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【希少疾患を知る③】               顕微鏡的多発血管炎(MPA)

こんにちは!ペイシェントアクセス室です。
今日は、顕微鏡的多発血管炎(MPA)という希少疾患について、どんな病気なのか簡単に紹介させて頂きたいと思います。

日本では9,000人以上

顕微鏡的多発血管炎は、顕微鏡でわかるような細い血管(小型血管)に炎症が起こる病気です。炎症が原因で、腎臓・肺・皮膚・神経などの臓器の血管壁で出血や血流障害が起こり、特に肺の毛細血管の壊死が多く見られます。欧米に比べ日本での発症が多いのも特徴で、当事者は約9,000人いるとされています。高齢で発症することが多く、女性にやや多いとされています。
顕微鏡的多発血管炎の詳細な原因は解明されていませんが、自己免疫異常が背景にあると考えられています。遺伝する病気ではありませんが、病気のかかりやすさには、ある程度遺伝が関わっていると考えられています。
特徴的な症状として、発熱、食欲不振、倦怠感、体重減少、手足のしびれ、皮疹などがあります。これ以外に、腎臓の障害による血尿・腎機能低下や、肺の障害による空咳・血痰・間質性肺炎もみられます。治療にはステロイドや免疫抑制薬などが用いられます。

もっと詳しく知りたい方は、難病情報センター(指定難病43)などをご確認ください。

私たちペイシェントアクセス室では、顕微鏡的多発血管炎の当事者・ご家族向けの、LINEオープンチャットを運営しています。よろしければこちらもご参加ください。

【運営中】

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