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循環するもの

Youtubeに頂いたコメントを読んで、久しぶりに大泣きしました。
「こういうことをいうのは、宇宙子さんの美学に反するかもしれませんが、貴重な時間の中で作り出される動画にはとんでもない愛が込められているなということ、改めて感じました。その深さをどれだけのひとが受け取っているのかわからないのですが、与えて、与えて、見返りを求めない、無条件の愛だなと感じ、それだけで本当にありがたいです。当たり前じゃないと感じました。

自分の内側を表現すること、それを自分が客観的に見ることが出来ること、他者の様々な視点を知ること、ひとはみんなそれぞれ自己表現をしたいと望んでいて、また個性を認め合うことができることを垣間見ることができました。

小さな空間が社会に投げかけているメッセージの深さはとても書ききれませんが、本当に大切なメッセージが散りばめられているなと思いました。ありがとうございました。」

このコメントを頂いたのは、こちらの動画。

私はこの数年、誰に頼まれた訳でも無いのに、
母が死んでも、大好きな祖父が死んでも、一銭にもならないYoutubeに、自分の多大な時間を削り、お金を削り、動画を作り続けました。

自分の多大な時間を削り、と言うのは、
仕事で収入を得る時間も削ってと言う意味です。

お金を稼ぐ事、起業ビジネスをする人たちを「スピリチュアル」と呼ぶ日本で、よく分からない高額の講座やセミナーで、豊かさをはき違えた人たちが量産され続ける中、

みんなが家族や恋人と楽しい時間を過ごす中、

自分の生活を犠牲にして、自分のお金を犠牲にして、自分の睡眠時間を犠牲にして、それでも、社会やひとりひとりが考えるきっかけになればと、孤高に身を投じ、何とか続けてきました。

それだけの想いと、そう突き動かされるだけの、社会からの偏見や差別を、身を持って経験してきたので、

受けた痛みの分だけ、絶対に社会を良い方向に変えていくんだ。と、行動で示してきました。

このコメントを読んで、泣いてしまったのは、

私が突き動かされて形にしてきた事は、自分にそれをやり続ける意志の強さと精神力とパワーがあったから、たまたま続けてこれた事であって、

本当に「当たり前じゃ無い」事だと、自分が一番痛感しているからです。

ここまで自分を与えても、タダで情報を欲しがるインスタグラムの方達にとっては、初めだけ。あとは、また言ってるよくらいに反応もしない。

大切な言葉を、ただで与え続けるのが虚しくなり、ほんの300円、500円の有料ブログにした途端、いいねもつかなくなる。

自分の承認のために近寄って来た人たちは、メディアや雑誌に出ていない私には価値がないと言わんばかりに、無反応。(もういっそ、気持ち良いよ。笑)

自分が、消耗されていくような感覚。

それでも与えて、与えて、与えて。

仕事もせず(笑)企画に、被写体をしながらの撮影、ディレクション、編集と、本当に自作自演お疲れ様で、どれだけ世間に削られても与え続けられるパワーを持ち続けられるよう、努めてきました。

だから、動画の「パラレル宇宙子」の裏にいる
この「当たり前じゃない」事をやってる自分を、見てくれてる人が、
修羅の道を歩み続けた自分の意図を、ちゃんと受け取ってくれる人が、
1人でもいるんだと思えたら、涙が溢れてきました。

この方には、ちゃんと届いたんだなって。
受け取ってくれたんだなって。

時間を割いて私の作品を視聴してくださった感謝の気持ちと、私の想いを受け取って貰えた心と心が繋がるような喜びと。

頑張ってきた自分が報われて行くような、
母が死んでも、大好きな祖父が死んでも孤高の修羅の道を貫き、突き進んできたこの数年間に、一筋の光が差し込んだようで

色々込み上げてくるものがありました。

与え続ける私にも、与えてくれる方はいるのだと。
本当に、ちゃんと見てくれてる人はいるのだなと。

たった一人でも受け取ってくれる人がいるのなら、
たった一人でも、届けたい心のその奥に、この声が届いたのなら、
私は、まだまだ頑張れる。そんな、力を与えて頂けた素敵なコメント。

与え、与えられ、循環するものがあるとするなら、
それはきっとお金じゃない。そんなものじゃ、私の魂が震え、感動し、涙する事は無い。

心の奥にスーッと沁み込んでくるもの。
それはきっと、愛なんだろうね。

本当に、ありがとうございました。

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