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歌う度に聞こえ方が違う中村佳穂の魅力、SNSを生きる私たちに向けたメッセージを汲み取って、

念願の竜とそばかすの姫!!
きまって細田作品は夏に公開されて
夏の代名詞となる素敵な作品が多く、
特に今回はカンヌでスタンディングオーベーションが14分間鳴り止まなかったという事前情報も聞いていたので期待度爆上げで見てきました🤩

結果、感想を一言で叫ばせてください。

『中村佳穂さんの美しく力強く
感情豊かな歌声をぜひ映画館で
聞いて欲しい!!!!』


私が1番に伝えたいことはこれです🥺✨

もう、めっちゃくちゃ歌声に感動しました!!
それは、もう、、、死ぬほど泣いた😭
マスクびっしょびしょww
鼻水ぐっしょぐしょですほんまに...ww

それほどに彼女の歌声に、
心の底から感動しました..!!!
この歌声を聞くためだけでも
映画館に足を運ぶ価値は十分あると思いました!

"歌う度に、歌が違って聞こえる"


かなり個性的だけど魅力的な彼女の歌声、
私がこう感じたのは、
それだけ歌声にその時々の感情を
一心に込めているからだと思います。


かつて彼女のような歌い方をするアーティストがいました。

それは 尾崎豊 です。

彼の歌もまた、歌う度に聞こえ方が違います。

それは毎回、今の自分の気持ちありのままに
感情を100%歌に込めるからなんだと思います。

そんな中村佳穂さんが歌う、
クライマックスの「歌よ」を歌うシーンでは、
主人公のすずがベルではなく、生身のすずとして声を震わせながら、救いたい、届けたい、どうか、どうかと、彼女自身の過去を回想をしながら、気持ちを込めて歌う歌声があまりにも、リアルで、生々しく、そして切実な願いがヒシヒシと伝わってきました。

あぁ、こんなにも"歌"で感動してしまうことってあるんやなぁと、涙がポロポロと溢れるほどに感動しました。

この映画では、
考えさせられること、思うことは、
たくさんありました。

相変わらず細田監督作品は
メッセージ性が強くて、分かりやすくて、
心にストレートに響いてくる。
だからすごく愛おしいのです✨

特に「サマーウォーズ」と「時をかける少女」は何度も何度も何度も繰り返し見るほど大好きですが、竜とそばかすの姫もあと2回は映画館で見たいなぁと思いました‼︎笑

ちなみにサマーウォーズは今年だけでも2回、
今まで20回以上見ているほど世界観も
ストーリーも本当に好きで、
キャラクターも台詞さえも全てが愛おしくて
丸暗記しちゃうほどです✨
細田監督が題材にする、
愛に溢れたとても優しい物語に、
毎度とてつもなく癒されています。。。


ベルの歌声もとても魅力的なのですが、
やっぱり映像の綺麗なこと‼︎ この上ない😮‍💨✨

圧巻!!!!!!!!!
感嘆!!!!!!!!!
ビューティフル!!!!!
(ナイスですね!!!)←

特にアズ内で1番大きいライブ会場でベルが歌う
シーンの水・波紋の表現の映像美は異常でした🤭
アニメーションの表現の豊かさはここまできたかと目が釘付け‼︎ 虜です😳✨

水の表現が美しく際立ってるアニメ作品に、
崖の上のポニョ、聲の形、新海誠監督作品など、たくさんありますが、今回の細田監督の独特の表現技法を目にして、改めて水の表現一つとっても多彩やなぁ〜てアニメの偉大さを感じました。
(ブラボー👏)


そして、SNSについてはすごく
考えさせられる映画でした。

最近はYouTubeでの炎上、そしてYahooコメントの治安の悪さが目に余り、見てるだけで自分が言われてる気分になって落ち込むことも多いですが、そんな中でも、本当に誰かを救うために発信する人や、本気で誰かを笑顔にするために発信する人、たくさんいるなって感じます。
直近で感動して泣いてしまったのは、

スカイピースたちが並々ならぬ覚悟で撮った
「もしも解散するならば」という動画を通して
私たちに伝えてくれたメッセージです。

炎上のリスクを冒してまで伝えたかったこと、
それは、

「命はいつか突然終わるもの。
大切なものを失ってからでは遅いから、
普段から大切な人にありがとうって、大好きだよって、感謝の気持ち、自分の素直な気持ちを伝えておくことって、大事なことだと思うんだ。」


たとえ解散が嘘であっても、情に熱いテオくんたちが流した涙は偽りなんかじゃないことは十分に分かりました。
解散、1時間以上あるその動画でしたが、
5年間応援してきた私たちファンにとっては
あぁ、終わりはこんな風に唐突に、あっけないものなんやなぁって誰しも感じたと思います。

その動画での彼らの本気で嘆き悲しむ姿
普段は伝えない感謝の気持ちをお互いに伝え合い、感情を全て言葉に表わす姿
解散はしないにしても、もしも解散になったらと想像して"嘘偽りのない本物の姿"を私たち視聴者に見せてくれました。
解散しないのにそこまでして伝えたい思いがあるという情熱に、大きく胸を打たれました。
彼らは、300万人以上のファンを持つYouTuberという自分たちの影響力を活用して、誰かを幸せにするために発信するという選択をとってくれたこと、その行動が何より感動しました。

画像1

https://youtu.be/u86mb-Dd3pA


私もSNSを使う者として、
そんな1人でありたいと思いました。


『アズはもう一つの人生です』
『もう1人のあなたです』

最後に流れる作中のアナウンス、
現代、今を生きる私たちへ向けたメッセージ。

自分がどう変わるかも、どう生きるかも、
全ては捉え方次第、自分次第やなあって。

私たちに本気で寄り添い、
力強く背中を押してくれるような、
優しくてとても素敵な映画でした。

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