親を泣かせたあの日。それでもやりたい。人を喜ばせたい。

大学4年生、親を泣かせたのは人生で2度目だった。一度目は小学校5年生の頃、近所にある釣具屋さんでルアーを万引きをしてしまった時。友人と2人で見つかり、親が迎えに来てくれた。その時の母親の形相と、必死に向き合ってくれた姿が忘れられない。

「居酒屋で働きたい。」

覚悟して話始めた僕と、目の前の両親は聞きながら「いつかそう言うんじゃないかと分かっていたけど」と、涙ながらに聞いてくれた。

大学に行っていたし、違う就職が決まって喜んでくれていたからこそ、なぜそこまでして居酒屋の仕事に飛び込むのか、心配だからこそ反対された。それでも、親としてあんなに一生懸命やっていることへは、応援したい気持ちが強いと言ってくれた。最後の最後は、背中を押してくれた。

だからかもしれないけれど、22歳で働き始めたころ、どれだけ大変な思いをしていた時でさえ、両親の前では強がって、いつも明るく振舞っていた。家では疲れて寝てばっかりだったけれど、本当に充実していたし、自分で自分の道を決めたことに、後悔はなかった。あれから10年。今も、その想いは変わらない。

今も、同じ熱量で、お客さんと、仲間と、共に人生を歩んでいるよ。

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