かみさまのいる畑
山梨県甲州市塩山(こうしゅうしえんざん)。山岳地の複合扇状地からなる甲州市は2023年7月に世界農業遺産に認定されるなど、特に果樹を中心とした農作物の生産がとても盛んな地域。ぶどうや桃、苺や柿など季節の果物は山梨県を代表する特産物でもあります。
甲州市は日本ワインの発祥の地とも言われ、日本代表の白ワイン品種のぶどう「甲州」は、その名前の通り地域の名前を博しています。
甲州市塩山は昭和29年に、塩山市として市政施工されており2005年に勝沼町、大和村との合併により甲州市が発足しました。
恵林寺、向嶽寺、差出磯大嶽山神社、甘草屋敷など寺社仏閣や歴史的建造物も豊富な地域です。
農楽人 岡部さん
2023年11月初旬、ひょんなご縁から地域の河川清掃に参加させていただきました。この河川清掃は「甲州環境市民会議」の活動の一環で、“いつも、自然とともに”をテーマに自然にやさしい暮らしにシフトする地域コミュニティー&ネットワークです。
拾い集めた宝の山の中でスマホを片手にしているのが岡部さん。
この日の作業前、一言の軽い自己紹介の言葉に岡部さんの口からでた「無農薬栽培」のワードにピンとアンテナが立ちました。
後日知人にご紹介いただき、ご本人と連絡先を交換し岡部さんの営む農園へお伺いさせていただくことに。
Nof okabe × 山梨とれたて農園
かつて市の職員だったと語るNof okabeさん。早期退職を機に、地元で野菜の栽培を志すことになったのだそうです。
なす、ネギ、じゃがいも、里芋、人参、大根、トマト、枝豆、落花生あらゆる野菜を農薬、肥料、耕運もせず自然の力での栽培を“実験中”なのだそう。
栽培した野菜は、地元のスーパーで販売。
とにかくここで採れた野菜を、一番近くの人たちに食べて欲しい。
例えば北海道で採れた玉ねぎを、時間と燃料を消費しながら遠方へ運んで食べるということは本当にいいことと言えるのか?
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