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読書感想文〜天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩む、すべての人へ〜

こんにちは、土田です。

今週は読書感想文で、北野唯我著「天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩む、すべての人へ」です。

8万部以上売れている本なので読んだことがある方は多いのではないでしょうか?

本書は物語形式になっているため、本を読むことが苦手な方でも読みやすいのではないかと思います。


本の概要

本書の中で、「天才」「秀才」「凡人」という3タイプに分けて話をされています。

文字通りの意味ではなく物事を評価する判断基準の違いで分類されています。

天才・・・独創的な考えや着眼点を持ち、人々が思いつかないプロセスで物事を  進められる人(創造性)
秀才・・・論理的に物事を考え、システムや数字、秩序を大事にし、堅実に物事を進められる人(再現性)
凡人・・・感情やその場の空気を読み、相手の反応を予測しながら動ける人(共感性)

それぞれに一長一短があり、3者の関係性はこちらのように記されています

組織の中では圧倒的に「凡人」に属する人の割合が多く、「秀才」、「天才」の順に少なくなっていきます。

また、「天才」は周囲に理解されにくいのには理由があり、創造性というものを測る指標がないということです。


この本のタイトルにもなっている「天才を殺す凡人」の言葉の意味は、圧倒的に人数割合の多い「凡人」に理解してもらいたい「天才」という関係性にあります。

新しいことを思いついても誰にも理解してもらえないということになると「天才」の良さである創造性を活かせなくなってしまいます。


このようにタイプ別で人の得意不得意を分類できれば、組織の中での役割分担ができるようになります
またタイプ別で評価の基準を変えなければ正しく評価ができないこと、それによってイノベーションが起こりにくい組織になっていることが見え、改善策も見えてくるのではないでしょうか。


感想

本書では3つのタイプに分けて話をされていますが、MBTIやストレングス・ファインダーなどもっと詳細に分類分けをしているような考え方もあります。

個々を理解するという点で、このような手法を使ってお互いに理解し合えればコミュニケーションがうまくいったり、組織内での配置を考えやすくなるかもしれませんね。

この本を読んで一番印象に残っているのは

人生はな、配られた才能で戦うしかないんや。どのカードが当たるかはわからん。けど、『あぁ、天才に生まれたかった』『秀才に生まれたかった』そんなこと考えるのはホンマに時間の無駄や。大事なんは、自分に配られたカードがなにかを知ること。そしてそのカードの使い方を知ることなんや

人を羨む時間があるなら精進しなさいと、まさにおっしゃる通りで羨んでもそうなれるわけではない。
自分にできることを全力でやりきることが最大の成果につながると思っています。

ちなみにこの本なぜか5周ぐらい読みました。笑

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