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読んだ本(100冊!)2023

 やった〜〜〜〜!!!100冊読了したぞ〜〜〜〜!!

 やりたいことリスト100のうちのたった1項目でしたが、一番大変な項目でした。本当に読み切れるとは思わなかったです。感慨深い!
 最初は順調だったんですよ。1月から3月まで12、3冊読めてたから楽勝だと思ってた。ヤクルトの調子が落ち始めた夏頃からわたしのペースもガタ落ちとなり、本気を出したのが秋頃からかな。バスケを観に行くのに電車に乗る時間が増えたのも勝因かもしれません。イラストエッセイや写真が多い実用書?も入れましたが、漫画はカウントしてません。とにかく100冊読めてよかった〜!

 せっかくなので読んだ本を挙げます!100冊ドン!!
(※身バレしそうな本はいくつか伏せさせていただいております)
(※死ぬほど好きだったものは太字、いわゆるビジネス書には○、いわゆる哲学書には●、新書は⬜︎、イラストエッセイは△を先頭につけています。残りは小説・エッセイ・実用書です)

  1. 傲慢と善良 - 辻村深月

  2. 三千円の使いかた - 原田ひ香

  3. 平場の月 - 朝倉かすみ

  4. 羊と鋼の森 - 宮下奈都

  5. 太陽のパスタ、豆のスープ - 宮下奈都

  6. 私の家では何も起こらない - 恩田陸

  7. 何もかも憂鬱な夜に - 中村文則

  8. (とある人に勧められたミステリー小説)

  9. かがみの孤城 上 - 辻村深月

  10. かがみの孤城 下 - 辻村深月

  11. ● 自由からの逃走 - エーリッヒ・フロム

  12. ○ (とある人に勧められたビジネス書)

  13. イン・ザ・プール - 奥田英朗

  14. 麦本三歩の好きなもの 1 - 住野よる

  15. 麦本三歩の好きなもの 2 - 住野よる

  16. セロトニン - ミシェル・ウェルベック

  17. 自閉症は津軽弁を話さない - 松本敏治

  18. ○ すべては「好き嫌い」から始まる - 楠木建

  19. ねたあとに - 長嶋有

  20. もう産まれたくない - 長嶋有

  21. むらさきのスカートの女 - 今村夏子

  22. 地球星人 - 村田沙耶香

  23. タンノイのエジンバラ - 長嶋有

  24. 土の中の子供 - 中村文則

  25. ○ パーセプション - 本田哲也

  26. ⬜︎ ファスト教養 - レジー

  27. スーツケースの半分は - 近藤史恵

  28. ● 愛するということ - エーリッヒ・フロム

  29. △ わたしの1ヶ月ごほうび - おづまりこ

  30. △ おひとりさま20万円生活 - おづまりこ

  31. △ わたしの日曜日 - 杉浦さやか

  32. 猛スピードで母は - 長嶋有

  33. 用事のない旅 - 森まゆみ

  34. 浮遊霊ブラジル - 津村記久子

  35. △ ニュー東京ホリデイ - 杉浦さやか

  36. 表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬 - 若林正恭

  37. ナナメの夕暮れ - 若林正恭

  38. 自転しながら公転する - 山本文緒

  39. 安全な妄想 - 長嶋有

  40. 愛のようだ - 長嶋有

  41. 三の隣は五号室 - 長嶋有

  42. やりたいことは二度寝だけ - 津村記久子

  43. フルタイムライフ - 柴崎友香

  44. 死にがいを求めて生きているの - 朝井リョウ

  45. 浮世の画家 - カズオ・イシグロ

  46. アウトプット大全 - 樺沢紫苑

  47. 40代のうちにやっておきたいこと - 本田健

  48. ⬜︎ エリートと教養 - 村上陽一郎

  49. この世にたやすい仕事はない - 津村記久子

  50. 泣かない女はいない - 長嶋有

  51. 週末朝活 - 池田千恵

  52. 人間 - 又吉直樹

  53. 47都道府県女一人で行ってみた - 益田ミリ

  54. 心がほどける小さな旅 - 益田ミリ

  55. △ 乙女東京案内 - 甲斐みのり

  56. 本物の読書家 - 乗代雄介

  57. 君は永遠にそいつらより若い - 津村記久子

  58. 贅沢貧乏のお洒落帖 - 森茉莉

  59. 東京タワー - 江國香織

  60. 上京十年 - 益田ミリ

  61. これからの暮らし計画 - 柳沢小実

  62. それは誠 - 乗代雄介

  63. ○ 他者と働く - 宇田川元一

  64. こんがり、パン - 津村記久子、穂村弘 ほか

  65. △ 今日のおやつは何にしよう? - 益田ミリ

  66. ○ (とあるビジネス書)

  67. 物語のなかとそと - 江國香織

  68. ぼくは勉強ができない - 山田詠美

  69. まともな家の子供はいない - 津村記久子

  70. 自閉症の脳を読み解く - テンプル・グランディン

  71. ルーティーンズ - 長嶋有

  72. まぬけなこよみ - 津村記久子

  73. あなたの燃える左手で - 朝比奈秋

  74. 真昼なのに昏い部屋 - 江國香織

  75. ぐっとくる題名 - ブルボン小林

  76. とにかく家に帰ります - 津村記久子

  77. 一度だけ - 益田ミリ

  78. サキの忘れ物 - 津村記久子

  79. (noteで合わなかったと書いたエッセイ集)

  80. これでもいいのだ - ジェーン・スー

  81. 幸せを感じる100のこと - リサ・スウェーリング 、ラルフ・レザー

  82. 休む技術 - 西多 昌規

  83. タイニーストーリーズ - 山田詠美

  84. 俳句は入門できる - 長嶋有

  85. 夜想曲集 - カズオ・イシグロ

  86. モテの壁 - カレー沢薫

  87. これからお祈りにいきます - 津村記久子

  88. 未来を作る言葉 - ドミニク・チェン

  89. 残像に口紅を - 筒井康隆

  90. 人間失格 - 太宰治

  91. はじめての短歌 - 穂村弘

  92. 今はじめる人のための短歌入門 - 岡井隆

  93. 間宮兄弟 - 江國香織

  94. このあたりの人たち - 川上弘美

  95. やわらかなレタス - 江國香織

  96. ⬜︎ しびれる短歌 - 穂村弘、東直子

  97. 乱読のセレンディピティ - 外山滋比古

  98. 食っちゃ寝て書いて - 小野寺史宜

  99. ちょっとそこまで旅してみよう - 益田ミリ

  100. ⬜︎ 希望の作り方 - 玄田有史


 振り返ってみての感想も書いてみます。

  • 100冊中、特に好きだったもの(太字)は20冊。2割あるのは上等!結構好きだったものを入れたら3、4割くらいかな。

  • 多く読んだのは大好きな長嶋有さん、今年ハマった津村記久子さん、そして今年初めて読んでかなり好きになった益田ミリさん。

  • 来年読みたいのは村上龍、山田詠美の高校時代によく読んでた人たち。あとは食わず嫌い?読まず嫌い?の村上春樹かな……笑

  • 哲学書はエーリッヒ・フロムしか読めなかった。来年は頭を使う読書をもっとしたい。

  • ビジネス書も開拓したい。内田和成さんを再読したい気もする。来年は再読の年にしようかなあ。

  • 短歌とか俳句とかやってみたいなあと憧れをもっていろいろ読んだけど、多分わたしには向いていない。あと、詩歌をやる男は危険だという感想をnoteに書きたかったけど書けなかった。笑


 100冊目である最後の一冊、かなり悩んだんですよ。来年につながる一冊がいいなと思っていて、となると小説ではないかなと。楠木建さんとか内田和成さんのビジネス系で行くか、哲学書で行くか。
 哲学にしようと思って一冊選び、レジに持っていく途中でこちらが目に入りました。

 希望。来年に向けて一番ほしいやつ。パラパラめくったら、仕事にもつながる内容。即決でした。

 精神科医をしていて、治療が難しいと感じる患者さんって希望のない人たちだよなあ。そんなことを考えながら読みました。年末年始だし、自分が抱く希望についても腰を据えて考えてみたいです。

 文中にセレンディピティというワードがでてきたり、村上龍が出てきたり、その度にニヤリとしてしまいました。ちょっと社会主義的な雰囲気のある御本なのだけども、やっぱり村上龍が出てきたから笑いました。ほんと赤なんだよなあ、あの人。
 実家にあるはずの「希望の国のエキソダス」、久々に読みたいな。探し出して持って帰ろう。


 自分のことをもう読めない人間なんだと思ってました。読書熱がピークだったのは多分小学生から中学生の頃で、大学に入ってからは全然読まなくなってしまったことがコンプレックスだった。社会人になっても読めてない自分は読書を趣味と名乗れないと思ってました。でもそんなことなかった。読もうと思えば読める、それがわかってよかったです。これからも読もうとすればいいだけだもんね。
 来年もたくさん読もう。読むと決めて、読みます!


 100冊読めたことだし、せっかくなのでベスト本を決めようかな。わたしが今年読んだものなので、今年発行のもの縛りでは全然ないです。

ベスト小説:「何もかも憂鬱な夜に」(中村文則)
迷った!めっちゃ迷ったけど、日々必死で精神科医をやっているわたしが救われたと感じたこちらで。小説を読み終わってこれほどまでに浄化されたような気持ちになったのは初めてでした。
次点は「平場の月」(朝倉かすみ)(映画化されるのね!?どうなんだろ……)、「自転しながら公転する」(山本文緒)、「傲慢と善良」(辻村深月)、「ねたあとに」「愛のようだ」(長嶋有)あたりかな……「傲慢と善良」は死ぬほど好きには挙げなかったけど、めちゃくちゃ面白かったしものすごく売れてるのも大納得だし、この一冊のおかげで「今年は読める気がする!」となったので感謝してます。

ベスト短編集:「浮遊霊ブラジル」(津村記久子)
どちらかというと長編小説の方が好きなわたしが短編に目覚めた一冊。電車の中で笑っちゃった。今年は津村さんをたくさん読もうと思ったきっかけでもある。たくさん読めて最高だったし、この本に出会えてよかった〜!

ベスト新書:ファスト教養(レジー)
誰もが生き急ぐ現代で教養を求める人たち。若者たちのタイパ主義を理解するのにも役立ちました。とにかく面白かった!
しばらくの間わたしも教養ブームになって48冊目に「教養とエリート」を読んだけど、著者の自慢大会でしかなくてマジで辟易しながら読了しました。笑

ベスト旅行記:表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬(若林正恭)
益田ミリさんの旅行記も大好きなんだけど、一番感動したこちらを。オードリー若林さんの繊細さをテレビで垣間見ているからこその感動でした。まさか旅行記で感動できるなんて。出会わせてくれた「ファスト教養」に感謝。

ベスト激ヤバ本:地球星人(村田沙耶香)
小説を読んでガチな吐き気を催したのは初めて。読んで後悔しましたが、そのことを後悔はしていません!


 来年もいい読書がたくさんできますように〜!
 来年はもっと幅広く読むぞ!!!


#今年のベスト本

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