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【5分で気軽にできる言語的冒険。多言語アウトプット10のプロセス ver.02】

毎日の電車の中で
ぼくは考えていました。

どうやったら、日常的に気軽に、多言語をアウトプットできるか?

これは、
TWITTERを道具として、
効率的に言語をアウトプットするためのひとつの方法論です。


24才の大きな言語学習的挫折

ぼくは24才のときにアルゼンチンに行き、
2年7か月、ロマンス語を勉強しました。

アルゼンチン人の学生たちと一緒に、
外国語専門学校に入って、
ひとりでコツコツ勉強していました。

でも、結局、ぼくが得たい結果は得られなかった。
さらには、職業として貨幣転換できるスキルにもならなかった。

そこには、
後悔や、苦悩や、苦い思い出が詰まっています。

だから、
ぼくはいまも好きな外国語という存在に対して、

言語的冒険の感覚を5分間の中で、どこまで最大化できるか?

という姿勢が保てる方法
に注目しました。


Google翻訳とGoogle Keepを準備して

ポイントは、

電車の中で立っていても
片手で
気軽に
楽しく

できること。
それ以上の機能や、追及はあまり求めていません。

使用するツールは
Google翻訳Google Keep


①気に入った外国語ツイートを見つける

まずは、どんどん自分の趣味のアカウントを見つけます。

そのアカウント主の語彙に、
生のまま触れることができるのが、TWITTERの良いところ。

ぼくが好きなアカウント
@literlandweb1 ‏(Spain?)
@urlivernenghi ‏ (Paris)
@BelenBermejo ‏(Madrid)


②クリップボードにコピー

TWEET画面を長押しして、
「クリップボードにコピーしました」が表示されるまで待ちます。


③Google翻訳にペースト

Google翻訳に移ります。
そして、対象言語を選んで、翻訳言語を設定します。

 POINT:英語を原言語として使用する
 →対象言語から、英語に翻訳
  →原文英語にして、他言語展開
   →翻訳工程の誤差を最小限にすることが狙いです。
※日本語を原文として工程を進めると、翻訳誤差のリスクが高いです。

そしてまた、長押しして、コピーしておきます。


④Google Keepに気になる外国語をどんどんコピペ

EVERNOTEでも試してみたのですが、
Google Keepのほうが早くて、
メモとメモのあいだの移動も素早いです。


(英語)
"There are unforgettable people. And there is no cure. "
→英語を原文として、他言語展開
(フランス語)
"Il y a des gens inoubliables.
Et il n'y a pas de remède. "
(ラテン語)
"Sunt populus numquam oblivione delebitur. Et non est remedium. "
(ドイツ語)
"Es gibt unvergessliche Menschen.
Und es gibt keine Heilung. "
(中国語 簡体+発音)
“有难忘的人。
而且没有治愈方法。“
“Yǒu nánwàng de rén.
Érqiě méiyǒu zhìyù fāngfǎ.“


⑤感覚的に、それぞれの外国語の個性と構造に慣れていく

スペイン語から、
英語→フランス語→イタリア語→ポルトガル語→ラテン語
→ドイツ語
→中国語
→韓国語

そして最後に、「日本語」に入ります。

一見、機械的な作業ですが、


やってみるとその中で、
各言語間の類似性と、
構造の違い
自分の手で触れている感覚が生まれてきます。

一番大きいのは、
自分が知っている動詞や一文が、
どんどん違う言語に変更されていく工程が

単純におもしろい。

自動翻訳によって、翻訳者の仕事は
どんどん人間的な領域に特化されていくのは間違いない
と思うのですが、

ことばとことばのあいだでイメージを移動する運動

おもしろいです。



⑥自然に SVO分析 + 短期記憶 ができる

SVO分析が習慣的にできるようになると、
パソコンで目に入ってくる外国語が、
いつの間にか構造的に映るようになります。

わからない単語のひとつやふたつは
なんとなくの推測で、全体を大づかみで理解できるようになります。

そして、同じ意味のひとつの文章を、
多言語間でいったりきたりする体験をすることで、
集中して記憶力にアプローチできます。

シニフィアンとシニフェみたいに、

「イメージを表すための発明道具としての言語」
「視覚に代表されるイメージそのもの」

の両方の違いを、
かなり具体的に、
肉体的に経験できます。


⑦外国語要約リツイート

⑧スレッドをふんだんに使って、復習メモとする

⑨いいね + 感謝 or 感動コメントをアクションする

これらは、実際のツイートを見た方が早いかもしれません。


⑩そのあいだ、ずっと声に出してぶつぶつ言う

ここ。
恥ずかしいですが、やったほうがいいです。
やってる感が、自分が感じられます。

特にフランス語の発音はおもしろいです。
同じ楽器なのに、出る音が違うみたいに。
自分そのものが楽器になったみたいで。


Google KeepとTWITTERの位置づけ

Google KeepとTWITTERの相性、
いいですね。
使い心地のスピード感がにている気がします。

Google Keepは、
言語の経験値倉庫

そして、TWITTERは
最も手軽な多言語教室
リアルタイムの実践
多言語コミュニケーション
→他SNS/ブログへの第一素材に

として使えます。


さいごに、実際のツイート

さいごに10枚目のまとめツイートを。


楽しく、日常的に外国語に触れる方法を、自分のために作ること。
その試みでした。

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