極限世界のいきものたち

　以前、単行本で出た本の文庫版です。
　題名どおり、極限的な状態で暮らす生き物たちを紹介した本です。

　すべての生き物に、イラストが付いています。ですから、まったく知らない種でも、すぐにイメージできます(^^)　イラストが白黒なのが、残念ですね。

　解説文は、簡潔で、わかりやすいです。一つ一つの項目は短いので、長い文章を読むのが苦手な人でも、大丈夫です。
　最初から読まなくても、気になった生き物を、ぽつぽつ拾い読みしてゆくのも、面白いでしょう。
　列車に乗って、一駅ごとに一項目、なんて読み方も、できそうですね。

　「同じ地球上にいるのに、こんなに奇想天外な生き物がいるのか！？」と、驚かされることが多いです。生命に対しての畏敬の念が湧きます。
　知的好奇心が刺激されるのも、いいですね(^^)　話のタネ本にもなります。

　以下に、本書の目次を書いておきますね。

はじめに

第一章　極限の環境にすむ生物
・サイガ
・カンガルー
・モロクトカゲ
・ウェルウィッチア
・ハナオコゼ
・サケイ
・セキユバエ
・アネハヅル
・チューブワーム
・ジャコウウシ
など
コラム（１）　人類は進化の頂点か？

第二章　極限の生態を持つ生物
・ムネエソ
・オオメジロザメ
・クモバエ
・イラガ
・ブラインドケイブ・カラシン
・カクレウオ
・トビトカゲ
・キョクアジサシ
・オオカバマダラ
・群生相バッタ
など
コラム（２）　最強の生物はなにか？

第三章　極限の捕食をする生物
・ホライモリ
・ハチドリ
・ハシビロコウ
・吸血フィンチ
・オニボウズギス
・ダルマザメ
・デンキウナギ
・ハヤブサ
・ノコギリエイ
・鉄細菌
など
コラム（３）　生物多様性とは何か？

第四章　極限の繁殖をする生物
・コウテイペンギン
・シロワニ
・ブラーミニメクラヘビ
・カバキコマチグモ
・クモのバルーニング
・イチジクコバチ
・フクロムシ
・ノソブランキウス
・バンクシア
・アマツバメ
など

おわりに
参考文献