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無職日記 7月3日

無職になって、3日が経った。
転職活動はしているし、まぁまぁ上手くいっているんだと思う。
書類が通ったら、よっぽど会社との相性が悪くない限り、最終選考まで進むようになった。
面接中の自分の良いところ、悪いところをきちんと押さえられるようになった。
多分、私は大丈夫なんだと思う。

少しずつ、少しずつ私は私を肯定できるようになってきている。
それ故に自分がどうしようもなく面白くなくなってきている。
それを金銭でカバーしていることも承知だ。
つまらないのに、金遣いが荒い。最悪だと思う。

私はちゃんとしたかったのだろうか。それともこれは私が納得いってないだけで私はまだ面白い存在なんだろうか。
「普通」になってきて得られたものが多すぎるから、手放せないでいる。
その状態が自分の首を絞めていることも分かっているのに、完成してきた絵を壊せないでいる。

☀あさ☀ 『豆漿』

彼氏の家で目覚める平日は、8時20分に家を出る彼を必ず玄関まで見送ると決めている。
「気を付けていってらっしゃい」と言うと、事故に遭う確率が減るというのをどこかで聞いたから。
私は彼氏をそんなに好きじゃない。
明日いなくなっても、そんなに困らないような気がする。
けど、彼を大事にすると決めたし、そうしたいとは思うからそれを続ける。
喧嘩してもこれは必ずする。

見送った後、彼がいなくなって広くなったシングルベッドに再度ダイブして、なんとなく今日は「気が乗らない日」であることに気が付く。
急いでアポイントをリスケしていく。

多分、所属していた会社への不満が腹の中にぱつぱつになっていて、
それが消化不良を起こしているんだろうなと思う。
そんなことをトロトロと考えながら、辞めた古巣のことを考えても仕方ないので、作ってみたかった朝食を作った。

『豆漿』
酢と醤油を予め入れた器に、沸騰直前の豆乳を注いで、おぼろ豆腐にする台湾の定番朝食だ。
本来は揚げパンや、乾燥エビ、炒ったナッツなどを入れ、具沢山にするようだが、そんなことは面倒くさいので、予め刻んである小ねぎを散りばめて、ラー油を数滴垂らした。

ほんの数日前に、飲食店で食べた。
あまり美味しくなかったけど、なんとなく作ってみたかったから作った。

お店の詳細はこちらから。

自分でも驚くくらいそれは美味しかった。
ハマってしまった。
また作ろうと思った。

☁ひる☁ 『築きたいキャリア』


豆漿を食べ終えて、転職エージェントからのメールに返信し、新たに紹介された求人への応募を済ませた。

数日前に受けた映画のPRをする会社の面接を経て、私は「PR」の仕事がずっとしたかったんだと分かった。
今まで、「最終的にフリーライターになりたい」と思っていた。
「そのために必要なスキルを身に着けるために会社で勉強する」という姿勢で就職とか雇用に向き合っていた。
だからどこか他人事で働いていたんだと思う。

けど、『忙しさを理由に1年半も140字以上の文章を書くこともしていなかった私は本当にライターになりたいんだろうか』と思いつつもあった。

そして、尊敬するライターも特にいない。
この人の文章は好きだなぁなんて人はいるんだけど、こういう風になりたいはあまりいない。
そんなモヤモヤを抱えながら、今までよく褒められてきていたライティングに固執した。

1番好きなライター。Twitterはこちらから。


けど、その面接前にエージェントと今までの人生を振り返って、気持ちを言葉にして整えていったら、PRがやりたかったことそのままであることが分かった。
『対象物をどうやったら効果的にアピールするのかを考えて、実行する』
それがPRの仕事の内容だ。

それが分かってから、それをしている会社から「あなたのこういう経験はPRに凄く向く」とオファーがあったから、私は私が『無駄な時間を過ごしすぎた』と否定していた人生を肯定できた。

すべてが報われた気がしたし、PRを見つけてから腑に落ちずにぼんやりしていたキャリアとか目指すものが、ピッタリして迷いがなくなった。
人生に一筋の光が差した気がして、飲酒やセックスなんかよりも気持ちよくなった。
Twitterが万バズした時と同じくらい気持ちが良かった。
自分の考えや、紡いだ言葉が報われる瞬間が一番気持ちいい。

☽よる☽ 『焼き魚と臭い足』

今週末に彼氏と旅行へ行く。
その為の交通切符を予め購入するために彼氏と名古屋駅で待ち合わせた。
購入してから名古屋駅の焼き魚の美味しいお店で夕食をとった。

詳しい情報はこちらから。

よくおばあちゃんがこのお店で粕漬けを買ってくれた。
それをお母さんが焼いて、お弁当に入れてくれていた。
私の中学・高校の時のお弁当の定番だった。
私が通っていた中高は食堂が充実していたから、友人と思い出す味はいつも食堂の味だった。
けど、定番すぎて忘れていた。私の学生時代の定番はこれだ。
それを今一番一緒に時間を過ごしている人と食べる。
いつか彼の定番もきちんと一緒に味わいたいななんて思った。

母校の学食「セレクトランチ」 当時これで560円。

食後、ユニクロや無印良品に寄りながらお互いに軽口を叩いたりした。
そんな中で、マツモトキヨシに寄って重曹を買った。
自身も感じていたことだが、最近足が猛烈に臭い。
重曹に漬け込むと靴の臭いが取れると聞いて、それを試そうと買った。

足を臭くした激カワなSHAKAの靴。詳しくはこちらから。

我々の最近のブームは風呂前と風呂後で私の足の臭いを、彼氏が嗅ぐことだ。
風呂前に嗅がせると、臭すぎて彼氏がのたうち回る。
風呂後に嗅がせると、臭いがまだひょっこり顔を出していると言う。
そんなことをして遊んでいたが、解決はしたいので、重曹に漬けた。

効果が出るといいなと思う。



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