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距腿関節ー底背屈運動ー

足関節を構成する関節の距腿関節に関してまとめます。




距腿関節

底背屈

足関節の背屈運動はほとんどが距腿関節で起こるとされます。
また背屈に伴ってわずかな外反・外旋運動も生じます。

これは、足関節が底背屈する際の運動軸が約8°内反、約6°外旋しているとされているため
・背屈:外反、外旋
・底屈:内反、内旋
を伴うとされます。

このことは距骨滑車は矢状面において内側と外側関節面の曲率半径が違っており、この違いが運動軸の傾きに影響を与えることが理由です。

筋群を見ても
背屈筋群:距腿関節運動軸より前方やや外側
底屈筋群:距腿関節運動軸より後方やや内側
を通過するため、このような動きになることが考えられます。


距骨滑車後方領域ての曲率半径の内外側比は個体差が大きいとされるため、足関節底屈運動中の距腿関節運動軸は前額面上で内側下方と外側下方へ傾斜する対象が存在するそうですので、底屈の運動軸は個体差が大きそうです。


この知識に関しては、足関節の可動域が悪い人などの治療に少し使えそうですね。特に背屈は制限の出やすい印象です。
距腿関節などに対して徒手的なアプローチをする際は、骨構造などから適切な運動軸へ誘導できるといいです。

ではでは


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