を覚えるのが嫌いの様子。 春休みに14点の漢字テストを見つけて、私はクラクラし、Amazonで漢字ドリルを見漁って、1〜4年生分を購入した。 今、3年生に入ったけれど、覚え切れずに怒りながら、また泣きながら書いている。 いや、もう、その時点で覚えられない。 ドリルの時は覚えても、使わないと定着しないので、「自学ノートに日記を書く」も加えた。もちろん、本人は作文なんて大嫌い。 図工や運動は好きで、バレーの練習を増やしたいこの

          子どものためなんてクソくらえ

          内緒、を共有するゆるい大人。

          誰しも日々色々あって、その事象に対して感じることがあって、それを声に出すか、出さないか、適量吐き出すか、吐き出しすぎてしまうのか、それもまたそれぞれ。 けれど、日々心が動いていることは、きっと、共通しているんだろう。 その心の動き気に折り合いをつけて、自分の中にしまい込むことも多いかもしれない。 大人だけでなく、子どもと呼ばれる年代も。 話を聞いてほしいことがあって、友人を誘って共感カードを広げてみた。 偶然居合わせた小6の子と交互に話して気持ちや欲していたことをカード

          内緒、を共有するゆるい大人。

          子の都合、親の都合

          昨日の備忘録の続き的展開…… 長女のやる気に、こちらの勝手な価値観で苛ついていたのに、今度は次女のやる気にビビっている。 小学生のクラブチームを立て直すということで、新規メンバー勧誘の体験会に参加させてもらった。 私は末っ子のアレコレで1時間ほどしか見学していないけれど、娘は水を得た魚のようにキラキラとしていたので満足度は高かった様子。 終わってから「どうだった?」と聞くと、モゾモゾしている。 娘「やりたいけど…」 私「やりたいけど、何?」 娘「ママがダメって言ったらで

          スポーツで大事なのは何だ?

          長女が小6の時、好きで参加していたバレーボールへの向き合い方が、私の価値観というか、大切にしたい部分と違いすぎて、戸惑いや批判、続けることへの苛立ちと1年間戦っていた。 何度言っても、伝え方を変えても、響かなかった。根本的な考え方の違いだからしょうがないと、諦めたつもりが諦めきれていなかった。 中学の部活選びで、友だちとキャッキャしながらできそうな候補を聞いて、一安心している。 前提として、私が「真摯に向き合い、向上心を持って、チームで勝つ」とマインドセットしなければ、適

          スポーツで大事なのは何だ?

          イライラしてる時の頭の中

          9歳娘がイライラするとき、地団駄を踏んでうんうん唸っている。辛そうに見える。 先日参加したNVC(非暴力コミュニケーション)のワークショップで、対話を円滑に進めるために使うカードが心地よかったので、紹介された子どもニーズカードを購入していた。 【聴くためのツール】としてのカード。 まだまだ経験値が浅く、親子という間柄もあって、ついつい提案や世間体、一般論などを言ってしまうのだけど、なるべく黙る。沈黙を恐れず。 このカードはまだまだ使いこなせないけれど、カードのおかげで

          イライラしてる時の頭の中

          あの頃を解放する

          先日、#無制限あそび という体験イベントに参加した。 親子の絵の具あそびだ。 10年前、タイプは違うけれど、親子の絵の具あそびに参加したときの敗北感を思い出したので、綴っておこうと思う。 まず、私は、子どもの頃から図工が好きで、家でもちょこちょこ絵の具で遊んでいる。けど、家でやると、準備したり、子どもの動きを追ったり、後片付けに気を使うので、たまに自分も参加者になれるイベントに参加している。 今回、イベントに参加したのは、フリーペーパーhugmaの取材だった。 インスタ

          20年後のつながり

          入園前の親子が集う場のお手伝いをしている。 私も2歳を迎えたばかりの子がいるが、上にふたり小学生がいるので、「今の子育て世代」と仲間に入れるか謎である。 今回、市内の読み聞かせグループ5名を招いて、大型紙芝居、大型絵本、絵本を読んでもらった。 大きすぎる紙芝居『ねずみのすもう』は、グループメンバーが、20年以上前、保育園の保護者会の時に作って、保育園で保管されていたものを、もらったらしい。 年季もさることながら、とにかくでかい。 「車に乗りましたか?」と聞くと「軽トラの荷

          子どもの育ち、親の育ち

          「最近、子どもの言いなりになっている親が多い。子どもに注意できない親が多い。」 数名の保育関係者から、同様の声を聞いた。 1歳8ヶ月、8歳、11歳の子どもとの暮らし、自分の言動に全く自身を持てないが、直接、私に向けられた言葉ではない。 【最近の親】全般に向けられている。 だから、私ももちろん該当している。 「言いなりになる」「注意できない」とは、どういう状況だろう。 わかるようでわからない。腑に落ちなくて、1,2歳の子の母親と話す機会に話をふってみた。 「この前、雨な

          子どもの育ち、親の育ち

          悔しい気持ち

          スポーツのジュニアクラブでの娘の姿にイライラが止まらない。 これは、私の価値観でしかないのはわかっているけれど、送迎や当番で親の時間を使っているのは確かだ。だから、私も当事者としてイライラしてもいいのではないか? 昔のスポ根は全く通用しない。 みんな優しい。 コーチも先輩も。 加入して半年で最高学年になってしまった。 もちろんレギュラーはとれない。 「レギュラーなれなくて悔しくないの?」と聞くと 「え?4,5年生はもう2年くらいやってるし」と言う。 下積み期間、2年

          体験の記憶

          私の飲んだノンアルコールビールの空き缶を棒に挿している。 「いちご、鳥に食べられないように」 うちでは、こんなことしたことがない。 どこで知ったのか聞くと、 「千葉のおばあちゃんちのいちごの所にあった」と言う。 千葉の実家に帰ったのはコロナ前。 3年以上前の、まだ保育園だった頃の記憶。 本やテレビやYou Tubeでも知識は得られるけれど、リアルな知識だった。 おばあちゃんと孫の思い出。 おばあちゃんの知恵袋。 記憶の引き出しから、タイミングよくスッと出してきた

          ほめられなれてない。

          「すごいね!」をうまく受け取れずにいる。 もう、同じことを10年ほど思っている。 言った人はそんなに深く考えていないだろう。 ほんと、受け取り手の私の問題。 ある一部分、「すごい」かもしれない。 けど、角度を変えたら、みんなができていることができていないかもしれない。 例えば、 毎日滑り込みセーフ、たまにはアウトで出勤したり。 朝ごはん中は、どこか遠くに意識が飛んでたり。 娘の友達の顔と名前が全然一致しなかったり。 ダメダメだなって所がたくさんある。 それでも自分