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鳥の渡りを調べてみたら


鳥の渡りを調べてみたら

 鳥の渡りって、不思議ですよね?
 小鳥なんて、あんな小さい体で、どうやって「渡り」という大事業を成し遂げるのでしょうか?

 そんな疑問に、答えてくれる本です(^^)

 そもそも、鳥たちは、なぜ、渡るのでしょうか?
 どうやって、渡る方向を決めるのでしょうか?
 渡っている鳥は、鳴き声を出すのでしょうか? 出すとしたら、何のために?
 渡りの時の飛ぶ速度は?
 よく、ガン(雁)が編隊を組んで飛んでいるけれど、どんな鳥も、あんなふうに群れで渡るのでしょうか?

 こういった疑問の答えが、本書で、明らかにされます。

 すべての疑問が、すっきりはっきり、答えられているわけではありません。
 渡りを調べるのは、難しいことだからです。現代の科学では、まだ、解明されていないことが多いです。

 本書には、科学者たちが、どうやって鳥の渡りを調べているのかについても、解説されています。これが、興味深いです(^^)

 鳥の渡りについて知ろうとするならば、本書は、決して無視できない資料ですね。
 日本語で、これだけ詳しく、鳥の渡りを解説している本は、ほとんどありません。

 中学生以下の方には、ちょっと難しいと思います。
 鳥や、生物学に興味がある、高校生以上の方に、お勧めします。

 以下に、本書の目次を書いておきますね。

はじめに
謝辞

第一章 鳥たちはどうして渡るのだろう
第二章 科学者の渡りの研究法
第三章 基本となる飛び方
第四章 空へ
第五章 渡りの季節
第六章 渡るのは日中か夜の間か
第七章 渡りの障壁
第八章 羽を休める渡りの中継地
第九章 飛ぶ速さと距離
第一〇章 渡る道を見つける
第一一章 渡り鳥が飛ぶ高さはどのくらいか
第一二章 渡りの間の群れ
第一三章 渡っている鳥の鳴き声
第一四章 渡りの行動戦略
第一五章 渡っている鳥の保護

エピローグ
推薦図書
訳者あとがき
鳥名索引



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