続・食器を石けんで洗う。

食器を石けんで洗い始めてそろそろ1年となる。

当たり前に使っていた洗剤が当たり前ではなくなり、
別の日常がおとずれている。

1年前、市販のキッチンソープを使い始めて、今キッチンでは自作のココナッツオイルの石けんを使用している。

ココナッツオイル100%なので少し乾燥するかと思ったが、泡持ちも泡切れもよく、申し分ない。シンクもこれで磨けるしキッチン周りのふきんなども洗える。

この1年で迷いながらやっぱりこれが1番と思えたのは、
食器洗いに欠かせない石けんの相方、ふきんだ。

私が使用しているのはこちらの益久染織研究所のふきん。


こんなことを書くのもアレなのだか、元々びわこふきんを買おうと思いながらも在庫が見当たらず、こちらを購入した。

ふきんで食器を洗うのが初めてなので感覚が掴めず、合わせて1サイズ上も購入した。

結果的にこのサイズがベストだ。
大きすぎず、小さすぎず。
カットなどする必要もない。

慣れないうちは、手が滑ることもあった。
特に平たくて、大きめの皿を洗うとき。

そしてそれをきっかけにセルロースのスポンジに変えたことがある。
セルローススポンジは柔らかく、食器や手にフィットし使い勝手がよかった。
そのまま使用していても良かったのだが、2つのネガティブ要素があった。

1つは、包丁などの刃物ですぐに穴が空いたりきれてしまうことだ。
自分が使う分には慣れて感覚さえつかめば問題ないが、自分以外の誰かが食器を洗ってくれる度に新品だろうがなんだろうが容赦なく穴が開く。
そこまで高いものではないが、
不経済というか、すぐ破棄せざるを得なくなるのがなんだか、という気持ちになった。

2つ目は、柔らかすぎる点だ。
柔らかいのはいいのだが、引っかかる力が弱く、汚れを掻き取る力が頼りない。
その点、ふきんには編目の凹凸がありしっかり汚れを掻きとってくれるのだ。

おまけにもう一点挙げるとすれば、
わたしの住む市にはセルロースのみのスポンジはどの店舗にも販売していなかった。
補充しづらいがマイナス点だ。
(みな普通のスポンジで洗っているのだろうか、と少し残念な気持ちになったりもした。)

と、セルローススポンジに浮気したことで、ふきんの有能さに改めて気づき、戻ってきたのである。
このふきんはとても丈夫で、ザラつく素焼きの食器を洗おうがまだまだ穴の空く気配もない。

傷んだら、恐らくまたリピートすると思うが、当分先になりそうだ。

ちなみに2枚セットで販売されているのだが、
もう1枚はお風呂場にて、顔用のクロスとして使用しており、
予備で購入したワンサイズ上のふきんは食器ふきとして活躍中だ。


合わせて、最近読んだ本で、改めて洗剤をやめて食器を石けんで洗うべきだと感じた話を書くつもりだったが、長くなるのでこれはまたの機会に。

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