自ら2番目という点を押し出す。

ある種自虐といわれるジャンルも、受け入れられやすさに一役買っている。

「○○のNo.1」「日本一の〇〇」というワードが並ぶのがPRの王道である中で、

「あ、2番目なんだ」「潔い」、という応援したくなる判官びいきや、
何とかして1位を謳おうとしない正直さへの信頼も一つだ。

ただ、もう一つ着目したいのは、

コンビニという業界にいるファミリーマートが、
「チキンのお店」として、自らのポジショニングを銘打っていることだ。

これは、自らが戦う土俵を明示し、別のカテゴリに乗せる戦略であり、

「コンビニで1位と言っても、あくまでコンビニのチキンでしょ」、という印象よりも、
「チキンのお店業界での2位なんだ、コンビニなのに」という印象の方が、ファミマのチキンへの評価は上がるのだ。

ということで、クリぼっちだったって、チキンがあれば立派なクリスマス。
では、♪ファレラレミラ、ミファミラレ♪