味方

山下達郎は衝撃だった サザンオールスターズは青春だった ムーンライダーズはもっと語られ…

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山下達郎は衝撃だった サザンオールスターズは青春だった ムーンライダーズはもっと語られるべきと思う私です。

最近の記事

Jリーグの秋春制移行④         トリクルダウンって起きたっけ?  (後編)

「痛み」と「恩恵」 アンバランス軽減へ私的提案 (前編から続く) すでに「Jリーグの秋春制移行① 降雪地に向き合うということ」のあとがきでも触れているが、あらためて提案したい。 ACLやCWCに出場したクラブが大会で得た賞金のうち、ある一定の割合(3割程度が妥当か)を必ずJリーグに納め、全国のJリーグクラブやJリーグを目指すクラブの施設整備費などに充てる仕組みの構築である。(ただし、AFCなどから支給される旅費遠征費はこの仕組みから外す。) 前述したように、Jリーグの

    • Jリーグの秋春制移行④       トリクルダウンって起きたっけ?  (前編)

      秋春制移行決定 チェアマンが次に目論むこと Jリーグの秋春制移行が決定した。 その途端、それまで移行論議を巡る記事では名前すら見なかった日本サッカー協会・田嶋幸三会長に取材した記事がさまざまなメディアに掲載されるようになり、野々村チェアマンは早速その日のうちに「ウインターブレイクが少しでも短くなるような努力をしていきたいという意見はクラブからも出ている(中略)その努力はしていきたい」と言い出した。 野々村チェアマンの本音は「まずは降雪地クラブを取り込むためにウインターブ

      • Jリーグの秋春制移行③          田嶋会長という超優秀な怪物(後編)     

        田嶋会長 なぜ「ACLの秋春制固定化」をアピールしたのか? (前編から続く) 『ACLの秋春制固定化』が日本のサッカー界…春秋制のJリーグにもたらすものは何か? 野々村チェアマンはことし5月「AFCのカレンダーが変わったことにより、かなりのデメリットを受けているクラブがあります。(中略)そのデメリットを何とかしないといけない」と言明している。日本のサッカー界にデメリットをおよぼす『ACLの秋春制固定化』を、日本サッカー界のリーダー・田嶋会長が誰よりも先頭を切ってAFCに

        • Jリーグの秋春制移行③          田嶋会長という超優秀な怪物(前編)

          過小評価される田嶋会長 秋春制移行論議について、今回は日本サッカー界の総大将である日本サッカー協会・田嶋幸三会長に焦点を当てて書いていく。そのテーマ性ゆえに、前回の『Jリーグの秋春制移行② メディアの機能不全』の内容をなぞる部分も多くなるが許してもらいたい。 常々、不思議に思っていることがある。日本のサッカー界隈のメディアやライターは、なぜ田嶋会長を過小評価したがるのだろうか?「アジアのサッカー界における田嶋会長の政治力など、なきに等しい。だから西アジア諸国にやられっぱ

        Jリーグの秋春制移行④         トリクルダウンって起きたっけ?  (後編)

        • Jリーグの秋春制移行④       トリクルダウンって起きたっけ?  (前編)

        • Jリーグの秋春制移行③          田嶋会長という超優秀な怪物(後編)     

        • Jリーグの秋春制移行③          田嶋会長という超優秀な怪物(前編)

          Jリーグの秋春制移行②                  メディアの機能不全(後編)

          メディアが言及しない理由は何だろう? (前編から続く) 前述したように、ACLの秋春制移行は2021年にAFCのハリーファ会長が正式に提唱し、実現に至っている。この点から、Jリーグやメディア・ライターは『田嶋会長の提案』をACLの秋春制移行において重要案件ではないと判断している可能性もある。つまり『田嶋会長の提案』と『ハリーファ会長の提唱』の間に関連性はないとして、切り離して捉える見方だ。 しかし、その見方は本当に正しく、Jリーグやメディア・ライターが『田嶋会長の提案』

          Jリーグの秋春制移行②                  メディアの機能不全(後編)

          Jリーグの秋春制移行②                  メディアの機能不全(前編)

          ★以前執筆した「Jリーグの秋春制移行 沈黙するメディアとライター」を前編と後編に2分割した内容です。あとがきに少しだけ加筆があります。「沈黙するメディアとライター」をすでに読んでいただいた方は、あとがきだけでも読んでいただけるとうれしいです。 田嶋会長の宿願とメディアの沈黙 Jリーグの秋春制移行論議が大詰めを迎えている。 秋春制移行はほぼ間違いないだろう。ただ、それは議論を重ねた末の論理的帰結ではなく、『Jリーグや日本サッカー協会の中枢が秋春制にしたいから秋春制になる』に

          Jリーグの秋春制移行②                  メディアの機能不全(前編)

          Jリーグの秋春制移行①            降雪地に向き合うということ

          降雪地との向き合いを避けたJリーグ 「百年構想」の旗を降ろす日が目前に迫っている。 Jリーグの秋春制移行論議はまもなく移行決定で決着するだろう。 この移行論議において、個人的に残念で気持ち悪かったのが、Jリーグの「何が何でも必ず移行させる」という本音と「議論しました」というアリバイづくりに気付いていながら、それを指摘も検証もしないサッカー界隈のメディアやライター。そして、その状況を看破しながらも、シラケた視線で見つめるしかない私たちサッカーファンという構図である。そこに

          Jリーグの秋春制移行①            降雪地に向き合うということ

          Jリーグの秋春制移行                                                     沈黙するメディアとライター

          田嶋会長の宿願とメディアの沈黙 Jリーグの秋春制移行論議が大詰めを迎えている。 秋春制移行はほぼ間違いないだろう。ただ、それは議論を重ねた末の論理的帰結ではなく、『Jリーグや日本サッカー協会の中枢が秋春制にしたいから秋春制になる』に過ぎない。 『論議が大詰め』と書いたが、そもそも健全な議論の場…言論空間がつくられることはなかった。議論にあたって抜け落ちてはならない基礎的な情報について、Jリーグのみならずサッカー界隈のメディア・ライターらが談合したかのように検証すらせず、

          Jリーグの秋春制移行                                                     沈黙するメディアとライター