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不眠なのに過眠

夜、睡眠導入剤を飲んでベッドに入っても寝れず、カーテンの隙間から入ってくる朝日を見て絶望するというお決まりのコース。


私は、子供の時から不眠症だった。


双極性障害Ⅱ型だと診断が出たのは数年前だったけど、今思うとその前から躁状態だったのかなって思うときはいくつかあって、そのときは特に眠くなくて、毎日ほとんど寝ていなかったのに元気だった。

それ以外のときも、聴覚が敏感だったので、昼間のうるさい時間は苦痛でしかなく、深夜の静かな時間の方が生きやすかったので夜型になってしまったのかもしれない。

あとはうつ病になってからは本当に眠れなくなった。

私は「寝れないこと」に悩まされてきたはずだった。



不眠症で睡眠導入剤をもらっていたのだが、ある日突然ものすごく眠くなって昼間全く起きられなくなる。

これについては、当時の主治医にも、現在の主治医にも話していて、薬を調整してもらったり、睡眠導入剤を一時的に飲まないようにしていたりするのだが、改善されない。

数ヶ月続いたらまた不眠に戻っているのだけど。

不眠は不眠で辛いけど、過眠は過眠でものすごく辛い。



過眠が一番ひどいときは、新卒社畜時代。

休日の前日、夜23時頃に寝て、起きたら夜の22時だったってなんてことはよくあることだった。

23時間寝たままってその間トイレ行ったり、水飲んだりで何回か起きるでしょ…

起きない。

一回もトイレに起きないし、水も飲まない。

だから、目覚めたときトイレに駆け込むし、喉はカラカラで苦しい。

ものすごく気持ち悪くて吐き気がする。


毎週、休日が苦しかった。


眠ったら終わってた。


楽しいことなんて出来なかったし、たくさん寝るけど、寝ているのが苦しかったので、身体が休まってるのかわからなかった。

(寝るのが苦しいくせに気づいたら寝ちゃっているんですけどね。)



そのあと、別の理由で退職したけど、その後もその症状は続いて、睡眠時間が12時間超えという日々を半年ぐらい過ごしていたと思う。


現在は、そこまで過眠になることはなくなったけど、夜0時に寝て、次の日15時ごろ起きる。ということはある。

寝ても寝ても眠い。

何もかもから逃げたくて眠いと勘違いしているだけなのかもしれない。

でも、眠い。

結局、起きて夕飯を食べてお風呂に入って寝るだけの日々を過ごす。

また、不眠の日々が来るまで。


昼間に起きて活動する人々の生活に馴染めない私は、


人なのだろうか。


人って種類の生き物ではないのかな。


人は社会的な生き物だっていうけれど、今のところ当てはまっている項目が少なすぎる。


自分は人だと思っているだけで、本当は違う種類なのかもしれない。


そうだったら、私が人に馴染めない言い訳ができるのに。


こういう考えはずるいのだろうか。


寝れないことも、起きれないことも、自分の特徴の一つとして片付けたい。


でも、社会の一員として生きるためにはその特徴は邪魔すぎる。


人ってこんなにたくさんいるから、もう少し不眠とか、過眠の人がいて、それが普通の世界になってくれればいいのになー。なんて思ったりします。

人生うまくいきませんね。




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