脊椎
今回から脊椎に関してです。
まずは脊椎全体の構成要素に関してです。
椎間板
椎間板は荷重に対して衝撃を緩和する組織として有名ですね。
外側を取り囲むゴムチューブのような性質の線維輪と、ゼリー状の組織である内側の髄核で構成されています。
頚椎(C2-3)から腰椎(L5-S1)までの椎体の間に存在する円板状の組織です。
人体最大の無血管組織であり、荷重に対する衝撃吸収と椎体での運動を許容している。
椎間関節
椎体の後方にある関節で、左右1つずつ存在します。
頚椎、胸椎、腰椎で、椎間関節の構造は異なり、この形状の違いが椎間の運動パターンに影響を及ぼします。
脊椎靱帯
脊椎周囲には人体が存在し、その運動を制御しています。
前縦靱帯
椎体前面に存在する幅広い強靱な靱帯です。
脊椎の支持性、特に後屈運動の制動に寄与しています。
後縦靱帯
椎体後面に存在するやや薄い靱帯です。
前屈運動の制動に寄与しています。
黄色靱帯
上位椎弓腹側の尾側から下位椎弓腹側の頭側を連結している靱帯です。
脊柱管の背側から外側までを覆っています、
脊椎起立時に伸張するため、脊柱を直立位で保つ背筋群を補助します。
脊椎はそのレベルで特徴的な動きや疾患がありますね。
次回以降はそれぞれのレベルでまとめていきたいと思います。
ではでは。
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