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なぜか惹かれる「食養生」

こんにちは、スペイン産オリーブオイルのインポーター加藤です。
習慣づくりは3日、1週間、3週間と、少しずつ伸ばしていくといい。
毎日note更新も、あと少しで4週間を超えられます。
「このまま続くと、夏くらいにはどんな感じだろう」とワクワクして来ました。


食養生って?

「食養生(ショクヨウジョウ)」とは、栄養学的立場から、疾病の予防・治療をはかること。食養。食事療法。
「養生(ヨウジョウ)」とは、生活に留意して健康の増進を図ること。摂生せっせい。

コトバンク

と、あるように、健康に関することばです。
なぜかわたしは「食養生」と聞くと、反応してしまいます。
食事をいただいて、さらになにか体に良いことを得られる気がするから。
と言いつつ、わたしにとって食事は「自分が心からおいしいと思える」ことがベスト。食べることに喜びがあるので、おいしいだけで嬉しくなります。
とはいえ、同時に副産物のように体に良い働きがあると知ると、さらに嬉々たる思いが溢れるのもまた本音です。


イタリアに2000年以上前からあった食養生「サレルノ養生訓」

イタリア南部のサレルノにアラビア医学を取り入れた医学学校「サレルノ医学校」が誕生します。
「食と医術は同じである」と、考えた古代ギリシャの医師ヒポクラテスの考え方を受け継ぎ、食が治療の柱となっていたそうです。

 サレルノ医学校の患者のひとりに、戦いで傷を負ったイングランド王子がいました。命をとりとめた王子が国にもどるとき、医師たちが養生法を解いたのが「サレルノ養生訓」です。
 それは、覚えやすいようにと詩のかたちで書かれた、日常生活や食についての医師たちのアドバイスでした。健康維持・病気予防のための指針が、西洋で初めて書き物としてまとめられたのです。医師たちは、アラブ人、ローマ人、ユダヤ人、ギリシャ人から成る、いまでいう’国際医療チーム”でした。

「イタリア薬膳ごはん」著者 中村浩子 新田玲子

この本を読んで、食と医術を同等にみる考え方があったことを知り、とても嬉しくなりました。
著者の中村浩子さんは、イタリア食文化の専門家。
その中村さんの見地で書かれた「地中海式食事」についても興味深いものがありました。


スペインの食養生を探している


「サレルノ養生訓」を知ると、やっぱりスペイン版の養生訓を知りたくなります。そもそもスペインの養生というか、そういうものを探していて、去年知ったのが、「サレルノ養生訓」なのです。
「イタリア薬膳ごはん」というタイトルで、イタリアの食文化と薬膳を合わせた新しいもの?もしくはイタリアにも薬膳のようなものがあったの?と、思いながら、この本を手にしました。
スペインでも食養生のような考え方が多く存在しているのはわかっているのです。
長寿国としてスペインが挙げられるから。
しかもスペインは州ごとに存在感があって、各地にわたって食の知恵が多岐に渡っているし。
あなたもスペイン版、知りたくなりませんか?笑
大昔のスペインで、それを取りまとめて書物として残してくれたものがあったら読みたいのですよ。
発表されてないだけで、どこかにないかなと、探している、というわけです。 
どうしてもみつからなかったら、わたしが取材して執筆しちゃおうかな。(←それ読みたいひとどこにいるの?しかも、現状、どこにそんな時間つくれるの?!と、心の声が 苦笑)



食養生っぽい食べものだと思ったのが、先日いただいたスロバキアのお土産。
はちみつの甘さが加わったアーモンドの食感と風味が印象的。
おもわず「生のラルゲタアーモンドをスペイン産はちみつにつけたもの」だったらどんなだろうと、
想像が膨らむほど。


「健康なまま、おいしいものをできるだけ長く味わいたい」という欲求。


食いしん坊すぎるから、味わうことに飽きない。
生まれたときからアトピーをメインにアレルギーのフルコースを体験してきているせいか、健康(とくに肌がキレイ)ということに興味が尽きない。
そんなわたしが、スペイン産オリーブオイルのインポーターを13年やっている。
だから、スペイン産オイルや、オリーブオイルのあるライフスタイル、スペインの食文化、健康情報にアンテナが立ちすぎていることは否めませんね。
仕事をするだけで、誰よりも、最新情報から歴史的なことまで知ってしまう。
その背景となるスペインの文化や、知恵、ライフスタイルの「いま」を知ると、どうしてそうなんだろう、どういうきっかけでそれが生まれたのだろうと、好奇心が止まらないのです。
起源まで知りたくなってしまうんですよね。
で、知ると、頼まれもしないのに「伝えたくなる性分」が発動する。
だって自分だけ知ってるより、それを知りたかったという人たちと、分かち合いたくなるから。
「これってすごいよねー!!!だからこうなったんだねー!!!」って、楽しすぎますよね。そういうの。
その根っこにあるのは「アレルギーをもちでも健康なまま、おいしいものを食べたい」っていう、ただの食欲なのかもしれません。笑

トップの画像は、キタアカリのニョッキ。ゴルゴンゾーラチーズのソースに、キャラメリゼした金柑と共に。(シェフが金柑をのせ忘れたので、金柑は写っていません。)キャラメリゼした胡桃の食感もあって、今月食べたパスタでナンバーワンの味わいでした!


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新年が明けて、もうすぐ1ヶ月。
今年から、楽しい学びをはじめてみませんか。

noteのお題にも登場した  #今年学びたいこと にもピッタリですね!

「学び」という枠をはみ出すくらい、広くて深い、スペイン産オリーブオイルの世界。

体験で知る学びは、一生モノです。
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そんなときに、スペインワインと食大学を選んでいただけたらこんなに嬉しことはありません。
すでにお申し込みをいただいております。
ぜひ奮ってご参加ください!

私も当日、取材・撮影で現場におります。
会場でお会いしましょう。


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