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アッチノメモ📝2021/09


夢を見たのですが
今更新してしまうと順番がおかしくなるので、
とりあえずのメモとして書いておきます。

2021年9月に見た夢。
(正確な日にちは忘れてしまいました)


どう始まったかも覚えていないのだけど、この時の夢は……

少し幅の広い真っ直ぐな道路に立っていた。
住宅街なのか、道路の両サイドには住宅が奥まで隙間なく建っていた。
空は濃いオレンジ色をしている。

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3.【夕暮れの六丁目】の近くかと思ったけど、見覚えのない場所だった。

前を見ると数メートル先に小さな女の子がいた。
6〜7歳ぐらいだろうか。
前回の夢に出てきた女の子より少し大きく見える。
女の子は地面に何か描いていた。
地面をよく見てみると、アタシがいる場所から女の子がいる辺りまで四角い枠のようなものが続いていた。

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ケンケンパ……?

ケンケンパという昔遊びがあるのは知っているけど、実際にやったことはないしルールもわからない。

顔を上げると、見える空が少し暗くなっていた。
アッチノ世界にいる時のアタシは、暗い場所、暗い時間帯に恐怖を感じてしまう。

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早くここから移動しなきゃ。

振り返ると後ろは行き止まり。
前に進むしかない。
地面にある枠を踏まないように端を歩こうとしたら、女の子が立ち上がった。

「ダメだよ。ちゃんとそこ通ってきて!」

小さく二つに結んだ髪を振り乱しながら、そんなことを叫んだ。
その時の女の子の表情がなんだか怖かった。

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従わないと怖い夢になりそうな気がして、アタシは最初の位置に戻った。
それが合図になってゲームが始まったのか、顔を上げた途端に空に浮き上がるように視点が高い場所に変わった。
同時に自分が分離するような不思議な感覚になって下を見ると、スタート地点に子供の姿になったアタシがいた。
プレイヤーなのか、連動している感覚もある。

枠を見てみると、エメラルド色の宝石みたいな物が浮いていた。

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多分、踏んでいい場所なんだと思った。
それがない場所には子供の字で『さる』と書いてある。

さる……?

どういう意味なのか考えようとした時、スタートを知らせるような甲高い音が鳴った。

アタシはエメラルドの宝石が浮いている所を選んで、慎重に踏んで行った。
思いのほか順調に進んでいって、あと数回でゴールだと思った。
その奥には女の子が立っている。

最後にあったエメラルドを踏んだ瞬間、目線が下へ戻った。
その場にいるアタシと、上から見ているアタシの二つの感覚があった。
そのまま何もないゴール地点に着地。

どうにかゴールできた!

そう思いながら前を見ると、女の子がお腹を抱えるほど笑い始めた。
呼吸を整えながらこちらを見たと思ったら……

「残念でしたぁ〜」

そう叫んでアタシの足元を指さした。
つられるように下を見ると、ゴールだと思って着地した枠は三分割されていて、両サイドの枠に『ごーる』の文字。
足を上げると、靴の下に『さる』の文字があった。

「はい、さる〜!」

笑いながら女の子がアタシを指さした瞬間、自分の姿がポンッと黄色いサルの姿に変わった。
その姿は完全に ‭5.【黄色いサル】の夢に出てきたサルだった。‬

‭あの時の黄色いサルは人間だったの?‬

そんなことを考えていたら、いつの間にかスタート地点に立っていた。
思わず自分の手を見ると、人間の手に戻っている。

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ちゃんとゴールしないと、あの黄色いサルになってしまう。
それは絶対に嫌だ。

そう思いながら、今度は時間をかけて枠を踏んでいった。
最後の部分もきっちり見て、『ごーる』の枠を踏んだ瞬間、枠の外へ逃れるように道路脇でへたり込んでしまった。

女の子はどんな顔をしているのか。
見上げるのが怖い。
そう思った時だった。

「おじさん、ちゃんと通らないとダメッ!」

そんな声が聞こえて顔を上げると、枠の中に男の人が立っていた。
犬のお散歩ついでにウォーキングでもしていたのか、首にタオルを巻いて上下セットのスウェットを着ている。手に持ったリードの先には茶色っぽい犬が繋がれていて、枠の外側でお行儀良く座っていた。

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男の人の顔を見ると思いっきり目が合った。

「さっきアタシがやっていたこと、見てました?」

そう男の人に聞くと、ゆっくりと頷いた。

男の人はゴールとは反対方向を向いていた。
それだけじゃなくて、ゴールの枠まで少し離れた場所に立っていた。

「振り向きながらジャンプするしか……」

そうアタシが言うと、男の人は首だけを動かして後ろをチラッと見た。
ため息をついて少し屈んだと思ったら、唸り声のような短い声をあげた。
同時に後ろへクルッと回転しながらジャンプした。
驚きつつ足元を見ると、ギリギリゴールの枠内。

「なんだー。つまんない」

女の子が残念そうな仕草をしたと思ったら……
「おじさん、また明日ね!」と言ってニンマリ笑った。

その言葉を聞いた途端、男の人がガバッと顔を上げてアタシの方を見た。

「えっ、また明日? 終わりじゃ?」

男の人も怖いのか、女の子の方を見ない。

「多分、この枠がある限り終わらないんだと思います」

そうアタシが答えると

「嘘でしょ。私の家、ここなんだけど……」

男の人がすぐ近くの家を指差した瞬間に目が覚めた。

 ‭5.【黄色いサル】の夢にいたたくさんのサル達は、女の子とのゲームに勝てなかった人間だったのかな。‬

‭なんて考えた夢でした。‬







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