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『重力と呼吸/Mr.Children』ファーストリアクション!桜井さんが最高のアルバムといった全曲の感想!

序文

ミスチルの最新アルバム「重力と呼吸」がついに発売された!
大のミスチルファンであるわたしは、季節はずれの太陽に照らされながら、いそいそと原付を走らせ、タワレコでフラゲしてきた。

「重力と呼吸」は前作「REFLECTION」から3年4ヶ月ぶりのリリース。そんなに時間が経ったのか…
しかも桜井さんが「最高のアルバムが出来ました!!」と言っているので、期待しないわけがない。

…この辺のまえがきがめんどくさくなってきたので、早速初聴した全曲感想に移りたいと思う。ここでレビューと使っていないのは、批評はできないからだ。

わたしは音楽が好きで、ミスチルが好きで、もちろんミスチル以外の曲も山ほど聞くし、洋楽も聞くが、ここはクイーンみたい!U2っぽい!とか詳しいことは良くわからないので、ここは普通に初めて聞いた興奮と感想を書きます。

ちなみにFC会報やロッキングオンジャパンなどにメンバーの話も出ているが、それは今後の楽しみでとりあえずわたしの聞いた感想ねっ!(しつこい)

①Your Song

アルバムの文字通りリード曲。
JENのカウントから始まることからもわかる通り、かなりライブ感が強い。というかバンド感だろうか?MVも屋上でライブしている映像だ。
この曲はミスチルらしい爽やかさも壮大さも感じられて、ミスチルの熱心なリスナーじゃない人でもミスチルらしいなと感じるのではないだろうか
「君じゃなきゃ 君じゃなきゃ」という歌詞が印象的で、きっとライブで恋人とかと聞くとすごく感動するんだろなぁと思います…。
好きな子が頭を傾けて、自分の肩に寄りかかる画が想像できました…。

そんなことは僕には起きたためしがないけどな!これはすべて想像力の賜物だけどな!


ちなみにタワレコに買いに行った時に「Your Song」が流れていて、そのあまりの音の良さとアルバムへの期待感に泣いた。ちなみに上の太字を打っている時にも泣いた。アルバムの一曲目もしくは締めにふさわしい曲だと思います。

②海にて、心は裸になりたがる

文学っぽいタイトルでどんな曲なんだろうと思っていましたが、なんとこれが「HOWL」や「ファイトクラブ」のような良い意味でちょいダサロック曲、つまり最高の曲でした。
「重力と呼吸」は「若い」アルバムという印象ですが、この曲が一番若い!というかむしろ青い!インディーズでMr.Childrenというバンドが新しくデビューしたかのようなバンドサウンド。
しかも「この新人めっちゃ演奏うめぇ〜もうプロ並みじゃん!」という感じではなくて、中学の頃とかに聞いた若手のバンドっていう感じの曲なんですよね。コピーしたくなるような。イメージ的にはバンプの1stアルバムに入ってそうな?わかりますかね
完全にライブを意識したかけ声の部分も若いバンドがやりそうな感じです(もちろんいい意味で)!絶対盛り上がるやつですね
そして「重力と呼吸」で唯一の応援ソングです
(もちろん聴きようによっては他の曲にも励まされるかもしれないが、応援という意味で)
「海にて…」はミスチルらしい「みんなつながって関わりあってるし、どいつもこいつも頑張っていこうぜ!」という曲ですね。
ちなみに前半は新鮮さ、若さ、青さに驚きながら、ミスチルらしい真っ当な応援歌だと気づき「きっと世界はあなたに会いたがっているよ」という最後の部分でわたしは泣きました…。

③SINGLES

出たぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(2時間後)…ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!

テレ朝の『ハゲタカ』の主題歌で、もう最初に聞いた時からぼくはやられていました。
「himawari」「here comes my love」という「大切な君がいない」という曲のあとに来たのが「SINGLES」
この曲も「君」がいない曲で、しかもその決定打みたいな曲ですからね
好きすぎて録画したハゲタカの「SINGLES」が流れる部分を永遠リピートしてましたし、Youtubeでカバー動画をずっと聞くぐらい好きでした
そして、ようやくフルが聞けました…

目がもげた…


そうです、わたしは驚くことにこの「SINGLES」の2番を聞いてる時に目がもげました。
「どんな音楽も痛快と話題の映画も君の笑顔には敵わないってわかった」というところから目がもげはじめ、手で戻しましたが、もげてしまいました。
「名もなき詩」に似てるとか「斜陽」に似てるとかはありますけど、とにかくこの曲は最高です。わたしは両の手で、両の目を受け止めながら感じました。
「楽しいのは今だけ 自分にそう言い聞かせ 少し冷めた感じで 生きる知恵もついたよ」という歌詞とか桜井さんらしいひねくれた感じで最高!
とにかくこの曲はダメだ…やられた…

④here comes my love

CX系ドラマ「隣の家族は青く見える」の主題歌。今年の1月に配信されて、最初に聞いた時の印象はまぁこういう曲かという感じだったんですが、そこからハマりにハマってずっと聞いてました。
ミスチルらしいロックバラードでなんといってもギターソロがかっこいい!しかもドラマの内容も噛ませながら「君がいないけど、僕はがんばろう」っていう曲で聞いてると安心するんですよね…

ちなみにわたしはこの曲を聴いている時に死にました。

この曲順で「重力と呼吸」という形で聞くとわたしは死んでしまいました。感動やもろもろが増幅されました。特にやはりこの曲のギターソロは感動的で、歌もすごく感動的で、わたしは天に召されたのです。正直ここまでのアルバムの流れは完璧です。だからこそ死んだのですが…

⑤箱庭

初期のミスチルのサウンドのようなポップな曲調とは打って変わって歌詞は引き続き、振られた男の内容です。曲調が穏やかなので、わたしはこの曲を聴いている間にやり残したことがあるため、なんとか現世に戻って来れましたが、心は傷ついたままです。
「不器用なまでに僕はただ 君を大好きでした」
「いつのまに過ぎ去っていた誕生日 祝ってくれる人がもういないことを知る」

多分まだ聴き慣れてないだけで、もう少ししたら刺さって死ぬかもしれません。

⑥addiction

意味は「ふけること、常用癖」だそうです。ここはこのアルバムのコンセプトから忘れようとしてもあの子のことが忘れられない!また思い出してしまう!という意味での常用癖だと思います。
この曲は今のピアノとかも編成に入ってるバンドとかグループみたいな感じですかね。ミスチルのアルバムには1曲は毎回入ってそうな曲で、もちろん好物です。

⑦day by day(愛犬クルの物語)

この曲も若いバンドサウンド!そしてポップ!良い意味で裏切られました!サビがいいですね!
しかし内容はよく聞くとこれも喪失の物語。このように曲調は明るいけど、悲しい曲がこのアルバムは多いですね

⑧秋がくれた切符

この曲はタイトルから予想される通り穏やかな曲で、一旦落ち着くのにぴったりの曲ですね。内容は明確に喪失はしていませんが、ミスチルでよくある倦怠期ものというかうまくはいってない2人という内容です。
今の時期に聞くとぴったりの曲で、初聴時は少しこの季節特有の切なさから泣きそうになりました

⑨himawari

先に言っておきますが、「himawari」は間違いなく10年代のミスチルの代表曲であって素晴らしい傑作だと思います。このアルバムも一番の核はやはりこのhimawariなのかなと思います。ちなみにぼくはこの曲で何回も召されています。

なのに!まさかの再録!反則だ!

そうです。今回のhimawari聞いた瞬間「あれ?」って思いました。何百回と聞いたのですぐわかりましたが、single verとはアレンジが違います。またこの曲を新鮮な気持ちで聴けるなんて!
singleと違う点ですが、こっちの方がさらにサウンドが強くなっているような気がします。ギターの音も足されていました。ボーカルが一番わかりやすい変化だと思いますが、音の良さもあるのかライブ感がこちらの方がある気がします。丁寧に歌っていて、少し悲壮感が増しているような…
正直あまりにもsingle verを聴きすぎて、正直まだアルバム版は掴みきれてませんが、とにかくhimawariはもう最高なんですよ。個人的にはミスチル史上でも屈指の名曲だと思います。もう何回も死んで生き返ってますから(?)

⑩皮膚呼吸

ドコモのCMで使われたデモがもとになっている曲ですね。この曲は多分ファンの人気はめちゃくちゃ高いと思います。なぜならいまの桜井さんの気持ちが真摯に素直に反映された曲だから。すごく正直な曲というか
それでいてスケールが大きなサビに包まれるメロディもいいですね!この曲ももちろんめっちゃいいですわ。
「僕にしか出せない特別な音がある」「そう今日も自分を試すとき」
もう一度音楽と向き合ったという宣伝文句もあったと思いますが、謙虚に音楽と向き合って来たことがわかります。ちょっと疲れて来て文章のテンションはさがって来てますけど、この曲めっちゃいいですよ

「重力と呼吸」はシンプルなバンドサウンドでのグルーヴ感で勝負したMr.childrenのフレッシュでありなが原点回帰をしたアルバムで、そこから生まれる音楽の可能性を信じたアルバムだと思います。そして「大切で大好きだった君がいない」というコンセプトが核になったアルバムだと思います。

ここまで歌われると「Your Song」も意地悪な見方をすると、「常套句」や「君が好き」のように自分だけが好きでいて、君はもう離れてしまっているという曲のようにも聞こえます。

サウンド面ではそれこそ小林武史プロデュースならおそらくもっと豪華に音数も多くなっていたと思いますが、あくまでむきだしの、裸の、ミスチルでここまでできると証明したかったアルバムなのでは

個人的には「Your Song」「海にて、心は裸になる」「SINGLES」「here comes my love」「himawari」「皮膚呼吸」は文句なくこの時点で好きです

特にMVが発表されている4曲(「Your Song」「SINGLES」「here comes my love」「himawari」)は間違いなく、ミスチルらしいスケール感もあってみんなが期待するミスチルも入ってて、新鮮さもあって

あんまりミスチル知らんなぁという人でもわかりやすく響くと思うんですけどね

あとミスチルってそんなにロックじゃないよね!っていう人!笑

これ聞けばロックバンドだなってわかるはず!

あとフラれたり、好きな人がいなくなったって経験のあるやつ…

つまり人類全員だ!このアルバムが寄り添ってくれるぞ!


「重力と呼吸」はロックアルバムというかロックバンドアルバムっていう感じかな

アルバムがこれまでに比べてどうなのかはまだわかりません(ちなみにぼくは「Q」が一番好きなアルバムです)
今後はインタビューなども読んで、さらに聴き込みたいと思います!

最後まで読んでくれた人ありがとうございました

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