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人生を愉しむために#8 スーツ(仕事着)

アラ還のファッション観

アラ還になって変化してきたことの一つにファッションへの関心があります。
現役としての残り時間が少なくなってくることと併せて、体形の緩やかな変化が服装への関心を低下させる方向に作用し、若かりし頃のようなファッションを愉しむ感覚が衰えてしまいがちです。
私自身はファッションは好きな方で、メンズの雑誌や機会があればショップ巡りもしたいのですが、最近、ファストファッションに押されてシニア男性向けの店舗が激減していて、選ぶ楽しみすら失ってしまったような、購買層から排除されている虚しさの中ですっかり行き場を失ってしまいました。

スーツは買い?

とりわけ、仕事着については、ビジネスカジュアルが巷で広がってきたこともあって、スーツやネクタイなどガチな仕事着を着まわす時間が以前に比べてかなり少なくなってきており、アイテムとして備えておく必要性も低下しているように思います。
特にスーツは買い時の判断が難しくなってしまいました。
既成品でも若干の体形の補正をすれば着られていたころはまだよかったのですが、アラ還ともなれば数を揃えておくだけの購買動機はなく、かといってオーダーとなると躊躇してしまう踏ん切りの悪さが、オヤジ感丸出し状態になっています。

アラ還こそ服装へ気遣いが大事

シニアの男性には世知辛い世の中ですが、このことを受け入れてしまっては、オヤジ化が加速するだけです。
アラ還オヤジこそ、清潔感のある印象を持たれるように振舞うことは重要ですし、服装への気遣いが大事だと思います。
周りが、諦め感のあるオヤジだらけであればこそ、少しの気遣いで差別化も可能になるかも知れません。

アラ還だからできることを愉しむ

スーツなどの仕事着も引退した時のことを考えていては購買意欲も湧かず、ファッションとして愉しむこともできませんが、それはとても勿体ないことだと思います。
残り少ない現役だからこそ、未練のないように、必要なものは吟味して購入すれば気分も上がり、充実感も味わえるはずです。
「若い時にはできなかったことをやる」気持ちでオーダースーツにもチャレンジすることは、自分の体形も見てくれも知り得たアラ還だからこそ味わえる愉しみなのかもしれません。
それに、カジュアルな普段着よりも仕事着の方がハードルは低く、年相応に無難に選べると思います。
もう少し「仕事着」を愉しんでみてはいかがですか。


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