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女性キャリア

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ひとりじめしないこと

ひとりじめしないこと

ひとりじめしないこと
欲しいものを手に入れると嬉しい気持ちになります。
しかし、ひとりじめしないことで幸せなひとを増やすことができます。
“自分だけの最大より、あなたとともに最小を考える”
それがわたしたちの目指す、次世代へ繋ぐ社会です。
最大幸福の追求社会から、人と資源を尊重し、共有する社会へ

これはわたしが大事にしている考え、ビジョンです。
アワシャーレという名前で会社をつくりました。
ou

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怒りは自分の力に 感謝は誰かの力に

怒りは自分の力に 感謝は誰かの力に

ジェンダーの問題はなくならないどころか、増えているように見えることがある。声を上げる人が増えているからだろう。喜ばしいとは言い難いが、声を出せずに耐えていた過去から考えたら進歩したといえる。

今年の国際女性デーは新聞、webメディアで盛んに取り上げられた。何かきっかけがあれば話せることもあるし、知らなかったことや関心なかったことに立ち止まって考えることができるからだ。取り上げてくれた方々に感謝し

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居場所ができるまで

居場所ができるまで

「何かあったらいつでも声をかけてね!」
「できることがあればお手伝いします!」

こんな風に言ってもらえるのって、本当にありがたい。

①「ほんとに?!じゃぁ、これこれをお願いしたい!」
すぐに思い浮かぶことがあれば、その場で尋ねる。
これは比較的、YesかNoが返ってきやすい。
Yes, andで新たな提案がくることもあるし
Yes, butで条件がつくこともある。
No, butで交渉になるこ

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I will always have your back

I will always have your back

政治に女性や若者が必要だと思う。北海道の鈴木直道知事は38歳。名前を検索すると、「イケメン」と続く。うむ、確かに。フィンランドのサンナ・マリン首相は34歳。
政治理念や政策が重要であるのは間違いないが、その人から受け取れるものがあるから票を投じるのであろう。

そんなことを考えていて思い出したのが、2016年ヒラリークリントンがスピーチしたときの一節。

So many of you feel l

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部下なし管理職の何が問題なのか

部下なし管理職の何が問題なのか

部下なしの係長を名ばかり管理職と呼び、仕事が評価されても男性同等には昇格しない構造を指摘しているのがこの記事。
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20190709/k00/00m/010/070000c

中国電力社員の訴えを事例にしつつも、あたかも日本企業における女性管理職全般の現状であるかのように示している。

部下なしの管理職が増えているのは、女性だけで

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87歳母が引いた線

87歳母が引いた線

うちの母は本をよく読む。

文字を読むこと、文章を読むことが得意で、好きなようだ。
書くのも下手ではないが、自分の気持ちを書くのは苦手。
その代わり、聖書を書き写したりすることは多い。

勉強が好きなわけではないが、自分の経験したことと重ね合わせることで、その内容を理解していることが多い。

わたしが小さい頃には、「坂の上の雲」をよく読んでいた。

そんな母も、最近では本から離れることも多く、もっ

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転勤について

転勤について

いまから15年前、大阪から東京に転勤した。

当時、京都市内にマンションを購入した直後だった。

マンション購入を知って嫌がらせの転勤なのかというと、もちろんそんなことはなく、それどころか、上司はわたしがマンションを購入したことを知らなかったと思う。引っ越して1年ほどで、東京転勤が決まった。

当時、総合職でも女性の転勤は珍しかったと思う。少なくともわたしの働いていた会社では珍しかった。わたしより

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企業は女性活躍推進からインクルージョンへ

企業は女性活躍推進からインクルージョンへ

JUAS(一般社団法人 日本情報システム・ユーザー協会)には会員企業の従業員が参加する研究会がある。様々なテーマで活動されているが、そのなかに「ダイバーシティ&インクルージョン研究会」がある。今回その主催者会議に参加してきた。

情報システムにおいて、わたしは提供側だったが、ユーザ側との共通言語もあり、親和性が高い。と、勝手に思っている。

そんなJUASのD&I研究会からお招きいただき、今年度の

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梯子から足をはずそう

梯子から足をはずそう

梯子(はしご)に足をかけたままにしていた。

片足を地面に着けながら、もう片方を梯子にかけていた。

何年もそのままだったように思う。

あるとき、その状態の自分に気が付いた。

地面から足を離したら不安定になる。
その足を一段上に足を掛けるほど、登りたいわけでもない。
かと言って、両足を地面に着ける気にはならない。

そう、片足地面で安定しながら、登る選択肢も持ったまま。

気づいてしまった。

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