ダイグラ尾根ってなんですか?東北アルプス飯豊山の旅 DAY1
尾瀬を飛び出し向かった先は飯豊山。東北アルプスの異名を持ち、福島、山形、新潟県境にまたがる山(山頂は福島県)
国道49号線を走ると、遠くに巨大な山脈を見た事がある方も多いのでは。
江戸時代から信仰登山の対象として開かれ、当時の登山は「飯豊詣」と呼ばれ、8月の1ヶ月間に14歳前後の若者を伴って3日3晩の間、先達の指導で山に篭る。いわば成人の儀式が行われていた。
尾瀬でも燧ヶ岳信仰が明治時代に平野長蔵によって興隆したが、辺境の地での信者獲得は難しく、地元文化として根付いたものでは無い。
山岳風景としての燧ヶ岳は、東北以北で一番高い標高2356mの頂きから、尾瀬沼や尾瀬ヶ原が見下ろせる尾瀬と東北を代表する山である。
続いて東北で一番大きな山塊はと聞かれると、そこはやはり飯豊山だろう。
長いアプローチの末にたどり着くなだらかな稜線はいつまでも続き、下を覗き込めば深い谷。
東北エリアでテント泊が楽しめる数少ない山域で、縦走も楽しめる環境は東北の山好きに親しまれている。
未訪問だった飯豊山。どこから登ろうか調べた結果、周遊できるダイグラ尾根を選択。なんとなーくコースタイムを調べて順調に歩ければ1泊2日。余裕を持って2泊3日。
どちらも選択できるよう多めに食材を持っていざ出発!
10/13(金)この時期人があまり入っていないのか車は疎ら。8:10ゲートをくぐってスタート。
林道を進むとすぐに巨木が多い事に気が付く。
少し進むと林道は無くなり、川のすぐ脇を通る登山道に変わる。
ここまで道標も少なく林道から登山道の入り口も分かりにくい
また、川のすれすれを通る道は地味なアップダウンと段差が大きくとても歩きにくかった
川沿いに進むと吊り橋が現れる
この先で尾根に取り付き本格的な登山が始まる
尾根に取り付き、1時間ほど急登を息を切らせて登っていく。926ピークを少し進むと景色が開け始めた
高低差はすでに500m近い
926ピークから40分ほど進み、休場ノ峰に到着し一休み。まだまだ先は長いが景色が開けて気持ちいい。
紅葉も徐々に良くなってきた
更に40分進んで千本峰から手前が宝珠山と奥の平部分が飯豊山
ちょっと疲れてきたので長めの休憩を取る
枝尾根を見下ろすと赤や黄色の紅葉が綺麗
山頂方面はあれれ、雲が掛かってしまった
宝珠山を過ぎて振り返ると、西斜面の紅葉が凄い!
一面紅葉という訳では無いけれど、色が鮮やか。
かなーり疲れてきたけど振り返って楽しみながら進む。
いよいよ山頂まであと少し。風は強いけどガスも抜けていい感じ
山頂到着。
ダイグラ尾根、長かった・・・・
疲れ果てて本山小屋で終わりにしようかと思ったが、次の日の行程も考えて御西小屋を目指す。
なだらかで広々した稜線上を歩き進む。
途中雪も少し残っていた
日もだいぶ傾いてきた頃に御西小屋到着
小屋の中でお金を入れて、外にテントを張る。
小屋の利用者は5人ほど
今夜の夕食は寂しいフリーズドライ食品
久しぶりに食べたが美味しくない・・・・
そしてリゾット被り
夕焼けと、明日向かう大日岳を眺め、早めの就寝。
この日は天気も良く、放射冷却でかなり冷え込んだ。
つづく
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